SNSで流れてきたリーディング投稿に、船や指輪や犬といった見慣れた絵柄が並んでいた。タロットとは雰囲気が違うけれど、あれは何のカードなのだろう。ルノルマンカードにたどり着く入り口は、たいていこの「絵柄が具体的で気になった」という感覚です。
この記事では、ルノルマンカードの成り立ちと36枚の意味を番号順の一覧表で整理しました。タロットとの違い、二枚以上を組み合わせて読む基本、そして最初にやってみる展開法まで、順を追って確認できます。


- 01【一言でいうと】ルノルマンカードとは?36枚の身近な絵柄から具体的な出来事を読むカード占い
- 02ルノルマンカードとタロットの違い|枚数・正逆・読み方を比較表で整理
- 03ルノルマンカード36枚の意味一覧|番号順のキーワード早見表
- 04ルノルマンカードの読み方|二枚以上を組み合わせて文章のように読む
- 05ルノルマンカードのスプレッド|一枚引き・三枚引き・ナインスプレッド・グランタブロー
- 06初心者のデッキの選び方と読めるようになるまでの練習法
- 07オラクルカードとの違い|似ているようで役割が異なる
- 08自分で読む場合と占い師に読んでもらう場合の違い
- 09ルノルマンカードのよくある質問
- 10まとめ|ルノルマンカードは具体的な状況を映すヒントとして使う
【一言でいうと】ルノルマンカードとは?36枚の身近な絵柄から具体的な出来事を読むカード占い

ルノルマンカードは、1組36枚で構成されるカード占いの道具です。船・家・犬・手紙といった日常的なモチーフが1枚ずつ描かれ、抽象的な象徴ではなく具体的な事柄を示すカードとして扱われます。
名称は、18〜19世紀のフランスで知られた占い師マドモアゼル・ルノルマンにちなむとされています。ただし本人が制作したという確かな記録はなく、没後に彼女の名を冠して広まったという説明が一般的です。
この記事の要点
- ルノルマンカードは36枚。番号と絵柄が固定されており、日常的なモチーフが並ぶ
- 正位置・逆位置を使わない読み方が主流で、2枚以上を組み合わせて文章のように読む
- 本記事のキーワードは代表的な解釈をまとめたもので、デッキや流派によって幅がある
ルノルマンカードとタロットの違い|枚数・正逆・読み方を比較表で整理

ルノルマンとタロットは、どちらもカードを引いて状況を読む点では共通しています。一方で枚数・正逆の有無・絵柄の抽象度・読みの単位という4点で、性格がはっきり分かれます。
もっとも大きな違いは「読みの単位」です。タロットが1枚で完結した意味を持つのに対し、ルノルマンは2枚以上をつないではじめて文章になる、という考え方をとります。
| 比べる観点 | ルノルマンカード | タロットカード |
|---|---|---|
| 枚数 | 36枚(番号と絵柄が固定) | 78枚(大アルカナ22枚+小アルカナ56枚) |
| 正逆の有無 | 使わない読み方が主流 | 正位置・逆位置を使う読み方が主流 |
| 絵柄の抽象度 | 具体的(船・家・手紙など日用の事物) | 象徴的(寓意画・元素・数の象徴) |
| 読みの単位 | 2枚以上の組み合わせで文章のように読む | 1枚で完結した意味を持つ |
| 得意な質問 | いつ・どこで・誰と、といった状況の輪郭 | 気持ちの動きや心理の背景 |
| 向く人 | 具体的な状況を言葉にしたい人 | 象徴を味わいながら読み解きたい人 |
枚数と構成の違い
ルノルマンは36枚がすべてで、大アルカナ・小アルカナのような階層がありません。番号1から36までが並列に扱われ、どのカードも同じ重みで読まれるのが基本です。
タロット側は78枚が2層に分かれ、層ごとに担当する領域が異なります。
正位置・逆位置の扱いの違い
ルノルマンでは、カードの上下の向きを読みに使わない流儀が主流とされています。絵柄が具体的なぶん、向きで意味を反転させる必要が薄いという説明がよくなされます。
ただし逆位置を採用する流派もあり、どちらかが正解というわけではありません。手持ちのデッキに付属する解説書の方針に合わせるのが無難です。
絵柄の具体性の違い
ルノルマンの絵柄は、鍵・魚・鎌のように、そのまま生活の場面を思い浮かべられるモチーフで構成されています。象徴の勉強をしなくても、絵から連想を広げやすいのが特徴です。
そのぶん、1枚だけでは情報量が少なくなります。組み合わせて読む前提の設計だと考えると、少なさが弱点ではないことが見えてきます。
向いている質問の違い
ルノルマンは「この先どういう場面が来そうか」という状況の輪郭を描くのに向くとされます。一方で心の細かい揺れを追うなら、タロットのほうが言葉を拾いやすいという整理が一般的です。
両方を持っている場合は、質問の性質で使い分ける人も少なくありません。どちらか一方に絞る必要はないと考えてよいでしょう。
ルノルマンカード36枚の意味一覧|番号順のキーワード早見表

