目が覚めてから、内容そのものよりそんな夢を見た自分のほうが気になってしまう。検索することにも少し抵抗がある——この記事は、そういう気持ちのまま来られた方に向けて書いています。
先にお伝えします。この種の夢は、夢占いでは行為そのものの意味としては読まれてきませんでした。そして、見ること自体はまったく珍しいことではありません。


【一言でいうと】性的な夢は現実の欲求や関係の予告ではなく、何かと深く結びつくことの象徴として語られてきた

古い夢解釈では、この種の場面は具体的な出来事ではなく抽象的な象徴として扱われてきました。行為の内容から意味を引く読み方ではありません。
そして、こうした夢を見ること自体は珍しくないと説明されています。まずそこを置いてから読み進めてください。
この記事の要点
- 行為そのものの意味としては読まれてこなかった
- 見ること自体は珍しくなく、内容は自分で選べない
- 「相手の気持ちが表れている」という読み方は採らない
- 読み分けに使うのは、目が覚めたときの気持ちのほう
相手別・場面別の一覧を探している方は別の記事へ
誰が出てきたか、どんな場面だったかという索引は、別の記事にまとめてあります。
そちらを探している方は当メディアのエッチする夢の意味をご覧ください。本記事は、見たこと自体をどう扱うかに集中します。
セックスの夢が夢占いで「象徴」として扱われてきた理由

上の図のように、この種の夢は3つの層に整理されてきました。結びつき、受け入れること、変化。いずれも抽象的な概念です。
編集部では、夢の象徴を扱う解説を横断して読み、この題材に触れている記述を層ごとにまとめ直して整理しました。
結びつきの象徴として
二つのものが一つになる、という構図を関係の深まりに重ねる読み方です。恋愛に限らず、仕事や創作の場面にも当てはめられてきました。
この当てはめが確かめられたことはありません。
受け入れることの象徴として
自分の外にあるものを取り込む、という構図に重ねる読み方です。新しい考え方や環境を受け入れる時期に結びつけて語られます。
これも一つに定まった対応ではなく、解説によって当てはめ方が分かれます。
変化・生まれ変わりの象徴として
何かが生まれる手前の場面として扱う読み方です。区切りや切り替わりに結びつけられてきました。
なお、妊娠の前触れとして読む説明もありますが、本記事ではその読み方は扱いません。
3つの層に共通しているのは、行為そのものではなく構図のほうを見ている点です。だからこの記事では、場面を細かく振り返る必要がないと書いています。
日中の刺激や記憶の再編として説明されるとき
日中に触れた刺激や、記憶の再編の過程として説明されることもあります。この見方では、夢は材料の再生として見られます。
どちらの説明も、確かめられたものではありません。並べたまま、近いほうを選んでください。
こういう夢を見たこと自体が気になるときの受け止め方

ここが本記事のいちばん書きたい部分です。意味より先に、見たこと自体への後ろめたさを下ろしておきたいと思います。
3つだけ書きます。
内容は自分で選べない
どんな場面を見るか、誰が出てくるかを、眠る前に決めることはできません。選べないものに、道徳的な評価はつきません。
見てしまったことを気に病む必要はない、というのが本記事の立場です。
寝る前に何を考えていたかで内容が決まるわけでもありません。逆に、何も考えずに眠った日に見ることもあります。
眠っている間は日中の判断基準で動いていない
起きているときなら考えもしない組み合わせが場面になるのは、この状態では珍しくないと説明されています。判断の枠が働いていないためです。
だから、夢の内容から自分の本心を読み取ろうとしなくて大丈夫です。
人に話しにくい題材であること自体が負担になる
怖い夢なら誰かに話せますが、この種の夢は切り出しにくい。話せないぶん、頭の中で繰り返し再生されてしまいます。
抱えているのはあなただけではありません。この記事を読んでいる時点で、同じ状態の方が他にもいるということです。
調べたこと自体も気に病まなくてよい
検索窓に言葉を打ち込むところで一度ためらった、という方もいると思います。履歴が残るのが気になって、調べるのをやめかけた方もいるかもしれません。
知りたいと思うのは自然なことです。意味を確かめようとしたこと自体に、後ろめたさを足す必要はありません。
朝から気持ちを切り替えたいとき
意味を調べるより、体を先に動かすほうが早く切り替わります。顔を洗う、窓を開けて空気を入れるといった程度で十分です。
切り替えられないまま一日が過ぎることもありますが、翌日には薄れていることがほとんどです。
相手が意外だった場合にどう考えるか

