「吉数」という言葉を見かけて調べてみたら、あるページには画数の一覧が、別のページには携帯番号の話が出てきて、どちらの話をしているのか分からなくなった。そんな入り方をされた方が多いのではないでしょうか。
この記事では、同じ「吉数」という言葉が指している2つの体系を切り分けたうえで、それぞれの一覧と考え方を整理します。当メディア編集部が、複数の姓名判断の解説と数字の占いの解説を読み比べてまとめました。


【一言でいうと】吉数には名前の画数で見る体系と、番号の数字で見る体系の2つがあり、数の出し方が違う

先に結論をお伝えします。吉数という言葉は、名前の画数を1から81までで見る体系と、身の回りの番号の数字を合計して見る体系の両方で使われています。
数の出し方が違うので、片方の一覧をもう片方にそのまま当てはめると噛み合いません。自分が探しているのがどちらかを先に決めてください。
この記事の要点
- 名前の画数で見る体系は1画から81画まで
- 携帯番号の下4桁の合計は0から36に収まる
- 同じ数でも、解説によって判定が割れることがある
- 画数だけで人生が決まるという考え方は取らない
姓名判断の吉数一覧

まず、名前の画数で見る体系から整理します。この体系は1画から81画までを扱い、81画で一巡して82画は1画と同じ性質に戻ると説明されます。
下の一覧は、複数の解説で共通して挙げられている区分です。流派によって差があることを前提にご覧ください。
| 区分 | 画数 | 見るときの前提 |
|---|---|---|
| 吉とされる画数 | 1・3・5・6・7・8・11・13・15・16・17・18・21・23・24・25・31・32・33・35・37・39・41・45・47・48・52・57・61・63・65・67・68・81 | 解説によって数が増減する |
| 凶とされる画数 | 2・4・9・10・12・14・19・20・22・26・27・28・30・34・36・40・42・43・44・46・49・50・51・53・54・55・56・58・59・60・62・64・66・69・70・71・72・73・74・75・76・77・78・79・80 | 凶の中でも扱いに幅がある |
| 半吉とされる画数 | 29・38 | 吉に含める解説と含めない解説がある |
※この一覧は複数の解説に共通する区分を編集部が整理したものです(執筆時点)。流派によって判定が異なる数があります。
吉とされる画数
吉に分類される画数は34種類あり、そのうち特に扱いの大きいものが後述の三大吉数などと呼ばれます。すべてが同じ強さで語られているわけではありません。
名前の画数は、姓と名の組み合わせから複数の数を出して見るのが基本です。一つの数だけを見て結論を出す使い方はしません。
凶とされる画数
凶に分類される数のほうが数としては多くなります。ただし、凶数だから不幸になるという読み方は取りません。注意しておくとよい傾向を示す印として扱われるのが本来の使い方です。
一覧を見て気になる数があっても、それだけで判断しないでください。
半吉・判定が分かれる画数
29画と38画は半吉として扱われることが多く、吉に含める解説と含めない解説があります。この2つ以外にも、後で触れるとおり判定が割れる数がいくつかあります。
一覧を見比べたときに数字が食い違うのは、こうした境目の数が理由です。
一覧を見るときの前提
画数の数え方そのものにも流派差があります。旧字体で数えるか新字体で数えるか、部首をどう扱うかで、同じ名前でも出てくる数が変わります。
数え方と五格の意味は、別の記事にまとめています。
三大吉数・五大吉数とは

「最強の吉数」を探して検索すると、三大吉数や五大吉数という言葉が出てきます。これらは別々の体系の言葉で、顔ぶれも違います。
4つに分けて整理します。
画数の体系で挙げられる三大吉数
姓名判断の解説では、15画・32画・48画を三大吉数として挙げるものが見られます。一方で、15画・24画・31画を挙げる解説もあり、顔ぶれは一致していません。
どちらが正しいというより、拠っている流派が違うと考えるのが実際に近い読み方です。
そこに数を足した六大吉数・七大吉数という言い方
三大吉数に数を足して、15画・16画・31画・32画・45画・48画を六大吉数、そこに33画を加えて七大吉数と呼ぶ整理も見られます。
数が増えるほど、扱いの強さの差は小さくなります。順位というより、目安の並びとして受け取るのが穏当です。
番号の数字の体系で挙げられる五大吉数
数字の占いの文脈では、15・24・31・32・52の5つが五大吉数と紹介されます。こちらは名前の画数ではなく、番号の合計を見る体系の言葉です。
言葉が似ているだけで、指しているものが違います。
両者で顔ぶれが違う理由
数え方の対象が違うためです。名前の画数は1から81までを扱い、番号の数字は桁を足した合計で読みます。五大吉数に挙がる52は、携帯番号の下4桁の合計(最大36)では出せない数にあたります。桁数の多い暗証番号などでなければ出てきません。
この食い違いに気づかないまま両方の一覧を見ると、必ず混乱します。
番号の数字で見る吉数

