相手が既婚だと知ったうえで、二人で食事に行く約束になっている。食事くらいなら問題ないはずだと思う一方で、どこまでが大丈夫なのかは調べても曖昧なままです。断りたい気持ちと、気まずくしたくない気持ちの間で止まっている人も多くいます。
この記事では、どこからが問題になるとされているのかを段階で整理します。そのうえで、誘われたときの返事の選び方と、すでに何度か会っている場合の考え方をまとめます。


一言でいうと|食事だけで直ちに問題になるとは限らないが、線は事情で動く

編集部が公開されている弁護士の解説を確認したところ、二人での食事や外出だけで直ちに法的な問題になるとは限らない、という説明が多く見られました。
ただし、これは「食事なら大丈夫」という意味ではありません。やりとりの内容や頻度、それまでの経緯によって扱いが変わるとされています。
ですので、自分のケースがどうなのかは、事実関係を伝えたうえで専門家に確認する事柄になります。ここでは判断の枠組みまでを整理します。
どこからが問題になるとされるのか
もっとも知りたいのがここだと思います。段階を並べると、どのあたりから扱いが変わるとされるのかが見えてきます。

この図は目安であって、境界線を示すものではありません。どの段階でも、事情によって扱いは変わるとされています。
複数人での食事と二人での食事
複数人での食事は、業務や付き合いの範囲として説明されることが多い段階です。二人での食事になると、その説明が通りにくくなる場面が出てきます。
ただし、二人での食事だけで問題になると決まるわけではありません。回数や時間帯、やりとりの内容とあわせて見られるとされています。
二人での外出
映画やドライブ、休日の予定を一緒に過ごす形になると、業務や付き合いの説明はさらに通りにくくなります。関係性を示す事情の一つとして扱われることがあるとされています。
なお、当メディアでは行き先や時間帯の選び方については扱いません。線引きの問題として整理するにとどめます。
身体的な接触があった場合
手をつなぐ、それ以上の接触がある場合は、扱いが変わりうるとされています。ここから先は自己判断が難しい領域です。
すでに接触があったのであれば、一般論で判断せず、弁護士に確認する事柄だと考えてください。
宿泊を伴う場面
宿泊を伴う外出は、判断材料の一つとして扱われることがあると説明されています。ここまで来ている場合は、一般論で見通しを立てず、専門家に確認する段階だと考えてください。
お金の面で起こりうること

慰謝料という言葉で調べる人が多いのも、この不安があるためだと思います。ここも一般論の範囲で整理します。
どんな場面で金銭の請求が問題になるとされるか
関係が一定の段階を越えたと判断された場合に、配偶者の側から相手方へ金銭の請求がなされることがあると解説されています。認められるかどうかは事情によって変わるとされています。
金額は事情によって大きく変わる
金額の目安を示している解説もありますが、幅が大きく前提となる事情もそれぞれ違います。当メディアでは具体的な金額を示しません。
数字を見ると自分のケースに当てはめたくなりますが、そこで誤った見通しを持つと判断を誤ります。金額の目安を含めて、弁護士に確認する事柄です。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。費用が心配な場合は、法テラスなどの公的な相談窓口を利用できる場合があります。
既婚だと知らなかった場合
相手が既婚であることを知らずに関わっていた場合は、扱いが変わりうるとされています。いつ知ったのか、そのあとどうしたのかが問われる部分です。
誘う側の心理として語られること

相手が何を考えているのかも気になるところです。ここは傾向として語られていることに限って並べます。
悪気なく食事に誘う場合として語られること
仕事の延長や、話しやすい相手との時間として誘っている場合があると語られます。本人としては線を越えたつもりがない、という説明です。
この場合でも、周囲からどう見えるかは別の話になります。悪気の有無と、起こりうることは分けて考えてください。
好意や下心があるとして語られる場合
二人で会う口実が増える、連絡が私的な話題に寄っていく、といった変化が語られます。ただし、こうした変化があれば必ず好意がある、とは言えません。
相手の態度が読みにくいときの考え方は、別の記事でも扱っています。
相手の言葉をどう受け取るか
家庭の状況について語られる内容は、こちらから確かめられるものではありません。確かめられないことを判断の前提に置かない、という線引きが必要になります。
ここで相手を責める必要はありませんし、逆に信じ切る必要もありません。確認できない情報として、いったん保留にしておく形です。
誘われたときの返事の3択
返事の選択肢は三つあります。どれを選ぶべきかを当メディアが決めることはしません。それぞれで起こりうることを並べます。

