異動する夢を見た朝は、内示の時期が近いほど落ち着かないものです。夢の中の出来事なのに、現実の人事とつながっているような気がして、そのまま検索して来られた方が多いのではないでしょうか。
この記事では、異動する夢をまず「部署が変わる夢か・勤務地が変わる夢か・会社が変わる夢か」で分け、次に「決められた夢か、自分で選んだ夢か」で読み分ける方法を整理します。編集部が夢占いの解説を横断して確認した範囲でまとめました。


【一言でいうと】異動する夢は、変化そのものより「変化に対する自分の構え」が形になったものとして読まれる

異動する夢は、これから起きる人事の予告としてではなく、変化を前にした自分の構えが場面になって出たもの、と読まれることが多い夢です。
同じ「異動する夢」でも、部署が変わったのか、勤務地が遠くなったのか、会社そのものを離れたのかで語られ方は変わります。さらに、その異動が決められたことだったのか、自分で選んだことだったのかで読みが分かれます。
ですから、いきなり意味の一覧を探すよりも、自分の夢がどれだったかを2段階で絞るほうが早く読み終わります。この記事はその順番で進みます。
この記事の要点
- まず部署が変わる夢か、勤務地が変わる夢か、会社が変わる夢かを分ける
- 次に、決められた夢か・自分で選んだ夢か・断った夢かで読み方が変わる
- 異動の話が出ている時期には見やすい夢だという読み方がある
まず分ける|部署が変わる夢・勤務地が変わる夢・会社が変わる夢
「異動」という言葉はひとまとめに使われますが、夢の中で起きていたことは3つに分かれます。どれだったかを決めてから読むと、当てはまらない解釈を読み続けずに済みます。

同じ会社の中で所属が変わる夢
デスクの場所が変わる、引き継ぎの資料を渡す、名札やチームの名前が変わる。こうした場面が中心なら、部署が変わる夢として読まれます。
この型は、環境がまるごと入れ替わるというより、いまの立ち位置や役割が動くことへの構えとして語られます。人間関係が続いたまま距離だけ変わる、という点が特徴です。
勤務地が遠くなる・近くなる夢
荷物をまとめる、住まいを探す、駅や地図が出てくる。移動そのものが場面の中心にあるなら、勤務地が変わる夢として読まれます。
この型では、生活のほうが動くことへの気持ちが出ていると語られます。仕事の内容よりも、家族や住む場所といった生活の側の心配が形になったもの、という読み方です。
会社そのものを離れる夢
退職の挨拶をする、社員証を返す、見送られるといった場面が出てきたなら、それは異動ではなく会社が変わる夢として扱われます。
この型は区切りや一区切りの気持ちとして語られることが多く、部署異動の解釈をそのまま当てはめると読み違えます。仕事の夢全般の読み方は、下の記事にまとめています。
どれか分からないまま覚えているとき
場面がぼんやりしていて、どの型か決められないこともあります。その場合は、夢の中で「何を持って移動していたか」を思い出してみてください。
書類や引き継ぎなら所属が変わる型、荷物や住まいなら勤務地が変わる型、挨拶や返却なら会社が変わる型に近くなります。どれも思い出せないときは、次の見出しの主導権の軸だけで読んで構いません。
決められた夢か、自分で選んだ夢か

