入籍の日、財布を下ろす日、店を開ける日。人生の節目を決めるとき、暦をめくって縁起のよい日を探した経験はないでしょうか。
この記事では、2026年の吉日を種類別・月別に一覧でまとめます。掲載した日付は編集部が国立天文台暦計算室の公開情報と複数の吉日一覧を照合し、記載が一致したものだけを採用しました(2026年7月20日時点)。


開運日(吉日)とはどんな日?運気の良い日を一言でいうと

開運日は、暦の上で縁起がよいとされる日をまとめて指す呼び方です。特定の一つを指す言葉ではありません。
由来も巡ってくる頻度も、向くとされる用途もそれぞれ違います。「吉日は1種類ではない」というのが、日取り選びの出発点です。
この記事の要点
- 吉日には天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日・大安・甲子の日など複数の種類がある
- 2026年の天赦日は6日、甲子の日は6日、一粒万倍日は64日、寅の日は31日、巳の日は30日
- 大安は六曜、それ以外は暦注で、決まり方も出どころも異なる
暦注と六曜が混ざって語られている
吉日を紹介するページでは、大安と一粒万倍日が同じ並びで扱われていることがよくあります。実際には別の体系のものです。
この違いは日取りを考えるうえで効いてくるので、後の章で詳しく整理します。
吉日6種類の違いを比べる
まずは代表的な6種類を横並びで比較します。頻度の欄は2026年に編集部が確認した日数です。

| 吉日の種類 | 意味と由来 | 2026年に巡ってくる頻度 | 向くとされる用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 天赦日 | 天がすべてを赦すとされる日。暦注のなかでも最上級に位置づけられる | 年6日 | 新しいことの開始全般、開業、入籍 | 数が少なく予定を合わせにくい |
| 一粒万倍日 | 一粒の籾が万倍に実るという言い伝えにちなむ選日 | 年64日(月4〜7回) | 財布の使い始め、習い事、契約 | 増えると困ることには向かないとされる |
| 寅の日 | 十二支の寅にあたる日。虎は千里を行き千里を帰るという言葉にちなむ | 年31日(12日ごと) | 旅立ち、お金を使うこと | 婚礼は「出戻る」と嫌う考え方がある |
| 巳の日 | 十二支の巳にあたる日。蛇が弁財天の使いとされることにちなむ | 年30日(12日ごと) | 金運や芸事に関わることの開始 | 60日ごとの己巳の日をより重んじる説もある |
| 大安 | 六曜の一つ。何ごとにも良いとされる日 | 月5〜6回程度 | 婚礼、式典、記念日 | 暦注ではなく六曜。決まり方が異なる |
| 甲子の日 | 六十干支の最初の日。大黒天にゆかりがあるとされる | 年6日(60日ごと) | 長く続けたいことの開始 | 間隔が空くため候補にしにくい |
頻度の差がそのまま使いやすさの差になる
天赦日と甲子の日は年に6日しかなく、予定を合わせるのは簡単ではありません。一方で一粒万倍日は月に4回から7回、寅の日と巳の日は12日ごとに巡ってきます。
候補日を確保しやすいのは後者です。希少な日ほど良いという考え方をすると、かえって身動きが取れなくなります。
2026年の開運日 月別カレンダー

