何かから走って逃げ続けて、息が切れたところで目が覚めた。夜中に動悸が残ったまま、意味を調べにこのページを開いた方も多いと思います。
逃げる夢の解説の多くは、追ってくる相手の一覧に紙面を割いています。本記事はそこを扱いません。手がかりにするのは、自分がどう逃げたかと、どこで終わったかの2点です。


【一言でいうと】逃げる夢は「何から逃げたか」より「どう逃げて、どこで終わったか」で読み分けられると語られる

逃げるという動作には、走る・隠れる・動けない、といった体の状態が必ずついてきます。夢占いの解説では、その体の状態と結末に読みの中心が置かれると説明されます。
追ってきたものが何だったか気になる方は、当メディアの追いかけられる夢の意味のほうが詳しくまとまっています。
この記事の要点
- 逃げる夢は「どう逃げたか」と「どこで終わったか」で読み分ける
- 捕まった夢を凶兆としては扱わない
- 悪夢が続いて眠れないときは、占いより休息と医療機関を優先する
「逃げる=現実逃避」と決めつけない
逃げる夢を現実逃避のあらわれと説明する解説はよく見かけます。ただ、それを唯一の読み方として当てはめる書き方は本記事では採りません。
逃げるのをやめて向き合う夢もありますし、負荷が続いている時期に体の反応として出るという説明もあります。複数の読み方を並べて、選んでいただく形にします。
逃げる夢を読む2つの手がかり

思い出す順番は上の図のとおりです。まず逃げ方、次に結末という並びになります。
どちらか一方しか覚えていなくても構いません。逃げる夢は体の感覚のほうが強く残るため、そちらだけ思い出せる方が多いようです。
①どう逃げたか
走ったのか、隠れたのか、動きたいのに動けなかったのか。逃げ方は、この夢でいちばん記憶に残りやすい部分です。
本記事の主力の軸がここです。逃げ方ごとの読み方はこのあとの「【逃げ方別】走って逃げた・隠れてやり過ごした・足が動かなかった」で扱います。
②どこで終わったか
逃げ切れたのか、捕まったのか、その手前で目が覚めたのか。結末は後味を決める部分になります。
途中で終わる夢が多いのもこの型の特徴です。終わり方を覚えていない場合は、逃げ方だけで読み進めてください。
【逃げ方別】走って逃げた・隠れてやり過ごした・足が動かなかった

ここが本記事のいちばん厚い部分です。上の図の5つのうち、近いものを選んでみてください。
それぞれ、逃げるという動作でしか起きない体の感じがあります。
全力で走って逃げた夢
とにかく走り続ける夢は、目の前のものから距離を取ろうとしている状態の象徴として語られます。方向を選ぶ余裕がないのが特徴です。
走り続けても景色が変わらない、という感覚が残る型もあります。同じ角を何度も曲がっている、道が伸び続けている、といった形で報告されることもあります。
この型では、どこへ向かって走っていたかを覚えていないことがほとんどです。行き先を決める前に体が動き出していた状態として語られます。
物陰や部屋に隠れて息を殺した夢
隠れる夢は、走る夢とは体の使い方がまったく違います。動かずにいることのほうに力を使い、呼吸が浅くなるという、この夢に固有の感覚が残ります。
やり過ごすという選択をした状態の象徴として語られます。見つかりそうで見つからない時間の長さが印象に残る型です。
足が重くて前に進まなかった夢
足が地面に沈むように動かない夢は、報告のとても多い型です。急ぎたい気持ちと体が噛み合っていない状態の象徴として語られます。
この感覚については、眠りの状態から説明されることもあります。このあとの「逃げる夢を繰り返し見るときに考えられること」でも触れます。
声を出そうとして出なかった夢
助けを呼ぼうとしても音にならない夢です。叫んでいるつもりなのに空気だけが出ていく、という感覚が残ります。
伝えたいことが言葉にならない状態の象徴として語られますが、こちらも眠りの状態と結びつけて説明されることがあります。
乗り物や自転車で逃げた夢
自分の足以外で移動する夢は、勢いはあるのに思うように操れない場面が入りやすい型です。ペダルが空回りする、ブレーキが効かないといった形が知られています。
自分の力の及ばない部分に頼っている状態の象徴として語られます。
【結末別】逃げ切った・捕まった・途中で目が覚めた

