顔も名前も知らない相手に好かれている——目が覚めたあと、その場面だけがはっきり残っていることがあります。うれしかった方もいれば、落ち着かない気持ちが残った方もいると思います。
この記事は、どちらの受け取り方でも読める形にしました。主要な夢の解説を横断して確認し、共通して語られている読み方だけを整理しています。


【一言でいうと】知らない異性に好意を持たれる夢は、出会いの予知としては扱われていない

この夢は、夢占いにおいて実際に誰かから好意を寄せられることの予知としては読まれていません。相手が誰なのかを示す夢としても扱われていません。
検索して出てくる記事の多くは「恋愛運が上がっている」「出会いの前兆」と書いています。ただ、そう読める裏づけまでは示されていないため、この記事ではその書き方に沿いません。
また、この記事はうれしかった前提で書き進めません。怖い、気持ち悪いと感じた方にも読んでいただける形にしています。
この記事の要点
- 出会いや告白の予知としては読まれていない
- 読み分けの手がかりは「夢の中で自分がどう感じたか」
- 怖さが残る場合に整えられることは、夢の解釈とは別にある
知らない異性に好意を持たれる夢について語られている読み方

主要な夢の解説を見比べると、この夢の説明として挙げられる見方はいくつかに絞られます。ここでは共通して挙げられているものだけを紹介します。
いずれも一般に語られている見方で、当たるかどうかを保証するものではありません。
人からどう見られているかを意識している時期と結びつけて語られる
自分の見え方が気になっている時期に見やすい、という説明があります。評価される場面が続いた週などが例として挙げられます。
この読み方では、好意そのものより「見られている」という感覚のほうが題材だとされます。思い当たる場面が無ければ、この読み方は飛ばして構いません。
新しい環境に移った時期と結びつけて語られる
転職、進学、引っ越しなど、周囲の顔ぶれが入れ替わった時期に見やすいという説明も見られます。まだ関係ができていない人が多い状態が、見覚えのない人物として場面になるという整理です。
この場合、夢の中の相手に個性がないことが多いとも語られます。
見覚えのない人物は、特定の誰かを指すものとして扱われていない
夢に出てくる知らない人物について、実在の特定の誰かを指しているという読み方は、主要な解説では採られていません。記憶の断片が組み合わさった像として説明されます。
そのため、心当たりのある人を探す作業には進まないほうが落ち着きます。
【夢の中で感じたこと別】知らない異性に好意を持たれる夢の受け取り方

この夢でいちばんの手がかりになるのは、夢の中で自分がどう感じたかです。上の図は、うれしかった/戸惑った/怖かった/気持ち悪さが残った/何も感じなかったの5つを1枚に並べたものです。
うれしければ良い夢、怖ければ悪い夢、という対応づけはしません。感じ方は、そのときの体調や生活の状態にも左右されるためです。
うれしかった
好意を向けられて素直にうれしかった場合は、認められる場面を思い浮かべやすい時期だと語られます。恋愛に限らず、仕事や家庭での評価が題材になることもあります。
ただし、そこから現実の出会いを読み取る説明は採用していません。
戸惑った
うれしいのか困っているのか自分でも分からなかった、という場面もあります。距離の詰め方を測りかねている状態として語られることが多いものです。
怖かった
相手の様子が分からないまま近づかれると、内容が好意であっても恐怖として残ります。怖かったこと自体は、夢の良し悪しを示すものではありません。
怖さが残っている場合は、後半の章で扱う整え方のほうが役に立ちます。
気持ち悪さが残った
目が覚めたあとも不快感が続く場合があります。場面の内容より、断れなかった感覚が残っているという説明がされることがあります。
この場合、夢の意味を掘り下げるより、朝の時間をいつもどおりに進めるほうが早く落ち着くとされています。無理に思い出し直す必要はありません。
何も感じなかった
場面だけを覚えていて、感情がまったく伴っていないこともあります。この場合、読み取れる範囲はほとんどないとされています。
【好意の向けられ方別】告白された・話しかけられた・見つめられていた