年の後半にお読みの方に向けて、下半期の表を先に置きます。上半期は下段にまとめました。
2026年下半期(7月〜12月)の吉日
| 月 | 天赦日 | 一粒万倍日 | 寅の日 | 巳の日 | 甲子の日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7月 | 19日(日) | 6日(月)・7日(火)・10日(金)・19日(日)・22日(水)・31日(金) | 3日(金)・15日(水)・27日(月) | 6日(月)・18日(土)・30日(木) | なし |
| 8月 | なし | 3日(月)・13日(木)・18日(火)・25日(火)・30日(日) | 8日(土)・20日(木) | 11日(火)・23日(日) | 18日(火) |
| 9月 | なし | 6日(日)・7日(月)・14日(月)・19日(土)・26日(土) | 1日(火)・13日(日)・25日(金) | 4日(金)・16日(水)・28日(月) | なし |
| 10月 | 1日(木) | 1日(木)・11日(日)・14日(水)・23日(金)・26日(月) | 7日(水)・19日(月)・31日(土) | 10日(土)・22日(木) | 17日(土) |
| 11月 | なし | 4日(水)・7日(土)・8日(日)・19日(木)・20日(金) | 12日(木)・24日(火) | 3日(火)・15日(日)・27日(金) | なし |
| 12月 | 16日(水) | 1日(火)・2日(水)・15日(火)・16日(水)・27日(日)・28日(月) | 6日(日)・18日(金)・30日(水) | 9日(水)・21日(月) | 16日(水) |
2026年上半期(1月〜6月)の吉日
| 月 | 天赦日 | 一粒万倍日 | 寅の日 | 巳の日 | 甲子の日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | なし | 1日(木)・2日(金)・5日(月)・14日(水)・17日(土)・26日(月)・29日(木) | 4日(日)・16日(金)・28日(水) | 7日(水)・19日(月)・31日(土) | なし |
| 2月 | なし | 8日(日)・13日(金)・20日(金)・25日(水) | 9日(月)・21日(土) | 12日(木)・24日(火) | 19日(木) |
| 3月 | 5日(木) | 4日(水)・5日(木)・12日(木)・17日(火)・24日(火)・29日(日) | 5日(木)・17日(火)・29日(日) | 8日(日)・20日(金) | なし |
| 4月 | なし | 8日(水)・11日(土)・20日(月)・23日(木) | 10日(金)・22日(水) | 1日(水)・13日(月)・25日(土) | 20日(月) |
| 5月 | 4日(月)・20日(水) | 2日(土)・5日(火)・6日(水)・17日(日)・18日(月)・29日(金)・30日(土) | 4日(月)・16日(土)・28日(木) | 7日(木)・19日(火)・31日(日) | なし |
| 6月 | なし | 12日(金)・13日(土)・24日(水)・25日(木) | 9日(火)・21日(日) | 12日(金)・24日(水) | 19日(金) |
参照した暦は池田工芸・JR東日本のメディア・招福堂・開運屋・ハナユメの各吉日一覧で、二十四節気は国立天文台暦計算室の公開情報です。編集部の確認日は2026年7月20日で、記載が一致した日のみを掲載しています。
大安を表に含めていない理由
大安は六曜であり、上の表に並べた暦注とは決まり方が違います。同じ表に置くと同じ性質のものだと誤解されやすいため、あえて分けました。
大安は月に5回から6回めぐってきます。婚礼や式典の日取りで気にされる方は、お使いのカレンダーで確認してください。
2026年に特に重なる日

複数の吉日が同じ日に重なることがあります。他媒体では「最強開運日」と呼ばれることもありますが、当メディアとしては効果を断定しません。
| 日付 | 重なる吉日 | 備考 |
|---|---|---|
| 3月5日(木) | 天赦日/一粒万倍日/寅の日 | 大安とも重なるとする一覧が多く、2026年で最も重なりの多い日 |
| 4月20日(月) | 一粒万倍日/甲子の日 | 長く続けたいことの開始日として挙げられやすい |
| 5月4日(月) | 天赦日/寅の日 | 連休中にあたるため予定を合わせやすい |
| 7月19日(日) | 天赦日/一粒万倍日 | 不成就日も重なると記載する一覧がある |
| 8月18日(火) | 一粒万倍日/甲子の日 | 下半期で最初の甲子の日 |
| 10月1日(木) | 天赦日/一粒万倍日 | 下半期の候補としてよく挙げられる |
| 12月16日(水) | 天赦日/一粒万倍日/甲子の日 | 年内最後の天赦日で、3種類が重なる |
重なりの解釈にも幅がある
吉日が重なると効力が強まるという説明が一般的ですが、暦注はそれぞれ由来が違うため単純に足し算されるとは限りません。呼び名も媒体によってまちまちです。
予定を合わせやすい日が見つかったときの目印、くらいに考えておくのが実用的です。
用途別・どの吉日を選ぶ?
実際には「入籍の日を決めたい」「財布をいつ下ろすか」といった用途から探している方がほとんどです。そこで用途から逆引きできる表を用意しました。

| やりたいこと | 伝統的に向くとされる吉日 | 2026年下半期の候補日 | あわせて確認したいこと |
|---|---|---|---|
| 財布の使い始め | 一粒万倍日、寅の日、巳の日 | 10月1日(木)、12月16日(水) | 購入日ではなく使い始める日を合わせる |
| 開業・開店 | 天赦日、一粒万倍日、甲子の日 | 10月1日(木)、12月16日(水) | 届出の期限と取引先の都合が最優先 |
| 契約・引っ越し | 天赦日、一粒万倍日、大安 | 7月31日(金)、9月14日(月) | 物件と相手方の都合を先に押さえる |
| 入籍 | 天赦日、大安 | 10月1日(木)、12月16日(水) | 役所の受付時間と二人の希望を優先 |
| 宝くじの購入 | 寅の日、巳の日、一粒万倍日 | 12月18日(金)、12月21日(月) | 当選を保証するものではありません |
| 長く続けたいことの開始 | 甲子の日 | 8月18日(火)、10月17日(土) | 60日ごとのため候補が限られる |
候補日は「絞り込む」ためではなく「後押し」に使う
先に実務の条件を並べ、可能な日を洗い出します。そのうえで、残った候補のなかに吉日があればそちらを選ぶ、という順番です。
吉日から先に決めると、条件のほうを無理に合わせることになります。順番を逆にしないでください。
避けたほうがよいとされる日

