九星気学の早見表で自分の本命星を出したら「六白金星」と表示された。ではその六白金星は、どんな性格の星として語られているのか。そこを確かめにこの記事へ来た方が多いはずです。
この記事では、六白金星の性格として並べられる言葉が八卦の「乾(けん)」という象意から翻訳されたものであるという道筋で説明します。当てはまらないと感じたときの考え方まで含めて、編集部が九星気学の解説を横断して確認した範囲で整理しました。


【一言でいうと】六白金星は、八卦の「乾」=天・北西・金の気に結びつけられる星として語られる

六白金星は、九星のうち五行の「金」・方位の西北(北西)・八卦の「乾」に配当される星とされています。性格として語られる言葉は、この配当から人物像へ翻訳されたものです。
九星は、縦横斜めの和が15になる魔方陣(後天定位盤)に五行・十干十二支・八卦を割り当てて作られたと説明されます。六白金星の欄に入っているのが、金・西北・乾という組み合わせです。
ですから「リーダー気質」「頑固」「完璧主義」といった定番の形容は、六白金星という人の観察記録ではありません。乾という卦が背負っている意味を、人の性格の言葉に置き換えたものとして読むのが実情に近い読み方です。
この記事の要点
- 六白金星に配当されるのは、五行の金・方位の西北・八卦の乾とされる
- 語られる性格は、その配当を人物像に翻訳したものとして読むと筋が通る
- 本命星は1月1日ではなく立春で切り替わるので、まず自分の星を確かめる
まず確認|六白金星に当てはまる生まれ年と、立春で年が変わること

性格の話に入る前に、自分が本当に六白金星なのかを確かめてください。九星気学の1年は1月1日ではなく立春から始まるため、年明けから節分までに生まれた方は前年の星になります。
六白金星に当てはまる生まれ年
本命星は9年でひと回りします。1949年・1958年・1967年・1976年・1985年・1994年・2003年・2012年・2021年が六白金星にあたる年です。
ただしこれは立春を基準にした表記です。1月1日から立春の前日までに生まれた方は、表記上ひとつ前の年(1948年・1957年・1966年・1975年・1984年・1993年・2002年・2011年・2020年)の欄で数えることになります。
九星気学の1年は立春から始まる
年の九星は立春をもって切り替わり、立春の前日である節分までは前年の九星として扱われる、と説明されています。暦の上での年替わりと、カレンダーの年替わりが1か月ほどずれているわけです。
そのため2月生まれの方は、生まれた年の立春が何日だったかまで確認しないと星が確定しません。誕生日が1月から2月上旬にある方は、この一手間で結果が変わることがあります。
本命星の出し方
本命星は、生まれ年の4桁を1桁になるまで足し、その数を11から引いて求めるという計算法で説明されます。1985年なら1+9+8+5=23、2+3=5、11-5=6となり六白金星です。
算出の手順と早見表は別の記事にまとめてあります。生まれた年から自分の星を出すところでつまずいたときは、そちらをご覧ください。
自分の星が違ったときの読み替え
計算の結果が六白金星以外だった場合、この記事の内容はそのまま当てはまりません。九星は9つあり、それぞれ別の卦と五行が配当されています。
同じ金の気にあたる七赤金星や、隣の欄にある八白土星については、別の記事で解説しています。自分の星の記事から読み直してください。
六白金星の性格が「天」の象意から語られる理由
ここがこの記事の中心です。六白金星の性格として並ぶ言葉は、八卦の乾に割り当てられた意味をたどると、なぜその言葉が選ばれているのかが見えてきます。