36枚の番号と絵柄は、デッキが変わってもほぼ共通しています。ここでは基本の意味に加えて、明るい寄りか重い寄りかの傾向と、恋愛で読むときの例を並べました。
なお「重い寄り」と分類したカードも、悪い出来事の予告として読むものではありません。注意を向けたいテーマを示す札として受け取ってください。
番号1〜18のカードの意味
前半の18枚には、動きや知らせを表す札と、立ち止まりを表す札が混ざって並びます。まずはこの範囲だけを覚えるところから始める人が多いようです。
| 番号・カード名 | 基本の意味 | 明るい/重い | 恋愛での読み例 |
|---|---|---|---|
| 1 騎手 | 知らせ・訪れ・動き出し | 明るい寄り | 相手から連絡が入る場面 |
| 2 クローバー | 小さな幸運・巡り合わせ | 明るい寄り | 偶然の再会や短い好機 |
| 3 船 | 移動・遠方・旅立ち | 中立 | 距離のある関係・遠距離 |
| 4 家 | 家庭・安定・基盤 | 明るい寄り | 落ち着いた関係・同居 |
| 5 木 | 成長・健やかさ・時間 | 中立 | ゆっくり育つ関係 |
| 6 雲 | 迷い・見通しの悪さ | 重い寄り | 気持ちがはっきりしない時期 |
| 7 蛇 | 回り道・複雑さ・誘い | 重い寄り | 込み入った事情がある関係 |
| 8 棺 | 区切り・終わり・休止 | 重い寄り | いったん距離を置く場面 |
| 9 花束 | 贈り物・好意・喜び | 明るい寄り | 好意が形になって届く |
| 10 鎌 | 断ち切る・急な決定 | 重い寄り | 関係を整理する判断 |
| 11 鞭 | 繰り返し・言い合い | 重い寄り | 同じ話題でぶつかりやすい |
| 12 鳥 | 会話・うわさ・二人 | 中立 | よく話す関係・周囲の声 |
| 13 子供 | 始まり・素直さ・小ささ | 明るい寄り | 始まったばかりの関係 |
| 14 狐 | 用心・仕事・見極め | 中立 | 本音が見えにくい相手 |
| 15 熊 | 力・支え・目上の人 | 中立 | 頼れる相手・年上の存在 |
| 16 星 | 見通し・希望・広がり | 明るい寄り | 先の見通しが立つ時期 |
| 17 コウノトリ | 変化・移り変わり・訪れ | 明るい寄り | 関係の段階が変わる |
| 18 犬 | 信頼・友情・そばにいる | 明るい寄り | 安心できる間柄 |
番号19〜36のカードの意味
後半の18枚には、人物を表す札や、感情そのものを表す札が含まれます。組み合わせの中心になりやすい札が多く並ぶ範囲です。
| 番号・カード名 | 基本の意味 | 明るい/重い | 恋愛での読み例 |
|---|---|---|---|
| 19 塔 | 組織・孤高・距離 | 中立 | ひとりの時間を大切にする姿勢 |
| 20 庭園 | 集まり・社交・公の場 | 明るい寄り | 人が集まる場での出会い |
| 21 山 | 停滞・隔たり・課題 | 重い寄り | 進みにくい状況 |
| 22 岐路 | 選択・分かれ道・複数 | 中立 | 選ぶ場面が訪れる |
| 23 ネズミ | 消耗・目減り・不安 | 重い寄り | 気持ちがすり減っている状態 |
| 24 ハート | 愛情・好意・喜び | 明るい寄り | 気持ちが通う場面 |
| 25 指輪 | 約束・つながり・継続 | 明るい寄り | 関係が続いていくこと |
| 26 本 | 知識・秘密・学び | 中立 | まだ明かされていない事情 |
| 27 手紙 | 文書・メッセージ・記録 | 中立 | 言葉でのやりとり |
| 28 紳士 | 男性・相談相手本人 | 中立 | 相談における男性の当事者 |
| 29 女性 | 女性・相談相手本人 | 中立 | 相談における女性の当事者 |
| 30 ユリ | 成熟・落ち着き・品位 | 明るい寄り | 穏やかで成熟した関係 |
| 31 太陽 | 成功・活力・明るさ | 明るい寄り | 関係が前向きに進む |
| 32 月 | 感受性・評判・夜 | 中立 | 気持ちが揺れやすい時期 |
| 33 鍵 | 解決・鍵となる出来事 | 明るい寄り | 行き詰まりが動き出す |
| 34 魚 | 豊かさ・流れ・お金 | 明るい寄り | やりとりが活発になる |
| 35 錨 | 安定・定着・粘り強さ | 明るい寄り | 腰を据えた関係 |
| 36 十字架 | 負担・責任・受け止め | 重い寄り | 抱えているものがある状態 |
※上記は代表的な解釈を整理したもので、結果や的中を保証するものではありません。
よく話題になる絵柄の読み方
SNSでよく取り上げられるのは、コウノトリ・指輪・ネズミ・塔あたりの札です。いずれも印象が強く、単独で結論づけられがちなカードでもあります。
コウノトリは変化そのもの、指輪は継続するつながり、ネズミは目減り、塔は距離の取り方を示すと読まれることが多い札です。どれも隣のカードで意味が定まるため、1枚で断定しないでください。
ルノルマンカードの読み方|二枚以上を組み合わせて文章のように読む

