気になることをイエス・ノータロットで引いてみたら、サイトを変えるたびに違う答えが出てしまった。同じカードなのに、あちらでは「はい」でこちらでは「いいえ」——どれを採ればいいのか分からなくなった方は少なくありません。
この記事では、答えが割れる理由を判定のしかたの違いに還元して説明します。あわせて、大アルカナ22枚と78枚で何が変わるのか、「AIが読む」と書かれた占いをどう受け取ればいいのかも整理しました。


【一言でいうと】イエス・ノータロットは、使う土俵によって答えの出方が変わる

結論からお伝えします。イエス・ノータロットには「何枚のデッキで引くか」と「どうやって判定するか」という2つの土俵があり、ここが違えば同じカードでも答えは変わります。
だから、どのサイトの表が正しいかを探しても答えは出ません。決めるべきなのは、自分がどの土俵で引くかのほうです。
先に決めておけば、結果を見てから都合のいい表を探し直すことがなくなります。これがこの記事で伝えたい一点です。
この記事の要点
- 判定のしかたは大きく3通りあり、サイトごとに採用しているものが違う
- 22枚と78枚では「どちらでもない」が出る割合が変わる
- 「AIが読む」サイトの信頼度の数値は、算出根拠が公開されていない
- 無料と書かれていても、登録が入口になっている形式がある
同じカードなのにサイトによって答えが違うのはなぜか

答えが割れる理由は、カードの引き方ではなく判定のしかたが統一されていないところにあります。まずここを押さえます。
4つに分けて見ていきます。
判定のしかたが3通りあること
イエス・ノーの判定には、正位置か逆位置かで決める方法、カードそのものの意味から決める方法、あらかじめ用意された対応表を使う方法の3通りがあります。
どれを採るかによって、同じカードでも答えが変わります。それぞれの詳しい進め方は、当メディアのやり方の記事で扱っています。
固定の対応表はサイトごとに作られていること
大アルカナ22枚にYES/NOを割り当てた対応表を掲載しているサイトがあります。ただしこの割り当ては、そのサイトが用意したものです。
公的に決まった一覧があるわけではないので、別のサイトの表と食い違うのは当然のことだといえます。
どれが正解かではなく、どれを使うかを先に決める
正解の表を探そうとすると、いつまでも探し続けることになります。使う判定のしかたを1つ決めて、そのやり方で引くと決めるほうが早く落ち着きます。
決めたやり方はメモに書き留めておいてください。次に引くときも同じ土俵に立てます。
結果を見てから表を探し直すと何が起きるか
引いたあとに別の表を探し始めると、自分が欲しい答えを出している表にたどり着くまで探すことになります。それは占った結果ではなく、最初から持っていた希望を確かめただけです。
それ自体が悪いわけではありませんが、占いに確かめてもらった感覚にはなりません。引く前に決めておくのは、そのための手当てです。
大アルカナ22枚と78枚では、答えの出方がどう変わるか

もう一つの土俵が枚数です。使う枚数が変わると「どちらでもない」が出る割合が変わります。
5つに分けて整理します。
「どちらでもない」が出る割合が変わる
大アルカナ22枚だけで引く場合、判定の対象は22通りです。1枚1枚に対する読みがはっきりしているぶん、はい/いいえに寄せやすくなります。
78枚を使うと小アルカナが混ざるため、日常の場面を描いたカードや人物のカードが出やすくなります。そのぶん、はっきり判定しづらい結果が増えます。
スートごとの傾向をどう決めておくか
小アルカナは4つのスートに分かれています。どのスートを肯定寄り・否定寄りとみなすかは、自分で決めておくという扱いになります。
解説によって扱いが違うため、絶対の決まりを探すより、自分の決め方を書き留めておくほうが実用的です。
数札の数字で強弱を見るという決め方
数札はエースから10まであるので、数字の大小で答えの強さを見るという決め方もあります。小さい数は始まり、大きい数は完成として読む考え方です。
これも一つの決め方であって、流派として確立しているわけではありません。
人物が描かれたカードは保留になりやすいとされること
コートカードと呼ばれる人物のカードは、状況ではなく人の関与を示すとされます。そのため、はい/いいえの判定には落としにくいと語られます。
人物のカードが出たら保留とする、と決めておくのも一つの方法です。
流派によって扱いが違うので自分の決め方を書き留めておく
78枚で引く場合の判定は、解説によってばらつきがあります。だからこそ、自分がどう決めたかを記録しておく価値があります。
なお、参考にしたサイトのなかには「もちろん、小アルカナもYes No占いに使うことができます」と明記しつつ、初心者には大アルカナ22枚のみを勧めているものもありました。
無料で引けるイエス・ノーの形式はどう分かれているか