2段階目の軸がこれです。夢の中で異動が自分の意思だったかどうかで、語られる内容が変わります。決められた夢が悪い、選んだ夢が良い、という良し悪しではありません。
異動が決まっていた・告げられた夢
辞令を渡される、上司から告げられる、すでに決まったこととして話が進む。この型は、自分の外側で物事が決まっていく状況への構えが出ていると読まれます。
不本意に感じたなら、いまの持ち場に手応えがある裏返しとして語られることがあります。ほっとしたなら、決まってしまえば楽だという気持ちの表れとして読まれます。
自分から希望して異動した夢
希望を出す、面談で伝える、行きたい部署を選ぶ。この型は、いまの場所を動かしたい気持ちが場面になったものとして語られます。
ただし、現実に異動を望んでいるとは限りません。仕事以外の場面で「自分で選び直したい」と思っていることが、職場の場面を借りて出てくる、という読み方もされます。
断った・保留した夢
話を断る、返事をしないまま場面が終わる、その場から離れる。この型は、変化そのものより、いま決めたくないという状態が出ていると読まれます。
この夢を見たあとに落ち着かないのは自然なことです。決めていないという状態が、夢の中でもそのまま続いていただけだからです。
夢の中でどう感じたかを一緒に思い出す
同じ場面でも、そのとき自分がどう感じていたかで読みは変わります。嫌だったのか、期待していたのか、何も感じなかったのか。
何も感じなかった場合も情報のうちです。感情が動いていないなら、その話題が自分にとってまだ現実味を持っていない段階だという読み方ができます。
誰が異動した夢だったか
異動したのが自分ではなく、同僚や上司だったという夢もよく見られます。この場合も読みの重心は相手ではなく、その人が自分にとってどういう存在だったかに置きます。

自分が異動する夢
もっとも直接的な型です。前の見出しの3つの軸(決められた・選んだ・断った)をそのまま当てはめて読めます。
場面の細かさよりも、その異動が自分の意思だったかどうかを先に思い出してください。そこが決まれば、読みはほぼ決まります。
同僚が異動する夢
近くにいた人がいなくなる場面です。日ごろその人と分け合っていた役割や会話が、自分の側でどれくらいの比重を占めていたかが出ていると読まれます。
寂しさが強かったなら、その人に頼っていた部分が大きかったという読み方になります。何も感じなかったなら、職場の関係として割り切れているという読み方です。
上司が異動する夢
判断を仰いでいた相手がいなくなる場面です。自分で決める場面が増えることへの構えとして語られることがあります。
上司が出てくる夢そのものの読み方は、下の記事で詳しく扱っています。関係のほうが気になる場合はそちらをご覧ください。
苦手な人が異動する夢
気を張っていた相手がいなくなる場面です。緊張が解ける場面を思い描いていた気持ちが形になったもの、という読み方をされます。
これはその人が悪いという話ではありません。自分の側にどれだけ力がかかっていたかを測る手がかりとして読むほうが、目が覚めたあとに扱いやすくなります。
気になっている人が異動する夢
距離が離れる場面が出てくる型です。相手の予定を言い当てているというより、いまの距離感が変わることへの気持ちが出ていると語られます。
夢の内容を相手の行動の予告として受け取ると、現実の関係のほうが動きにくくなります。自分の気持ちの現在地として読むほうが無理がありません。
異動先や場面で語られること

ここまでの2つの軸で読みが決まったあと、細かい場面が気になる方のために一覧にしました。どれも「そう語られることがある」という範囲の読み方です。
| 夢の場面 | 語られる読み方 | 思い出して確かめたいこと |
|---|---|---|
| 希望した部署に移る | いまの持ち場を動かしたい気持ちの表れとして読まれる | 希望を出したのは自分だったか |
| 知らない部署に移る | 先の見通しが立っていない状態が場面になったものと語られる | その場所に人がいたかどうか |
| 異動先が分からないまま終わる | まだ決めていない・決まっていない段階の反映として読まれる | 不安だったか、平気だったか |
| 遠い勤務地に移る | 仕事より生活の側が動くことへの気持ちとして語られる | 荷物や住まいが出てきたか |
| 元の部署に戻る | 慣れた場所へ戻りたい気持ち、または一区切りの感覚として読まれる | 戻ったときに安心したか |
| 異動の話が立ち消えになる | 変化が起きない状態が続くことへの気持ちの表れとして語られる | ほっとしたか、拍子抜けしたか |
| 辞令の紙を見る | 自分の外側で決まったことを受け取る場面として読まれる | 書かれている内容を読めたか |
| 送別会の場面 | 区切りをつける気持ち、見送る側と見送られる側の位置の反映と語られる | 自分は見送る側だったか |
※夢の解釈は伝統的な読み方を整理したもので、出来事を予告するものではありません。
異動する夢を見やすい時期がある

