来月に大きな予定が入っている。だから月末になると「来月の運勢」を調べてしまう。
ところが、いくつか読み比べると書いてあることがそろわず、かえって落ち着かなくなる。そんな読み方をしたことがある方は多いはずです。
内容がそろわないのには理由があります。公開される時期が掲載元で違うことと、「来月」の期間がずれることの2つです。この記事では編集部が主要な月間占いの公開時期と期間の表記を確認したうえで、予定決めにどこまで使うかの線引きまで整理します。


一言でいうと、来月の運勢は「来月に入る前に読める月単位の占い」

来月の運勢とは、今いる月のうちに、次の月ぶんの流れをまとめて読める占いのことです。今月の運勢との違いは、読む時点ではまだその期間が始まっていないという一点にあります。
始まっていない期間を扱うため、書かれる内容は出来事ではなく傾向になります。また、いつ公開されるかによって、どこまでの情報が織り込まれているかも変わります。
今月の運勢は、すでに始まっている期間を扱うため、読者は自分の実感と照らし合わせながら読めます。来月の運勢にはその照らし合わせができません。
そのぶん、読んだ内容が頭に残りやすく、あとから起きた出来事をそこに当てはめてしまいやすい面もあります。読む前にこの性質を知っておくと、受け取り方が落ち着きます。
まずは、公開される時期から見ていきます。
来月の運勢が公開される時期は掲載元で違う|月末型・前月中旬型・通年型

来月の運勢がいつ読めるようになるかは、掲載しているサイトや雑誌によって違います。公開が早いものほど、直近の動きが反映されにくいという差につながります。
3つの型に分けて見ていきます。
月末型|月の終わりごろにまとめて公開される
今月の終わりに近づいてから、来月ぶんが公開される形です。多くの月間占いがこの形を取っています。
読める時期が遅いぶん、公開の直前まで内容を整えられます。月末に検索して見つかるのは、たいていこの型です。
月の終わりに一斉に更新されるため、月初に検索すると今月ぶんが表示され、来月ぶんはまだ出ていないことがあります。月が変わった直後に探して見つからないのはこのためです。
前月中旬型|月の半ばには翌月ぶんが読める
今月の半ばには来月ぶんが出ている形です。雑誌の発売日に合わせているものや、更新の周期が決まっているものがこれにあたります。
早く読める代わりに、公開から実際に来月が始まるまでに2週間以上あきます。読んだ内容を覚えているうちに月が変わらないため、読み返す前提で扱うほうが実際的です。
先に読んで予定を組みたい人には便利な型です。ただし、その間に自分の状況が変わることもあるので、月が変わってからもう一度開き直すと使いやすくなります。
通年型|1年ぶんが最初にまとめて公開されている
年の初めに12か月ぶんをまとめて掲載しておく形です。年間占いの中に月ごとの記述が含まれているものがこれにあたります。
いつでも読める代わりに、書かれた時点から時間が経っています。年の後半の月を読むときは、そのことを踏まえて受け取ってください。
この型は1年の流れをつかむのに向いています。細かい時期の目安まで求めるなら、月ごとに更新される型と併用するという使い方もできます。
「来月」が指す期間がずれるのはなぜ?カレンダーの月と暦の節目

公開時期のほかにもう一つ、読み比べたときに食い違う原因があります。「来月」の始まりをどこに置くかが、占いの種類によって違うためです。
数え方は大きく2通りです。
| 数え方 | 来月の始まり | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| カレンダーの月で数える | 翌月1日から末日まで | カレンダーどおりなので予定と対応させやすい |
| 暦の節目で数える | 月ごとに決まった節目の日から次の節目の前日まで | 月初の数日が前の月に含まれることがある |
暦の節目で数える形では、月の変わり目が1日ではありません。そのため、月初の数日について書かれている内容が、カレンダーで数える占いと食い違います。
読んでいる占いがどちらの数え方かを見分けるには、期間の表記を探すのがいちばん早い方法です。「◯月◯日〜◯月◯日」と日付で書かれていれば節目で数えている可能性が高く、「◯月の運勢」とだけあるならカレンダーの月であることが多くなります。
もう一つの見分け方は、使っている占術の名前です。暦を使う占術を掲げているものは節目で区切ることが多く、星座別と書かれているものはカレンダーの月に合わせていることが多くなります。
ずれるのは月初の数日です。月が変わってすぐの予定について読む場合だけ、この違いを気にすれば足ります。月半ば以降の予定なら、どちらの数え方でも同じ期間を指しています。
月運の区切りや、前半・後半の分け方については、当メディアの別記事で詳しく扱っています。
来月の運勢に書かれていること・書かれていないこと