もう一方の体系も見ておきます。こちらは携帯番号や車のナンバーなど、身の回りの数字を合計して読む形です。
4つの角度から整理します。
下4桁の合計が0から36に収まる理由
携帯番号の下4桁を足し合わせる場合、各桁は0から9なので、合計の最小は0、最大は9が4つ並んだ36になります。合計が0から36に収まるのは、この計算から来ています。
下4桁だけを見るかぎり、姓名判断のように81まで数が広がることはありません。
合計の出し方の考え方
下4桁の数字をそのまま足すのが基本で、合計が2桁になっても、さらに1桁まで足す必要はありません。出た数をそのまま0から36の中で読みます。
数字ごとの意味の一覧は、別の記事にまとめています。
桁数が2桁・3桁・4桁のときの扱い
暗証番号のように桁数が違う場合も、考え方は同じで合計を出します。ただし桁数が増えれば合計の上限も上がるため、37以上になる組み合わせも出てきます。
その場合は、下4桁では出せない52のような数も合計として出せます。
画数の吉数とそのまま比べられない理由
同じ「15」でも、名前の画数の15と、番号の合計の15は、別の体系の中で意味づけされたものです。片方の説明をもう片方に持ち込むと、話が噛み合わなくなります。
比べるのではなく、どちらの話をしているかを先に確かめてください。
判定が割れる数がある

ここが、一覧を見比べたときにいちばん戸惑うところです。同じ画数でも、最上位の吉とする解説と、吉に入れない解説があります。
どれが正解かを決めず、割れているという事実のほうを持ち帰ってください。
同じ数でも扱いが変わる例
24画と31画は、三大吉数に挙げる解説がある一方、三大吉数を15画・32画・48画とする解説では外れます。29画と38画は半吉として扱われ、吉の一覧に入るかどうかが分かれます。
数字そのものが変わったわけではなく、区分の切り方が違うだけです。
女性か男性かで扱いを分ける流派がある
21画・23画・29画・33画・39画について、女性の場合は扱いを変えるとする流派があります。これは姓名判断が体系化された当時の社会のあり方を反映した区分で、当メディアでは性別によって判定を分ける見方は取りません。
そうした記述を見かけたときは、いつ作られた区分なのかを一度考えてみてください。
なぜ差が生まれるのか
姓名判断は日本で体系化されたあと、複数の系統に分かれて広まりました。画数の数え方も、区分の切り方も、系統ごとに独自に整えられています。
一つの正解があって、それを各サイトが写しているわけではないということです。
割れている数をどう受け取るか
判定が割れている数に当たったときは、どちらか一方を正解として受け取らないのが安全です。複数の解説で一致している数だけを目安として使えば、振り回されずに済みます。
一喜一憂しないための距離の取り方として、これがいちばん実用的です。
吉数でなかったときの考え方

一覧を見て、自分の画数が凶に入っていた——そこで手が止まってしまう方は少なくありません。ここまで見てきたとおり、判定は流派で変わります。
そのうえで、現実的にできることを4つ挙げます。
画数だけで人生が決まるわけではないという前提
姓名判断は、名前の画数から傾向を読む考え方の一つです。統計や科学的な検証に基づくものではなく、これで将来が決まるという性質のものではありません。
まずこの前提を置いてから、次の話に進んでください。
日常の呼び名や表記でできる工夫
戸籍を変えなくても、日常で使う表記を変えることはできます。ひらがな表記にする、通称を使う、といった方法は負担が小さく、いつでも戻せます。
気になる数から離れる方法として、まず試しやすい選択肢です。
戸籍上の名前を変えるには家庭裁判所の許可が必要になる
戸籍の名を変えるには、家庭裁判所に名の変更許可を申し立てて、許可を得る必要があります。裁判所の案内では、正当な事由とは「名の変更をしないとその人の社会生活において支障を来す場合」をいい、単なる個人的趣味や感情のみでは足りないとされています。
つまり改名は占いの範囲を超えた法的な手続きです。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
気になり続けるときの相談先
一覧で自分の画数が凶と出てから、その数字が頭から離れず、名前を見るたびに気になってしまうときは、いったん人に話して整理するという方法もあります。電話で相談できるサービスなら、名前を伏せたまま話すこともできます。
姓名判断を扱う鑑定士が在籍しているかどうかは、料金の目安とあわせて各公式サイトで確認できます。
吉数についてよくある質問
※本記事の姓名判断・数字の占いの解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|吉数は体系によって数の出し方も顔ぶれも違うので、どちらの話かを確かめてから一覧を見る
吉数という言葉は、名前の画数を1から81までで見る体系と、身の回りの番号の数字を合計して見る体系の両方で使われています。数の出し方が違うので、一覧をそのまま突き合わせることはできません。
三大吉数や五大吉数といった呼び方も、どちらの体系の話かで顔ぶれが変わります。五大吉数に挙がる52は、携帯番号の下4桁の合計では出せない数です。
同じ画数でも、最上位の吉とする解説と吉に入れない解説があります。割れている数は、どちらか一方を正解として受け取らないでください。
そして、凶に入っていたとしても画数だけで人生が決まるわけではありません。戸籍上の名前を変えるには家庭裁判所の許可が必要で、そこは占いの範囲を超えた手続きになります。