ルノルマンの読み方の核は、主役になる札と、それを説明する札を分けることです。2枚並べたとき、前の札を名詞、後の札をそれを修飾する言葉のように扱う考え方が広く紹介されています。
組み合わせは掛け算ではなく文章づくりだと捉えると、迷いが減ります。単語をつないで一文にする作業だと思ってください。
主役のカードと修飾するカードの関係
2枚引きでは、1枚目を話題の中心、2枚目をその中心がどうなるかを説明する札として読みます。順番を入れ替えると意味も変わるため、並べた向きのまま読むのが基本です。
3枚以上に増える場合も、真ん中の札を中心に置いて左右から説明を足す方法がよく使われます。中心を決めないまま並べると、文章がまとまらなくなります。
組み合わせの読み例
実際にどう文章になるのか、代表的な組み合わせを並べました。あくまで一般的な解釈の例で、質問の内容によって言葉は変わります。
| 組み合わせ | 読み下しの例 | 受け取り方 |
|---|---|---|
| 騎手+手紙 | 知らせが文書やメッセージで届く | 連絡の手段に注目する |
| 指輪+雲 | 約束の行方がはっきりしない | 条件を確認したい場面 |
| ハート+船 | 好意が距離を越えて動く | 離れていても関わりが続く |
| 家+鍵 | 生活の基盤に関する解決 | 住まいや家族の話題 |
| 狐+本 | まだ明かされていない事情がある | 情報を集めてから動く |
| 太陽+錨 | 良い流れが定着していく | 続ける価値がある取り組み |
自分と相手を表すカードの使い方
28番の紳士と29番の女性は、相談者本人や相手を示す札として扱われます。展開の中でこの2枚がどれだけ離れているかを、関係の距離感として読む方法が知られています。
ただし性別と札を機械的に結びつける必要はありません。誰を主役に置くかを先に決めておけば、読みは十分に成立します。
ルノルマンカードのスプレッド|一枚引き・三枚引き・ナインスプレッド・グランタブロー

ルノルマンの展開法は、枚数によって答えられる質問の粒度が変わります。枚数が増えるほど文章は長くなると考えると、選びやすくなります。
最初から36枚すべてを並べる必要はありません。2枚から3枚の範囲で慣れてから、枚数を増やしていく順序が現実的です。
一枚引きと三枚引きの使い分け
一枚引きは、今日の空気感や短い問いに向く引き方です。ただしルノルマンは組み合わせが前提のため、1枚では言葉が足りないと感じる場面もあります。
三枚引きは、状況・経過・落としどころのように3語で一文をつくる展開です。日常の相談の多くは、この枚数で扱えるとされています。
ナインスプレッドの読み方
ナインスプレッドは9枚を3×3に並べる展開法です。中央の札をテーマの核として置き、周囲8枚を縦・横・斜めのラインで読み合わせます。
読む順番は流派によって異なります。まずは中央と、その上下左右の4枚だけを読むところから始めると無理がありません。
全枚数を並べる展開法
グランタブローは36枚すべてを並べる大掛かりな展開法で、一般には8列×4段+残り4枚、または9列×4段で並べます。人物札の位置を起点に、周囲の札を読み進めます。
情報量が多く、初心者が最初に取り組むには負担が大きい展開です。組み合わせの読みに慣れてから挑戦する順番が向いています。
恋愛の相談で使いやすい展開法
恋愛の相談では、自分を表す札と相手を表す札を先に決めて、その間に1枚置く3枚引きが扱いやすい形です。間の札が二人の間にあるものを示す、という読み方になります。
なお、是か非かを判定する使い方は本記事では扱いません。二択の判定はイエスノータロットのやり方|正位置と逆位置の読み分けで解説しています。
初心者のデッキの選び方と読めるようになるまでの練習法