どのように好意を向けられたかでも、語られ方が変わります。ここでは五つに分けて整理します。
なお、この記事は好意を向けられるという関係の向きだけを扱います。手を繋ぐ、抱きしめられるといった接触の場面は扱いません。
はっきり告白された
言葉ではっきり伝えられた場面は、答えを求められる状況の象徴として語られます。返事をした・しなかったの記憶がなくても問題ありません。
何度も話しかけられた
繰り返し声をかけられる場面は、断りにくさが題材になっていると説明されることがあります。相手の人物像より、その状況のほうが手がかりだとされます。
遠くから見つめられていた
直接のやりとりがなく、視線だけがあった場面です。見られているという感覚が中心の夢として語られ、好意の有無は焦点になりません。
視線の主が誰だったか思い出せないことも多く、それで問題ありません。相手の輪郭がぼやけているほど、場面の側が題材だと説明されます。
断ったのに続いた
断ったのに近づいてくる場面が続いた場合、怖さとして記憶に残りやすいという点だけを押さえてください。追ってくる場面が強く残っている方は、追いかけられる夢の解説のほうが近い読み方になります。
自分も嫌ではなかった
向けられた好意を受け入れる気持ちがあった場合は、関係が進む場面として語られます。ただし、そこから現実の交際を読み取る説明は採りません。
相手の顔がはっきりしていた場合と、思い出せない場合

「顔をはっきり覚えている」という点は、この夢を調べる人がよく気にする部分です。ここでは三つに分けて扱います。
どの場合でも、実在の誰かに結びつけて考える必要はありません。
顔をはっきり覚えている
目が覚めても顔が思い浮かぶ、ということがあります。印象の強さは記憶の残り方の問題で、「運命の相手」「これから出会う人」といった読み方は採られていません。
顔の記憶は、日中に見た人物の断片が混ざって作られると説明されることが多いものです。
顔が思い出せない
相手がいたことは覚えているのに、顔が浮かばない場合です。夢としてはこちらのほうが一般的で、特別な意味は語られていません。
知っている人に似ていた気がする
誰かに似ていたような気がする、という状態もよくあります。似ていたという印象から実在の人物を特定する作業には進まないほうが安全です。
特定してしまうと、その人への接し方が夢に引きずられることになります。
知らない異性に好意を持たれる夢で怖さが残ったときの整え方

怖さが残ったときは、夢とは別に整えられることのほうを先に見ます。上の図は、控えたいこと2つと、整えられること3つを並べたものです。
怖さが残ること自体は、珍しいことではありません。
夢を根拠に実在の誰かを疑わない
夢の相手が誰かに似ていた気がしても、そこから実在の人物を疑う根拠にはなりません。疑いを持ったまま接すると、こちらの態度のほうが先に変わります。
夢を理由に外出や行動を変えない
予定を変えたり外出を控えたりしても、夢が示していたことの確認にはなりません。夢の内容から日付や場所を読み取ることはできません。
怖い夢が続くときに整えられること
寝る前に見る情報の量を減らす、部屋を暗くしすぎない、就寝前の時間をいつもと同じにする。こうした点は、夢の内容と関係なく整えられます。
眠りが浅い時期は夢を覚えていやすいと説明されています。覚えている回数が増えただけ、ということもあります。
実際につきまといや迷惑行為に心当たりがある場合
夢とは別に、実際に付きまとわれている、繰り返し連絡が来るといった心当たりがある場合は、そちらを独立した問題として扱ってください。警察相談専用電話 #9110 が相談の入口で、緊急のときは110番です。#9110 は通常の電話料金がかかり、受付時間は都道府県ごとに異なります(執筆時点)。
お住まいの自治体の相談窓口でも受け付けています。夢の解釈より、こちらのほうが先に効きます。
眠れない日が続くとき
眠れない日や、目が覚めたあとの動悸が続く場合は、医療機関で相談してください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
気になっているのに誰にも言いにくいときに

顔も知らない相手に好かれている夢を見たと話すと、のろけているように聞こえそうで言い出せない——この夢のあとに、そう感じる方がいます。うれしいのか落ち着かないのか、自分でもよく分からないままになりがちです。
夢の内容そのものを話題にできる相手は、案外いないものです。事情を知らない鑑定者になら、のろけと受け取られる心配なく最初から話せます。
ただし、夢に出てきた相手が誰なのかを言い当てられることはありません。運命の相手が分かる、といった使い方はできないものとしてお読みください。
電話占いヴェルニの場合、鑑定料は1分180円〜600円(税込)で占い師ごとに異なり、新規登録特典があります(内容・条件は公式サイトでご確認ください・執筆時点)。
知らない異性に好意を持たれる夢についてよくある質問
※本記事の夢の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|感じ方で読み分け、怖さが残るなら整える
知らない異性に好意を持たれる夢は、出会いや告白の予知としては扱われていません。ここが出発点です。
読み分けの手がかりは、夢の中で自分がどう感じたかという点です。うれしければ吉、怖ければ凶という対応づけはされていません。
怖さが残る場合は、意味を調べるより整えられることのほうが先に効きます。実際に付きまといなどの心当たりがあるなら、夢とは切り離して公的な窓口へ相談してください。