乾は天・父・硬い金属として説明される
八卦の乾は、自然でいえば「天」、家族でいえば「父」、性情でいえば「健(すこやか・たくましい)」に配当されると説明されます。読みは「いぬい」で、後天の方位では北西にあたります。
この3つが並んでいることが、そのまま六白金星の語られ方を決めています。天・父・健という組み合わせから引き出せる人物像は、かなり限られているからです。
「上に立つ」「筋を通す」という語られ方はこの象意の翻訳
天は何かの下にはなりません。父は家の中で決める側に置かれます。健は途中でへたらないことを指します。ここから「上に立つ」「決める」「やり切る」という語彙が出てきます。
逆にいえば、六白金星の解説に「甘え上手」「流されやすい」といった言葉がほとんど出てこないのは、乾の象意にその要素が入っていないためです。性格の観察結果ではなく、翻訳元の語彙の問題として理解できます。
五行では金の気にあたるとされる
六白金星は五行の金に配当されます。金は加工された金属、刃物、硬さといった連想で説明されることが多く、これが「シャープ」「妥協しない」「冷たく見える」といった形容に翻訳されます。
同じ金の気には七赤金星もありますが、こちらは八卦の兌(沢)に配当され、語られ方が変わります。同じ五行でも卦が違えば人物像の言葉も変わる、という点は押さえておくと混乱しません。
象意はあくまで説明の枠組みで、性格の判定ではない
ここまでの対応は、九星が魔方陣に五行・八卦を割り当てて作られたという成り立ちに基づく説明です。乾に配当されたから実際にそういう性格になる、という因果を述べているわけではありません。
この記事でも「六白金星の人は頑固だ」という書き方はしません。あくまで「そう語られることが多い」という言い方にとどめます。
六白金星の性格として語られる特徴

ここからは、九星気学の解説で六白金星の性格としてよく挙げられる特徴を並べます。どれも「そう語られる」という形で読んでください。同じ資質が長所にも短所にも書かれるのが、この分類の特徴です。
筋を通したい気持ちが強いと語られる
約束や順序、道理といったものを大切にすると説明されることが多い星です。乾の「天」「父」という象意から引かれた語られ方だと考えると分かりやすくなります。
これは裏を返すと、筋の通らない進め方を見たときに黙っていられない、という記述にもつながります。同じ性質を良い面から書くか困る面から書くかの違いです。
決めたことを最後までやり切ると語られる
乾の性情である「健」は、途中で力尽きないことを指すと説明されます。ここから「粘る」「投げ出さない」という語られ方が出てきます。
解説によっては「責任感が強い」「任されると断らない」といった書き方になります。いずれも同じ象意からの翻訳です。
人に頼るのが苦手だと語られる
天は支えられる側ではなく覆う側、父は頼られる側に置かれます。この位置取りから「自分で抱える」「弱音を出しにくい」という記述が生まれます。
相談の場面でこの記述が当てはまると感じる方は少なくありません。ただしこれも、乾という卦の立ち位置を人に置き換えた表現です。
完璧主義がプライドの高さと受け取られることがある
基準を下げないという性質は、書き手によって「妥協しない」とも「プライドが高い」とも表現されます。金の気の硬さが、そのまま人物評の硬さとして書かれる形です。
短所として書かれている記述を読むと落ち込むことがありますが、長所欄の記述と元は同じものだと知っておくと受け止めやすくなります。
率直さが融通のきかなさと映ることがある
思ったことをそのまま伝える性質は、状況によって歓迎もされ、煙たがられもします。九星気学の解説はその両方を並べて書くのが通例です。
読んでいて「悪く書かれている」と感じたときは、同じ段落の少し前か後ろに、同じ性質を良い面から書いた行があるかを探してみてください。
同じ資質が長所にも短所にも書かれる理由
九星気学は、9つの型に人を割り振る枠組みです。ひとつの型が背負う語彙が限られているため、同じ語彙を角度を変えて書き分けることになります。
したがって「長所と短所が矛盾している」と感じるのは読み方の誤りではありません。もともと1つの象意を、場面ごとに言い換えているだけです。
六白金星の女性・男性として語られやすい場面
六白金星の解説には、女性向け・男性向けに書き分けられたものがよくあります。ただし、そこで差として書かれている内容の多くは、性別そのものではなく置かれる役割の話です。

