カードを引くたびにスマホで意味を検索して、記事をいくつか読み比べているうちに、最初に何を聞きたかったのか分からなくなる。手元にA4一枚くらいの早見表があればいいのに——そう思ってこのページを開いた方が多いのではないでしょうか。
この記事では、編集部が公開されている解説を調査したうえで、自分用の早見表をどう作るかという設計の話だけを扱います。カードの意味そのものは並べません。並べてしまうと、また長い一覧を読むことになるからです。


【一言でいうと】長い一覧より、キーワードを絞った自作の早見表のほうが引きながら使える

78枚の意味をすべて載せた表は、読み物としては役に立ちます。ただ、引きながら参照するには情報が多すぎます。目が滑って、探している行にたどり着く前に集中が切れてしまうためです。
実用になるのは、1枚あたりキーワード3語程度に絞った表です。しかも自分の言葉で書いておくと、読むときに引っかかりが生まれます。
この記事では、その表に何を入れるか、どこで区切るか、いつ開くかを扱います。カードごとの意味はタロットカードの意味一覧でご確認ください。
この記事の要点
- 既存の長い一覧は読み物向き。引きながら使うには情報が多すぎる
- 自作するなら、1枚あたりキーワードは3語まで
- 他サイトや書籍の一覧・配布物は転載・再配布しない
- 早見表を開くのは、質問を読み直して絵柄を見たあと
既存の一覧をそのまま使う場合の限界

まず、いま手元にある一覧がなぜ使いにくいのかを整理します。作る前にここを押さえておくと、何を削ればよいかが決まります。
情報量が多く、引きながらだと目が滑る
1枚あたり数行の説明が入っている表は、探している行を見つけるまでに時間がかかります。引いた瞬間の感じは、探しているあいだにどんどん薄れていきます。
スマートフォンで見る場合は、横に長い表がさらに読みにくくなります。左右に動かしているうちに、どの行を見ていたのか分からなくなるという経験をした人も多いはずです。
他人の解釈で固定されている
既存の一覧は、書き手の読み方でまとめられたものです。読み進めるうちに自分の中に別の受け取り方が育ってきても、表のほうは変わりません。
自作の表なら、書き換えられます。引きながら育てていけるのが、自分で作るいちばんの利点です。
読み方は、続けているうちに必ず変わります。最初はぴんと来なかった語が、何度か引くうちにしっくりくることもあれば、その逆もあります。表がその変化に追いつけることが大事です。
配布されているものを再配布・改変しない
他サイトや書籍の一覧、配布されているPDFは、それぞれ作った人のものです。そのまま配り直したり、書き換えて公開したりしないでください。
この記事でカードの意味を並べていないのも同じ理由です。自分で作った表を自分で使うぶんには、何の問題もありません。
自分用の早見表|1行に入れる項目
ここがこの記事の中心です。1行に何を入れるかを決めます。入れないものを決めるほうが大事だと思ってください。
| 項目 | 入れる理由 | 入れない場合 |
|---|---|---|
| 番号 | 並び順が固定され、探すときに迷わない | 大アルカナ以外では不要なこともある |
| カード名 | 検索や書籍と照合するときの手がかりになる | 省かない |
| キーワード3語 | 目に入った瞬間に読める分量に収まる | 省かない(表の中心) |
| 逆位置の扱い | 使うと決めた場合の手がかりになる | 逆位置を使わないなら列ごと作らない |
| 英語名 | 海外の解説を読むときに照合できる | 読まないなら不要 |
| テーマ別の一言 | よく引くテーマがある人には効く | テーマが定まっていないうちは作らない |

キーワードは3語までにする
この記事でいちばんお伝えしたい指針です。理由は2つあります。
1つは、語が多いと読む前に目が滑ること。5語も6語も並んでいると、結局どれを取るか考える時間が生まれ、早見表の意味がなくなります。
もう1つは、少なすぎると当てはめの幅が狭くなること。1語だけだと、その語に合わない場面で手が止まります。2〜3語がちょうどよい範囲です。
長い解説文は入れない
説明を書き足したくなりますが、書いた瞬間に既存の一覧と同じものになります。説明が必要なカードは、別のノートに書いてください。表には入れません。
表とノートを分けておくと、役割がはっきりします。表は探すためのもの、ノートは考えるためのものです。混ぜると、どちらの用も足さなくなります。
自分の言葉で書く
どこかで読んだ言葉をそのまま写すより、自分がしっくりくる言葉に置き換えるほうが、見た瞬間に反応できます。正しい言葉より、自分が反応できる言葉を優先してください。
たとえば解説で使われている抽象的な語が自分にはぴんと来ないなら、日常で使っている言い回しに直して構いません。表を見るのは自分だけなので、伝わりやすさを気にする必要もありません。
この段階では「合っているか」を気にしすぎないことも大切です。引きながら書き換えていく前提なので、最初の語は仮置きで十分です。
表をどこで区切るか