大事なのは、選んだ結果として何が自分に返ってくるかを知っておくことです。知らずに流されるのと、選んで進むのとでは後の負担が変わります。
その場で辞退する
断る場合は、相手を非難しない形にすると後の関わりが楽になります。職場の相手なら「その時間は難しいです」と予定の話にとどめる形です。
アプリで知り合った相手なら、既婚だと分かった時点でやりとりを終えると伝えるだけで足ります。共通の知人がいる場合は、噂として広がる可能性も考えて短く済ませるほうが安全です。
保留する
その場で答えを出す必要はありません。考えたいと伝えて時間を取ることは、失礼にはあたりません。
急かされる場合は、そのこと自体が判断の材料になります。返事を待てるかどうかを見てみてください。
受ける場合に自分が引き受けることになるもの
受けると決めたなら、その先に何が付いてくるかは知っておいてください。噂として広がる可能性、関係が変わっていく可能性、法律やお金が関わる可能性です。
これは脅すための説明ではありません。知ったうえで決めるほうが、あとで自分を責めずに済みます。
すでに何度か会っている場合

実際には、この記事にたどり着く前にもう何度か会っている人も多いはずです。ここではその場合の整理をします。
いま自分がどの段階にいるかを確かめる
まず、前半の段階図で自分がどのあたりにいるかを確かめてください。段階が分かると、確認すべきことも変わります。
身体的な接触があった段階なら、法律の確認が先になります。二人での食事が続いている段階なら、まだ気持ちの整理のほうが先に来ます。
関係が変わり始めるときに起きること
連絡の頻度が上がる、会う口実が要らなくなる、時間帯が遅くなる。こうした変化が語られています。
変化に気づいたら、それ自体を責める必要はありません。いま起きていることを言葉にしておくと、次の判断がしやすくなります。
引き返すか続けるかを決められないままでもよい
いますぐ決める必要はありません。決められないままでいることも、一つの状態として認めてかまいません。
ただ、決めないまま会い続ける状態は消耗します。決めないと決めたなら、期限だけは自分で置いておくと楽になります。
誰に相談できるか

相談先は困りごとの種類で分けてください。一つの相手に全部を求めると、どれも中途半端になります。
法律やお金のことは弁護士・公的な相談窓口
請求が問題になりうるか、自分の状況がどう扱われるか。ここは弁護士や法テラスなどの公的な窓口が扱う事柄です。
職場の相手の場合に使える窓口
職場の立場を使って誘いが繰り返される場合は、社内のハラスメント相談窓口や、自治体の労働相談を利用できる場合があります。
断っているのに繰り返される状況は、恋愛の問題としてだけ扱わなくてかまいません。記録を残しておくと相談がしやすくなります。
気持ちのことを話したいとき
断りたいのに断れない、という気持ちの部分を話したい場合は、結論を求められない場が向きます。
食事の誘いを断り切れないまま、何度目かの約束になっているとき

毎回その場で流してしまい、気づけば二人で会うことが当たり前になっている。いまさら断る理由も見つからず、かといって進みたいわけでもない。この宙ぶらりんが一番長引きます。
友人に話せば、なぜ最初に断らなかったのかと言われそうで話せない。経緯を最初から説明できる場のほうが、自分の考えは形になります。
なお、占いで相手の本気度を確かめて進む、という使い方を勧めるものではありません。法律やお金が関わる部分は専門家の領域です。
電話・チャット・対面の向き不向き
電話は、経緯を順に話しながら整理するのに向きます。話すうちに、どこで断りたかったのかが見えてくることがあります。
チャットは、職場の休憩時間などに声を出さずに書きたいときに向きます。対面はじっくり話せますが、予約と移動の手間がかかります。
話す前に、経緯と自分の希望を分けて書き出す
いつから何回会ったか、どこで断りたかったか、これからどうしたいか。この三点を書き出しておくと、話の入口ができます。
一回の時間と金額に上限を決めておくと、同じ話を確かめ直す通話が長引きません。法律やお金に関わる部分は、別に専門家へ相談してください。
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まとめ|線引きは事情で動く。迷いは一人で抱えなくていい
二人での食事や外出だけで直ちに問題になるとは限らないとされていますが、回数や経緯によって扱いは変わります。段階で捉えておくと、自分の位置が分かりやすくなります。
金額の話は幅が大きく、自分のケースに当てはめるのは向きません。費用が心配な場合は、法テラスなどの公的な窓口から確認する方法があります。
返事は、辞退する・保留する・受けるの三つです。どれを選んでも、その先に何が付いてくるかを知ったうえで決めるほうが、あとで自分を責めずに済みます。