女性の六白金星として語られやすい場面
仕事では「任されるとやり切る」「後輩の面倒を見る立場になりやすい」といった書き方をされます。家庭では「家の中の決めごとを引き受ける」という記述が目立ちます。
友人関係では「相談される側に回りやすい」と説明されることがあります。いずれも、乾の「決める側・覆う側」という位置取りを女性の場面に当てはめた記述です。
男性の六白金星として語られやすい場面
仕事では「上に立つ」「独立志向」といった語が使われます。家庭では「一家の柱」という言い方が出てくることが多く、乾=父の象意がそのまま出た形です。
友人関係では「群れない」「面倒見はよいが甘えない」と書かれます。女性向けの記述と並べてみると、使われている元の語彙は同じだと分かります。
男女差として書かれていることの多くは役割の話である
女性向けの解説と男性向けの解説を並べると、違うのは登場する場面のほうで、性質そのものの記述はほぼ重なります。差が生まれているのは、書き手が想定した役割の違いです。
そのため、自分の生活と想定された役割が違えば、書かれている場面はそのまま当てはまりません。当てはまらないことを、性格が違うと読み替える必要はありません。
性別の記述が自分に合わないと感じたとき
「六白金星の女性は家庭を仕切る」と書かれていて、自分はそうではない。そういうときは、場面の設定だけを外して読み直してみてください。残るのは「決めごとを引き受けやすい」という性質の記述だけです。
そのうえで残った記述も当てはまらなければ、次の見出しで扱う「分類の粒度」の話になります。そう説明されることがある、という程度に受け取っておけば十分です。
六白金星の性格が当てはまらないと感じるときの考え方

ここまで読んで「半分も当たっていない」と感じた方へ。それは読み方の失敗ではなく、本命星という分類の粒度がもともと粗いことから来ています。
本命星は生まれ年だけで決まる9分の1の分類
本命星は生まれ年ひとつで決まります。同じ年に生まれた人は全員同じ星になるので、日本だけでも同じ星の人が1,000万人以上いる計算になります。
1,000万人に共通する性格の記述は、当然ながらかなり大づかみなものになります。半分ずれるのは、分け方の粗さから見れば自然なことです。
月命星という生まれ月から出す星もある
九星気学には、生まれ年から出す本命星のほかに、生まれ月から出す月命星という見方があります。本命星が六白金星でも月命星は別の星になることがあり、そこで印象が変わると説明されます。
本命星の記述がしっくりこないときに、月命星のほうが近いと感じる人がいるのはこのためです。ただし月命星も月単位の分類なので、粒度が細かくなるだけで性質は変わりません。
十二支との組み合わせで語られること
解説によっては、本命星に十二支を掛け合わせて語ることがあります。六白金星の辰年、丑年、戌年といった書き分けがそれにあたります。
組み合わせを増やせば分類は細かくなりますが、細かくすれば当たるという性質のものではありません。読んでいて腑に落ちる記述があれば拾い、そうでなければ置いていくくらいの距離感が現実的です。
当たっていない部分は当てはめなくてよい
九星気学は、自分を説明するための語彙を借りてくる道具として使うと役に立ちます。逆に、書かれている記述に自分を合わせにいくと窮屈になります。
当たっている部分だけを手がかりにして、当たっていない部分は保留にしておく。それで十分です。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
9分の1の分類では言い当てられない部分が残ったまま、自分のことなのに他人の言葉で決められた感じだけが残る——そういうときに、自分の話を聞いてもらいながら整理する方法もあります。電話占いヴェルニは、九星気学や東洋占術を扱う鑑定士も在籍するサービスです。
料金は1分180〜600円(税込)で20円刻みの22段階と公式に案内されており、通話料は会社負担で無料です。新規登録の特典もありますが、内容と条件は公式サイトでご確認ください(執筆時点)。
六白金星の性格についてよくある質問
※本記事の九星気学の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|六白金星の性格は、天の象意を人物像に置き換えた「語られ方」として読む
六白金星は、五行の金・方位の西北・八卦の乾に配当される星とされています。性格として並ぶ「上に立つ」「筋を通す」「頼るのが苦手」といった言葉は、天・父・健という象意を人物像へ翻訳したものです。
長所と短所が矛盾して見えるのは、ひとつの象意を角度を変えて書き分けているためでした。女性向け・男性向けの書き分けも、性質ではなく想定された役割の違いによるものです。
そして本命星は生まれ年だけで決まる9分の1の分類なので、当てはまらない部分が残るのは自然なことです。当たっている部分だけを手がかりにして、残りは保留にしておく読み方をおすすめします。