この夢は、異動という言葉が身の回りに出ている時期に見やすいと語られます。夢が先に知らせているのではなく、起きている間に考えていることが形を変えて出ているという読み方です。
異動の話が出ている時期
内示の時期が近い、部署の再編がうわさになっている、上司が面談を始めた。こうした時期は、異動という言葉に触れる回数そのものが増えます。
触れる回数が増えれば、夢の場面に登場する機会も増えます。そう考えると、この夢を見たこと自体を特別な合図として扱う必要はなくなります。
異動したばかりの時期
すでに異動を終えたあとにも、この夢を見ることがあります。新しい場所に慣れきっていない時期は、前の場所と新しい場所が夢の中で混ざりやすいと語られます。
この時期の夢は、これからのことではなく、いま起きていることの整理として読むほうが自然です。落ち着いてくると見なくなる、という語られ方もされます。
異動とは関係なく生活が変わる時期
引っ越し、家族の予定、担当している案件の切り替わり。仕事の異動と関係のない変化が続いている時期にも、この夢は職場の場面を借りて出てくることがあります。
夢の舞台が職場だからといって、気がかりが職場のこととは限りません。最近変わったことを職場以外も含めて数えてみると、心当たりが見つかることがあります。
夢が先に知らせているという読み方をしないほうが楽なとき
内示を待っている時期に「これは予告だ」と受け取ると、まだ起きていないことに対して気持ちを使い続けることになります。
かといって「まったく関係ない」と切り捨てる必要もありません。いま気にかかっていることの写しとして眺める、くらいの距離が扱いやすい距離です。
目が覚めても落ち着かないときにできること

夢の意味を読んでも気持ちが戻らないときがあります。そういうときは、夢の解釈ではなく手を動かすほうが効きます。順に挙げます。
夢の内容を短く書き留めておく
覚えているうちに、場面・登場人物・そのとき感じたことを3行だけ書いておきます。長く書く必要はありません。
書き出すと、頭の中で繰り返していた場面が外に出ます。あとで同じ夢を見たときに、変わった点と変わらない点を比べられるようにもなります。
気がかりを仕事の話と気持ちの話に分けて書き出す
異動の不安は「起きる事実」と「そのときの気持ち」が混ざりやすいところです。通勤時間や引き継ぎのように調べれば分かることと、気持ちの部分を分けて書きます。
調べれば分かる側は人事や上司に確認できます。残るのが本当に気になっている部分で、そこは自分の中の話なので、確認しても消えません。
同じ夢が続くときの考え方
同じ夢を繰り返し見るのは、気にかけている状態が続いている表れとして語られます。夢の回数が意味の強さを表すという読み方はしません。
回数を数えて不安になるより、状況が動いたときに夢がどう変わったかを見るほうが手がかりになります。
眠りが浅い状態が続くときは体の不調として扱う
寝つけない、夜中に何度も目が覚める、寝汗や動悸がある。こうした状態が続いているなら、それは夢の解釈で扱う話ではありません。
体の不調として、医療機関にご相談ください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
人に話しにくいときの選択肢
異動の話は、決まるまで社内の人には話しづらく、家族に言えば大ごとになりがちです。宙ぶらりんの期間ほど、話し相手が見つかりません。
電話占いヴェルニは、仕事や人間関係の相談を扱う鑑定士も在籍するサービスです。料金は1分180〜600円(税込)で20円刻みの22段階と公式に案内されており、通話料は会社負担で無料です(執筆時点)。
異動する夢についてよくある質問
※本記事の夢の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|異動する夢は、まず「どの異動か」と「決められたか選んだか」で分けて読む
異動する夢は、部署が変わる夢・勤務地が変わる夢・会社が変わる夢の3つに分かれます。夢の中で何を持って移動していたかが、見分ける手がかりになりました。
そのうえで、異動が決められたことだったのか、自分で選んだことだったのか、断ったのかという主導権の軸で読み分けます。誰が異動した夢でも、読みの重心は自分の側に置きます。
この夢は、異動の話が身の回りに出ている時期に見やすいと語られます。予告として受け取らず、いま気にかかっていることの写しとして眺めるくらいの距離が、目が覚めたあとに扱いやすい距離です。