相手の属性が意外だったことに、いちばん戸惑う方が多いようです。ここでも、属性そのものに価値判断はつけません。
4つに分けて見ます。
身近な知り合いだった
翌日に顔を合わせる相手だと、扱いに困ります。目を合わせにくくなることもあるでしょう。
日常的に視界に入る相手ほど場面に出やすいと説明されます。相手への態度を変えないことだけ意識してください。
同性だった
戸惑いが残りやすい形です。ただ、内容は自分で選べません。
伝統的には、自分の中の性質や憧れている面の投影として語られてきました。現実の指向を示すものとしては扱いません。
まったく関係のない人だった
顔も名前も知らない相手が出てくる形です。誰なのかを突き止めようとしなくて大丈夫です。
特定の誰かではなく、結びつきという概念そのものが人の形をとったと考えるほうが自然です。
顔立ちや年齢を思い出そうとしても、たいてい途中で分からなくなります。そこで止めて問題ありません。
パートナー以外だった
後ろめたさがいちばん強く出る形です。相手に申し訳ないような気持ちになることもあります。
これを今の関係への不満の証拠としては読みません。そして「相手の気持ちが表れている」「相性がよい証拠」という読み方も、本記事でははっきり退けます。そう語られることはありますが、確かめられたものではなく、現実の相手への見方を歪めてしまうためです。
気になるのは自然なことですが、確かめようのないものを確かめようとすると、かえって落ち着かなくなります。
相手の心情については別の記事で
夢に出た相手の気持ちをめぐる言い伝えについては、当メディアの夢に出てくる人と相手の気持ちで整理しています。
目覚めたときの感情で変わる受け止め方

読み分けに使うのは、内容ではなく気持ちのほうです。同じ場面でも、目が覚めたときにどう感じたかで扱い方が変わります。
目が覚めた直後の気持ちに、いちばん近いものを選んでください。
心地よかった
穏やかな気分で目が覚めた形です。そのあとで内容を思い出して気まずくなる、という順番になることもあります。
受け入れられている感覚として語られてきました。良い気分だったこと自体を、後から否定しなくて大丈夫です。
気まずかった
いちばん多い形かもしれません。悪い夢ではないのに、素直に受け取れない状態です。
判断の枠が戻ってきたあとの反応として自然なものです。気まずさが出たこと自体に意味を探す必要はありません。
嫌だった・後味が悪かった
不快さが残る形です。自分を責める気持ちが出ることもあります。
ここは繰り返し書きます。夢の内容と、あなたの意思は別のものです。嫌だったという感覚のほうを、そのまま認めてかまいません。
特に何も感じなかった
驚きも不快さもなく、ただ見たという形です。意味を探す気にもならないことがあります。
その場合は、そのまま置いておいて問題ありません。何も感じなかったこと自体が、扱いやすさの表れです。
感情がはっきりしないときは決めなくてよい
4つのどれとも言えない、という場合もあります。その場合は無理に当てはめず、決めないまま置いておいてください。
この夢は、受け止め方が決まらないと困るという種類のものではありません。時間が経つと自然に薄れていきます。
繰り返し見るときに考えられること

同じような夢が続くとき、まず見るのは生活の側です。ここは夢占いの範囲外の話になります。
当てはまるものがあれば、そちらのほうが説明として近いかもしれません。
生活リズムが乱れている時期
就寝時刻がばらついている、睡眠時間が短いといった時期に、夢をよく覚えるようになると説明されることがあります。
内容の種類とは関係なく、覚えている数そのものが増えている可能性もあります。
眠りが浅い時期
目覚める前の浅い眠りの時間帯に見た夢は、記憶に残りやすいと言われます。夜中に目が覚める日が続いているなら、そちらの影響も考えられます。
これは断定できる話ではありません。
日中に強い刺激があった時期
映像作品や会話など、日中に触れた情報が材料になることがあると説明されます。心当たりがあるなら、そちらのほうが自然な説明です。
寝る前に見るものを変えてみると、変化が出ることもあります。
生活の枠が変わった直後
引っ越しや異動のあと、夢をよく覚えるようになったという声があります。眠る環境そのものが変わるためだと説明されます。
これも断定できる話ではありませんが、心当たりがあるなら時期の問題として受け取れます。
日常に支障が出ている場合
不快な夢が続いて眠るのがつらい、日中の生活に影響が出ているという場合は、医療の領域の話です。自己判断せず医療機関で相談してください。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
性的な夢についてよくある質問
誰にも話せないまま抱えているときは

内容が内容なだけに、友人にも家族にも切り出せないまま、頭の中だけで何度も再生してしまう。この種の夢は、話せないことそのものが負担になります。
面識のない相手のほうが、かえって最後まで言葉にできることがあります。ただし、話したからといって夢の意味が確定するわけではありません。
誰にも切り出せない夢をどこまで話していいか迷う方は、当メディアの恋愛占いの使い方で相談できる範囲を確かめたうえで、電話占いおすすめ8社の比較から顔を合わせずに話せる形式を選んでみてください。
※本記事の夢の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|内容ではなく「象徴」と「受け止め方」で扱う
性的な夢は、行為そのものの意味としてではなく、結びつき・受け入れること・変化という抽象的な象徴として語られてきました。内容から意味を引く読み方ではありません。
そして、見たこと自体を気に病まないでください。内容は自分で選べず、眠っている間は日中の判断基準が働いていません。
読み分けに使うのは、目が覚めたときの気持ちのほうです。相手別や場面別の索引を探している方はエッチする夢の意味へ、接触の場面が中心だった方はキスする夢の意味へどうぞ。