結末を覚えている方は、こちらの軸も使ってみてください。先にお伝えすると、捕まった夢を凶兆として扱うことはしません。
逃げる夢は途中で終わることが多く、結末そのものに優劣は置かれないとされます。
逃げ切って安全な場所に着いた夢
たどり着けた夢は、負荷から距離を取れた感覚の象徴として語られます。着いた場所が自宅や見覚えのある部屋だった、という形が多く報告されています。
目覚めたときに力が抜けていたのなら、そのまま受け取っていただいて構いません。
捕まってしまった夢
追いつかれる夢は、避け続けてきたものと向き合う場面が来た状態の象徴として語られます。捕まった瞬間に恐怖が消えた、という報告もある型です。
不運の前触れとしては読まれません。
捕まりそうなところで目が覚めた夢
いちばん多い終わり方です。追いつかれる寸前の張り詰めたところで目が覚めるので、走っていたときの息の上がり方がそのまま残ります。
結末が分からないままでも、逃げ方の軸だけで読み進めて構いません。
振り返ったら誰もいなかった夢
追ってくるものが消えている夢は、逃げること自体が目的になっていた状態の象徴として語られます。拍子抜けした感覚が残る型です。
何から逃げていたのか分からないまま終わる夢も、この枠に入ります。
逃げるのをやめて向き合った夢

逃げる夢の解説では見落とされがちですが、途中で足を止める夢も一定数報告されています。この型があること自体が、逃げる夢を一つの読み方に押し込められない理由です。
ここでは責める側に立たない読み方を並べます。
立ち止まって振り返った夢
足を止めて後ろを見る夢は、状況を確かめようとしている状態の象徴として語られます。走っているあいだは見えなかったものが目に入る場面です。
振り返った先に何もなかった場合も、この枠で読まれます。
相手に声をかけた夢
追ってくるものに向かって言葉を出す夢は、避けていたものを言語化しようとしている状態の象徴として語られます。声が出た夢と出なかった夢では印象が大きく変わります。
言った内容を覚えている場合は、そちらのほうが手がかりになります。
逃げないと決めた場面があった夢
逃げるのをやめると決める場面は、この夢の中でも珍しい型です。腹をくくった感覚が残るのが特徴とされます。
現実で何かを引き受けた直後に見やすい、という説明もあります。断り続けていた頼まれごとを受けた週などが当てはまります。
ただし、この型の夢を見たからといって現実でも同じように構えなければいけない、ということはありません。夢の中で足を止められたという事実だけを、そのまま受け取ってください。
逃げる夢を繰り返し見るときに考えられること

ここは意味の話より、体調の話に近い項目です。同じ夢が続いて眠りが浅い方は、意味を探すより先に休息を優先してください。
夢占いで説明がつく範囲と、そうでない範囲があります。両方を並べておきます。
同じ場所・同じ展開を繰り返す場合
展開が毎回同じ夢は、片づいていない気がかりが残っている状態の象徴として語られます。回数を数えることに意味はないとされます。
その時期に負荷が集中していなかったかを振り返るほうが手がかりになります。
毎晩のように見て眠りが浅い場合
悪夢が続いて睡眠が細切れになっている状態は、夢占いの範囲を超えています。睡眠の問題として説明されることがあり、専門の外来もあります。
寝る前の画面や飲み物を見直しても改善しない場合は、医療機関に相談してよい事柄です。
夜中に動悸で目が覚める場合
動悸で起きる状態が続くときは、夢の内容と切り離して体調のほうを確かめてください。原因を自分で決めつけないほうが安全です。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
逃げる夢を見た朝の過ごし方

目が覚めた直後は、まだ体が逃げていたときの状態を引きずっています。ここでは朝の数分でできることだけを挙げます。
おまじないや儀式のようなことは書きません。
目が覚めた直後に体の力を抜く
肩と顎に力が入ったままのことがよくあります。息を長く吐きながら、握っていた手を開いてみてください。
水を一口飲むと、動悸が落ち着くまでの時間が短く感じられます。
走っていた場面を書き出して切り離す
どこを走っていたか、何から離れようとしていたかを数行だけ書き出すと、同じ場面を頭の中で走り直す回数が減ります。解釈は書かず、見たままで構いません。
書いたあとは読み返さずに閉じてしまって大丈夫です。
その日の予定を1つ減らす
夢の中で走り続けた朝は、起きた時点ですでに体力を使ったような重さが残ります。急いで移動する用事が入っているなら、時間に余裕のある形に組み直してください。
逃げる夢が続く時期ほど、この調整が効きやすいとされます。
何から逃げているのか自分でも分からないままのときに

何から逃げているのか分からないまま走り続ける夢が続いて、朝は先に息が上がっている。思い当たることを挙げようとしても言葉にならず、結局その日も普通に働いてしまう。そんな時期があります。
正体の分からない怖さは、人に説明しようとした時点で消えてしまいます。輪郭がはっきりしないまま話せる相手として、電話占いを選ぶ方もいます。
逃げる夢についてよくある質問
※本記事の夢の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|逃げる夢は「どう逃げたか→どこで終わったか」の順に読み直す
逃げる夢は、追ってきたものが何か分からなくても読み進められます。走ったのか、隠れたのか、動けなかったのか。体の状態がいちばんの手がかりになるからです。
結末を覚えていれば、そこも重ねてみてください。捕まった夢も、途中で目が覚めた夢も、凶兆としては扱いません。
同じ夢が続いて眠れない状態が長引くときは、意味より休息を優先してください。負荷の出どころが仕事にありそうな方は、当メディアの仕事の夢の意味もあわせてご覧ください。