ルノルマンのデッキは、絵柄のテイストが幅広く用意されています。選ぶ基準は好みよりも読みやすさに置くほうが、最初のつまずきが減ります。
練習は、覚えてから引くのではなく、引きながら覚える順序が続きやすいとされています。
絵柄の分かりやすさで選ぶ
モチーフが画面の中心にはっきり描かれているデッキは、番号を覚えていなくても絵から判別できます。装飾が多い美しいデッキは、慣れてから2組目に選ぶ人が多いようです。
トランプの記号が小さく添えられているデッキもあります。使わないなら気にせず、使いたくなったときの余地として捉えておけば十分です。
日本語解説書の有無で選ぶ
輸入デッキは解説書が英語のみの場合があります。日本語の小冊子や解説本が付属するデッキを選ぶと、意味の確認で手が止まりにくくなります。
解説書によってキーワードの言い回しは異なります。本記事の一覧は補助として使い、手元の解説書を優先してください。
毎日一枚引いて記録する練習
読めるようになる近道としてよく紹介されるのが、毎日1枚引いて記録する方法です。日付・引いた札・そのとき感じたことを書き、後日その日を振り返ります。
記録の様式や続けるコツは、一枚引きを扱った記事で詳しく整理しています。ルノルマンでもそのまま応用できる手順です。
オラクルカードとの違い|似ているようで役割が異なる

ルノルマンとオラクルカードは、どちらも枚数が少なく親しみやすい見た目をしています。ただし体系が決まっているかどうかが決定的に違います。
ルノルマンは36枚と番号が固定された体系ですが、オラクルカードは制作者ごとに枚数もテーマも自由です。
枚数と体系の違い
ルノルマンはどのデッキを買っても36枚で、番号と絵柄の対応も共通しています。そのため他の人の読み方をそのまま参考にできます。
オラクルカードは40枚のものも80枚のものもあり、共通の対応表が存在しません。デッキごとに世界観を覚え直す形になります。
メッセージの受け取り方の違い
オラクルカードは、カードに書かれた言葉をそのまま受け取る使い方が中心です。組み合わせて文章にする作業は、必ずしも必要とされていません。
ルノルマンは組み合わせが前提で、状況の輪郭を描くことを目的にします。役割が違うので、どちらが優れているという比較にはなりません。
自分で読む場合と占い師に読んでもらう場合の違い

36枚のキーワードを覚えても、自分の状況に当てはめる作業は別の技術です。自分で読むと願望が混ざりやすいという点は、多くの解説書が共通して指摘しています。
読み慣れた第三者に見てもらうと、自分では選ばなかった言葉が出てくることがあります。手詰まりを感じたときの選択肢のひとつです。
なお、健康・お金・法律に関わる重大な判断は、カードで決める領域ではありません。医療・法律・お金の判断は各分野の専門家にご相談ください。
第三者に読んでもらう手段
ルノルマンを扱う鑑定士は、電話占いや対面の占い館に在籍しています。得意占術で絞り込めるサービスを選ぶと、探す手間が少なくて済みます。
電話占いヴェルニは在籍している鑑定士の人数が多く、占術から探せる点が使いやすいと評判です。料金や特典の条件は公式サイトで確認してください。
ルノルマンカードのよくある質問
※本記事のルノルマンカードの解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
まとめ|ルノルマンカードは具体的な状況を映すヒントとして使う
ルノルマンカードは36枚。船や指輪といった身近なモチーフが並び、抽象的な象徴よりも具体的な事柄を示す占具として扱われます。
正位置・逆位置を使わない読み方が主流で、2枚以上をつないで文章のように読むのが基本です。1枚で結論を出さないことが、読みを落ち着かせるコツになります。
意味はデッキや流派で幅があるため、一覧表は出発点として使ってください。タロットとの違いを踏まえたうえで、参考の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。