「リアルタロット」という言葉を見かけて検索したものの、出てきたページが人によってまったく違う。無料で引けるサイトが出てきた人もいれば、個人の鑑定サービスが出てきた人もいます。
これは検索の仕方が悪いからではなく、同じ名前で呼ばれているものが複数あるからです。この記事では、まずその切り分けから始めます。


「リアルタロット」は一つのサービス名ではなく、複数のものを指す

編集部が公式ページを確認したところ、この言葉は少なくとも3つのものを指して使われていました。ひとつのブランド名ではありません。
1つ目が、画面上でカードを引ける無料のタロットサイトです。「リアルタロットワールド」という名前のサイトが該当します。
2つ目が、「リアルタロット」を名乗る個人の鑑定サービスです。スキル販売サイトやネットショップ上に複数あり、提供元はそれぞれ別です。
3つ目が、画面上で自動的に選ばれる占いに対して、実物のカードを手で引くことを指す使い方です。こちらは商品名ではなく、一般的な言い回しとして使われています。
さらに、この言葉は同じ読みの別分野の語とも重なるため、統計用語や社名、商品名のページが検索結果に混ざります。関係のないページが出ても気にする必要はありません。
この名前で呼ばれている3つのものと、それぞれの中身
順番に中身を見ていきます。提供元がそれぞれ違うので、料金や内容を一括りにはできません。

画面上で引ける無料のタロットサイト
「リアルタロットワールド 無料占い」というサイトがあります。編集部が確認した範囲では、1枚引きのワンオラクルから13枚引きのホロスコープスプレッドまで、20種類以上の展開法(スプレッド)が用意されていました。
大アルカナ22枚・小アルカナ56枚の計78枚それぞれについて、意味を解説するページも置かれています。サイト内には運営者情報のページがあり、運営者名と占術歴が記載されていました。一方で、法人名や所在地の記載は確認できませんでした。
また、同じサイトの注記には「当サイトの占いは結果を保証するものではありません」と書かれています。関連サイトとして西洋占星術や四柱推命を扱うページも案内されており、「リアル◯◯」という名前が占術ごとに使われている形です。
個人が名乗る鑑定サービス
スキル販売サイトやネットショップ上に、「リアルタロット」を名乗る個人の鑑定サービスが複数存在します。電話での鑑定を提供しているものなど、内容はさまざまです。
提供元が別々なので、料金・鑑定時間・対応範囲を一括りに説明することはできません。利用を検討する場合は、その出品ページ自体に書かれている条件を読んでください。
実物のカードを引くことを指す使い方
画面上で自動的にカードが選ばれる占いに対して、手元の実物のカードをシャッフルして引くことを「リアルなタロット」と言い分ける使い方があります。
こちらは特定のサービスを指す言葉ではなく、区別のための言い回しです。そう呼ばれることがある、という程度に受け取っておけば十分です。
自動で引かれるカードと、自分の手で引くカードの違い
「実物のほうが本物」という語り方を見かけますが、どちらが正しいという話ではありません。仕組みと使い勝手が違うだけです。

カードが選ばれる仕組みの違い
画面上の占いは、プログラムがカードを選んで表示します。ボタンを押した時点で結果が決まる形式です。
手で引く場合は、自分がシャッフルして、自分でカードを取ります。この「自分の手が関わる」という部分に意味を見いだす読み方がある一方、結果そのものの扱い方は同じです。
引き直しのしやすさの違い
画面上の占いは、もう一度ボタンを押せばすぐに別の結果が出ます。手軽なぶん、納得できるまで繰り返しやすいという面があります。
手で引く場合は、シャッフルからやり直す手間がかかります。この手間が結果的に「1回で受け止める」区切りになることもあります。
結果を受け取るときの気持ちの違い
手で引いたカードのほうが印象に残る、という感じ方はよくあります。ただしこれは体験としての違いであって、当たりやすさの差ではありません。
短時間で気分を切り替えたいときは画面上のもの、じっくり考えたいときは手で引く。その日の目的で選び分けるほうが実用的です。
無料のタロットサイトを使う前に確認したい3つのこと