78枚を1枚の紙に収めようとすると、字が小さくなって読めません。区切り方を決めます。
大アルカナだけの表から始める
最初の1枚は、これで足ります。22行なら、A4一枚に余裕をもって収まります。使ってみて足りなくなってから増やすほうが、続きます。
大アルカナだけで引いている段階なら、そもそもこの1枚しか要りません。使う枚数と表の範囲をそろえておくと、探す手間も最小で済みます。
小アルカナはスートごとに分ける
小アルカナまで作る場合は、4つのスートごとに紙を分けます。1枚に全部載せようとすると、どの表も読めない大きさになります。
スートごとに分けると、引いたカードのスートを見た時点でどの紙を開くかが決まります。探す範囲が4分の1になるので、慣れると一覧より速く目的の行に着きます。
それぞれのカードが何を意味するかは、この記事では扱いません。タロットカードの意味の組み立て方をご覧ください。
数字とコートカードを分ける
スートの中でも、数字のカードと人物のカードでは見る場所が違います。並べる基準が違うものを同じ表に混ぜないと決めておくと、探すときに迷いません。
人物のカードは枚数が少ないので、4つのスート分をまとめて1枚にしてしまう作り方もあります。自分がどちらの探し方をしているかで決めてください。
逆位置を表に入れるかどうか

ここは、使うかどうかを先に決めてから設計します。決まっていないまま列だけ作ると、空欄が残ります。
逆位置を使わないと決めている場合は列を作らない
使わない読み方も一般的です。使わないと決めているなら、列ごと作らないでください。空いている列があると、埋めなければならない気がしてきます。
使う場合も「正位置の反対」と書かない
逆位置の欄に「正位置の反対」とだけ書くと、読むときにそこで思考が止まります。反対とは何の反対なのかを、その場で考えることになるためです。
短くてよいので、自分の言葉を1語だけ置いてください。読み方そのものはタロットカードの意味一覧で扱っています。
逆位置の列は後から足せばよい
最初から完成させる必要はありません。しばらく正位置だけで引いてみて、物足りなくなったら足す。その順番のほうが、書く内容も決まりやすくなります。
実際に何度か引いてから足すと、「このカードの逆位置はこう受け取りたい」という感覚が先にできています。空欄を埋める作業ではなく、思ったことを書き留める作業になるので、手が止まりません。
早見表を使いながら読むときの手順
作ったあとの使い方です。開くタイミングを決めておくだけで、読み方がかなり変わります。

①先に質問を読み直す
引いたあと、まず自分が何を聞いたのかを読み直します。質問文を書いてあるなら、そこに戻るだけです。ここを飛ばすと、カードの内容に引っぱられて質問がずれます。
②カードの絵柄を見る
次に絵柄を見ます。このとき、どこに目が行ったかを覚えておいてください。人物なのか、背景なのか、持っているものなのか。
そこが、その日の自分の反応です。同じカードでも、日によって目が行く場所は変わります。その変化のほうが、実は読むときの手がかりになります。
③最後に早見表を見る
早見表を開くのは最後です。理由ははっきりしていて、早見表を最初に見ると、絵柄より言葉に引っぱられるからです。
言葉を先に入れてしまうと、絵柄はその言葉の裏付けを探す対象になります。順番を守るだけで、同じカードでも受け取れるものが変わります。
早見表を見たあとに、もう一度絵柄に戻るのもおすすめです。言葉と絵柄のあいだにずれを感じたなら、そのずれ自体がその日の読みどころになります。表に書いた語のほうを書き換える合図でもあります。
早見表を作るときにやりすぎないこと

最後に、作る作業で消耗しないための一節です。
78枚を一度に作ろうとしない
大アルカナの22枚だけで始めてください。一度に全部作ろうとすると、たいてい途中で止まります。使いながら足していくほうが、実際に使う表になります。
作ることが目的にならないようにする
色を分ける、印刷して製本する、デザインを整える——楽しい作業ですが、そこに時間を使いすぎると引く時間が減ります。手書きのメモで十分です。
目安として、最初の1枚は30分くらいで書き上げてしまってください。完成度より、今日から使えることのほうが大事です。整えるのは、しばらく使ってからで間に合います。
キーワードは引きながら書き換えてよい
一度書いた語を変えても構いません。むしろ、書き換えられることが自作の価値です。この語では合わないと感じたら、その場で線を引いて書き直してください。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
表を作っても読み解けないと感じたときの相談先

カードを引くたびにスマホで意味を検索して、記事を3本ほど読み比べているうちに、最初に何を聞きたかったのか分からなくなっている——調べる時間が長いほど、引いた瞬間の感じは薄れていきます。
読み解きの部分だけを人に任せて、感じたことのほうを残すという方法もあります。電話占いは自宅から名前を伏せたまま相談でき、料金の目安は1分あたり200〜400円前後(税込・執筆時点)が中心です。初回特典として無料ポイントが付くサービスもあり、条件と有効期限は申し込み前に確認しておくと安心です。
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タロットカードの意味の一覧表についてよくある質問
※本記事の占いの解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。料金等は執筆時点(2026年8月)の各公式サイト情報です。
まとめ|早見表は3語に絞って自作し、絵柄を見たあとに開く
78枚の意味を並べた表は読み物としては役に立ちますが、引きながら使うには情報が多すぎます。実用になるのは、自分の言葉でキーワードを絞った表のほうです。
1行に入れるのは、番号・カード名・キーワード3語まで。逆位置の列は、使うと決めてから足せば足ります。大アルカナの22枚だけで始めてください。
そして、開くタイミングは最後です。質問を読み直し、絵柄を見て、それから早見表。この順番を守るだけで、同じカードから受け取れるものが変わります。
カードごとの意味はタロットカードの意味一覧、読み方の組み立てはタロットカードの意味の組み立て方もどうぞ。