無料で引けるサイトも形式がいくつかに分かれています。形式が違えば結果の出方も変わるので、使う前に確かめておくと納得しやすくなります。
執筆時点(2026年8月)に編集部が各サイトの表示を確認した範囲で整理します。
1枚を引く形式
もっとも簡単なのが1枚引きです。引いたカード1枚で判定するため、答えがはっきり出やすい形式といえます。
解説サイトでも「最も簡単な方法」として紹介されていることが多い形です。
2枚を引く形式
2枚引きは、質問に対して取るとよい行動と、やめておいたほうがよいことを読み分ける使い方が紹介されています。単純な可否ではなく方向を見る形です。
はい/いいえだけを知りたい場合は、かえって読みにくく感じることもあります。
3枚を固定で引く形式
3枚のカードを固定で引き、その傾きから答えを出す形式もあります。1枚だけの場合より多くの文脈が得られると説明されています。
3枚がそろって同じ方向を示したときと、割れたときで受け取り方が変わる点は押さえておいてください。
数値を添えて表示する形式
結果に「信頼度」といったパーセンテージを添えて表示するサイトもあります。数字が付くと客観的に見えますが、その扱いは次の見出しで詳しく整理します。
数値の意味が説明されているかどうかを、まず確かめてください。
大アルカナだけの形式と78枚を使う形式
サイトによって、大アルカナ22枚だけを使うものと、78枚すべてを使うものがあります。表示されているカードの種類を見れば、どちらかは判断できます。
同じ質問で違うサイトを使うと結果が変わるのは、この枚数の違いも一因です。
「AIが読む」と書かれたイエス・ノータロットの受け取り方

「AIによるタロットリーディング」と掲げているサイトが実在します。ここでは、そのページに公開されている記述だけを見て、どこまで分かるかを整理します。
4つに分けます。
AIと書かれたサイトが実在すること
執筆時点で確認したところ、見出しに「AIによるタロットリーディング」と掲げ、3枚のカードを使うスプレッドを採用しているサイトがありました。
AIという言葉が使われていること自体は事実として確認できます。
表示される数値の算出根拠が公開されているかを見る
そのサイトのよくある質問には、信頼度パーセンテージについて「カードがYesまたはNoの答えにどれだけ強く傾いているか」を示すものだと書かれています。あわせて「科学的な確率ではなく、出来事が起こることを保証するものでもありません」とも明記されています。
一方で、その数値をどう計算しているかというアルゴリズムの説明は、当該ページには書かれていませんでした。数値の意味は説明されているが、算出の手順は公開されていない、という状態です。
自分でシャッフルする場合との違い
自分の手でシャッフルする場合、カードを混ぜる工程は自分が見ています。自動占いの場合、その工程は画面の向こうで行われるので確かめられません。
どう処理しているかを推測して説明することはできないため、ここでは「公開されている記述はここまで」と受け取っておくのが正確です。
表示の根拠が書かれていないときにどう扱うか
算出根拠が書かれていない数値は、精度の指標としてではなく、結果の見せ方の一部として受け取るのが無理のない距離感です。AIだから当たる、当たらないという話ではありません。
数字の大小に引っ張られそうになったら、引く前に決めた判定のしかたに戻ってください。
無料と書かれたイエス・ノーの占いで、どこから先が有料になるか

無料と書かれていても、どこかに料金や登録の入口があることがあります。入る前に出口を確かめておくと後で困りません。
執筆時点に確認した範囲で、4つに整理します。
メールアドレスの登録が入口になっている形式
占いそのものは無料でも、ページ内に無料講座などのメールアドレス登録フォームが置かれている場合があります。登録は任意ですが、入力すれば配信が始まります。
登録する前に、配信の停止方法が書かれているかを確かめておいてください。
会員登録が壁になっている形式
1枚引き・2枚引き・3枚引きといった基本の形式は無料で使える一方、一部のメニューに「無料会員限定」というラベルが付いているサイトがあります。金額はかかりませんが、登録は必要です。
無料と登録不要は別のことなので、分けて確認してください。
別の鑑定サービスへの案内がある形式
無料の結果を読んだあと、有料の鑑定サービスへ案内される設計もあります。案内先では料金体系が変わるため、遷移した先で改めて確認が必要です。
無料で引けた事実と、案内先が無料であることは別の話です。
登録の前に確認しておくこと
氏名や生年月日、メールアドレスを求められたときは、必須項目かどうかを見てください。任意なら空欄のまま進める場合もあります。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
サイトを変えるたびに違う答えが出て、決めきれなくなったときは
いくつものサイトで同じ質問を引き直しているうちに、答えではなく「どれを信じるか」の問題になってしまうことがあります。そういうときは、カードの読み方ではなく、迷っている事柄そのものを人に話してみるほうが早く整理がつきます。
電話で相談できるサービスは、時間で料金が決まるので区切りをつけやすいのが特徴です。
イエス・ノータロットについてよくある質問
※本記事のタロットの解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。各サイトの表示は執筆時点(2026年8月)に確認したものです。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|イエス・ノータロットは、引く前に枚数と判定のしかたを決めておく
同じカードでサイトごとに答えが違うのは、判定のしかたが3通りあり、対応表がサイトごとに作られているためです。正解の表を探しても行き着きません。
枚数も土俵の一部です。大アルカナ22枚だけならはい/いいえに寄せやすく、78枚を使うと保留になりやすいカードが混ざります。どちらを使うかも先に決めておいてください。
「AIが読む」と書かれたサイトでは、信頼度の数値の意味は説明されていましたが、算出の手順は当該ページに書かれていませんでした。公開されている記述までを受け取るのが正確な扱いです。
無料と書かれていても、メールアドレスの登録や会員登録が入口になっている形式があります。入る前に、退会や配信停止の方法を確かめておいてください。