特定のサイトの良し悪しを判定するのではなく、読者が自分で確かめられる観点として3つ挙げます。どのサイトでも同じように見られます。
運営者や監修者の表記があるか
フッターに運営者情報やプライバシーポリシーへのリンクがあるかを見ます。誰が作ったサイトなのかが書かれているかどうかで、情報の追い方が変わります。
記載がないこと自体が問題とは限りませんが、あるほうが確認の手がかりは増えます。書かれている内容が個人名だけなのか、法人名や所在地まであるのかも合わせて見ておくとよいでしょう。
どこまでが無料で、どこから有料になるか
結果の表示までは無料でも、続きの解説や個別の相談は有料という作りのサイトがあります。画面のどこかに有料メニューへの導線があるかを先に確かめてください。
無料の範囲がはっきり書かれていれば、途中で戸惑うことはありません。境目が分からないまま進めないことが、いちばんの防御になります。
生年月日や名前の入力を求められるか
タロットは本来、生年月日を必要としない占術です。入力を求められる場合は、何のために使われるのかが書かれているかを見てください。
気になる相手の情報まで入力を求められる場合は、いったん手を止めるのが無難です。相手の個人情報を集めることが目的になってしまうと、占いとは別の問題になります。
同じ質問を何度も引き直したくなったときの考え方

望まない結果が出たとき、もう一度引きたくなるのは自然な反応です。それ自体は悪いことではありません。ただ、繰り返すほど扱いは難しくなります。
引き直したくなるのは自然なこと
結果に納得がいかないのは、その質問がいま自分にとって重いからです。軽い質問なら結果がどうであれ気になりません。
まず、引き直したくなっている自分を責めないでください。カードは何度でも引けるので、そこに罪悪感は要りません。
引き直すほど判断がぶれる
ただ、回数を重ねると手元に何通りもの結果が並びます。そのなかから自分に都合のいいものを選ぶことになり、結局どれも判断材料になりません。
都合の悪い結果ばかりが記憶に残って落ち込む場合もあります。結果を増やしても、判断は近づきません。
今日の1回として区切る使い方
「同じ質問は1日1回まで」と決めておくと扱いやすくなります。翌日また引きたければ引けばよく、その1日のあいだに状況が変わっていることもあります。
区切りを作るのは我慢のためではなく、結果を判断材料として使えるようにするためです。
カードの結果だけでは気持ちが決まらないときに

スプレッドをひととおり試して、出たカードの意味も読んだ。それでも自分の状況にどう当てはめればいいのかが分からず、画面を閉じてはまた開いてしまう——カードの意味を調べるだけでは埋まらない部分が残ります。
画面上の結果と占い師に引いてもらう場合との違いは、出たカードについてその場で質問できるかどうかです。「この状況ではどう読むのか」と聞けるのは、解説ページにはない部分です。
電話占いヴェルニには、タロットを使う鑑定士も所属しています。公式の料金案内は1分180〜600円(税込)を20円刻みで22段階に分けた形で、どの鑑定士に引いてもらうかで単価が変わります。通話料は会社負担で無料です(執筆時点)。
ただし、読み方が定まらないまま鑑定を重ねると、そのぶん料金はかさみます。無料のサイトで何度も引き直すのと同じ形になりやすいので、引いてもらう回数の上限を先に決めておくと歯止めになります。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
リアルタロットについてよくある質問
※本記事のタロットの解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|まず自分がたどり着いた先がどれかを見分ける
「リアルタロット」という名前は、画面上で引ける無料のタロットサイト、個人が名乗る鑑定サービス、実物のカードを手で引くことの3つを指して使われています。提供元がそれぞれ違うので、料金や内容を一括りにはできません。
自動で引かれるカードと自分の手で引くカードは、仕組みと引き直しのしやすさが違います。どちらが正しいという話ではなく、その日の目的で選び分けるほうが実用的です。
無料のサイトを使うときは、運営者の表記・無料の範囲・入力を求められる情報の3点を先に確かめてください。この3つを見る習慣があれば、どのサイトでも同じように判断できます。