縁起がよくないとされる日についても、諸説あることを前提に中立に紹介します。
不成就日
何ごとも成就しないとされる暦注で、月に4回前後めぐってきます。吉日と重なる日もあり、その場合の扱いは解説によって割れています。
編集部が確認した範囲でも、記載する日数が媒体によって異なりました。気にされる場合は複数の一覧で確認してください。
仏滅
六曜の一つで、語感の強さから婚礼などで避けられることがあります。ただし意味は時代とともに変わってきた言葉で、現在の字面が最初からあったわけではありません。
気にする方は日を選び、気にしない方はそのまま予定を入れます。絶対に避けるべき日というものではありません。
六曜と暦注は別のもの

混同されやすい部分を整理しておきます。ここを押さえると、吉日の情報がぐっと読みやすくなります。
決まり方も出どころも違う
大安・仏滅などの六曜は、旧暦の月日から機械的に定まる区分です。一方で一粒万倍日や天赦日は選日と呼ばれる暦注で、節気と十二支の組み合わせから導かれます。
由来も体系も別なので、同じ日に重なったからといって性質が同じわけではありません。
公的な暦には載っていない
国立天文台が毎年発表する暦要項に掲載されているのは、国民の祝日・二十四節気および雑節・朔弦望・日出入・日食月食などです。六曜も暦注も、この公的な暦には含まれていません。
そのため吉日の日付には国が定めた唯一の正解が存在せず、各社の暦がそれぞれの基準で算出しています。媒体によって1日ずれることがあるのはこのためです。
日取りを決めるときの現実的な考え方

最後に、吉日との付き合い方をまとめます。ここが本記事でいちばん大切だと考えている部分です。
合わせられない日があって当然です
天赦日は年に6日、甲子の日も年に6日しかありません。仕事や家庭の予定と重なるほうが普通です。
合わせられなかったことで何かが損なわれるわけではありません。暦は日常を縛るために作られたものではないのです。
自分と相手の都合を優先してよい
入籍や開店のように相手のいる場面では、暦より人の予定が先に来ます。周囲に無理を頼んでまで日を合わせる必要はありません。
候補が並んで決めきれないときの、最後のひと押し。それくらいの位置づけがちょうどよい距離感です。
待っているあいだに機会を逃さない
次の吉日まで待つうちに、条件のよい物件や求人が埋まってしまうことがあります。動くべきときに動けないほうが、実際には惜しい結果になります。
年運のような長い時間軸で考えたい方もいますが、いずれにしても暦は行動を止める理由にはしないという線引きを持っておいてください。
2026年の開運日についてよくある質問
節目の決断を相談したいときは

候補日が並んでも、そもそも進めるかどうかで迷っていることがあります。店を出すか、その人と籍を入れるか。暦では決められない問いです。
ひとりで抱えると考えが堂々巡りになりがちです。誰かに話して言葉にしてみると、自分が何を迷っているのかがはっきりすることがあります。
※本記事の吉日・暦注の解釈は伝統的な言い伝えに基づく一般的な内容であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。掲載した日付は複数の吉日一覧で記載が一致したものを、2026年7月20日時点で編集部が確認したものです。二十四節気は国立天文台暦計算室の公開情報に基づきます。暦注・六曜は採用する暦により差が出る場合があります。宝くじや金運の効果を保証するものではありません。料金等は執筆時点(2026年7月)の各公式サイト情報です。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
まとめ|吉日は用途から選ぶと迷わない
吉日は1種類ではありません。天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日・大安・甲子の日で、由来も頻度も向く用途も違います。
探すときは日付からではなく用途から入ってください。財布なら一粒万倍日や巳の日、長く続けたいことなら甲子の日、というように絞り込めます。
2026年下半期で複数の吉日が重なるのは、10月1日(木)と12月16日(水)です。ただし合わせられなくても問題はありません。