読む前に、そこに何が書かれるものなのかを知っておくと、期待のずれが減ります。月単位の占いに出てくるのは傾向であって、出来事の断定ではありません。
| 項目 | 書かれること | 書かれないこと |
|---|---|---|
| 恋愛 | 人との関わり方の傾向、動きやすい時期の目安 | 誰といつ出会うかという特定 |
| 仕事 | 取り組みやすいことの傾向、注意が向きやすい分野 | 採用や評価の結果 |
| 金銭 | 支出が増えやすい傾向、見直しに向く時期の目安 | 金額や、投資判断の是非 |
| 健康 | 整えておくとよい生活の面 | 診断や病名にあたること |
生年月日を入れる形の占いでは、星座だけで見る場合より細かい区分になります。ただし、出てくるのが傾向である点は変わりません。
書かれない理由ははっきりしています。出来事や結果を断定すると、読んだ人がそれを前提に動いてしまうためです。月単位の占いは、選択肢を狭めるためのものではありません。
逆に、書かれていることのほうは行動に移しやすい形になっています。「連絡が増えやすい」と読んだなら、返信の時間を確保しておく、というように使えます。
生年月日から運勢を見る方法そのものは、当メディアの別記事にまとめています。
来月の運勢を予定決めに使うときの線引き

来月の運勢を予定決めに使うこと自体は問題ありません。ただし、決めてよいことと占いで決めないほうがよいことを分けておく必要があります。
2つに分けて見ていきます。
決める材料にしてよいこと
気持ちの準備がその代表です。忙しくなりそうだと読んだなら、予定を詰めすぎないでおく。人との関わりが増えそうだと読んだなら、連絡を返す時間を確保しておく。
優先順位の付け方もここに入ります。どれから手を付けるか迷っているときに、順番を決めるきっかけとして使う分には無理がありません。
占いで決めないほうがよいこと
受診や治療の判断、契約や手続きの可否、借入や投資といったお金の判断は、占いの外にあります。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
もう一つは、他人の予定を動かすことです。「来月は良くないから」と相手の都合まで変えると、根拠を共有できていない相手に負担がかかります。自分の予定の中で使ってください。
来月の運勢が良くないと出たときの受け取り方

思わしくない内容が出ても、予定していた行動を止める必要はありません。月単位の占いは、その月に何が起きるかを決めているものではないからです。
書かれているのは「注意が向きやすい分野」であることが多く、そこに気を配れば十分だと語られてきました。読んだあとに何もできなくなるなら、その読み方は自分に合っていません。
また、良くないと出た月にだけ他のサイトを探して読み直す、という読み方は混乱のもとになります。数え方も公開時期も違うものを並べることになるためです。
読み比べるより、1つに絞って続けて読むほうが変化に気づけます。同じ書き手の文章であれば、先月との違いが分かるからです。
1つに絞るときの選び方は、当たりそうかどうかではなく、読んで気持ちが落ち着くかどうかで決めて構いません。同じ内容でも、書き方によって受け取ったあとの気分が変わります。
それでも気になるときは、良くないと書かれた部分だけを書き出して、自分で対処できることかどうかを分けてみてください。対処できることなら準備の材料になり、できないことなら気にしても変わりません。
来月の運勢についてよくある質問
※本記事の運勢の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|公開時期の3つの型と、期間のずれを知っておく
来月の運勢は、来月が始まる前に読める月単位の占いです。公開される時期には、月末型・前月中旬型・通年型の3つがあり、早く読めるものほど直近の動きが反映されにくくなります。
「来月」が指す期間も一つではありません。カレンダーの1日から末日までで数える形と、暦の節目で数える形があり、後者では月初の数日が前の月に含まれます。読み比べて内容が食い違うのは、多くの場合これが原因です。
予定決めに使うなら、気持ちの準備と優先順位までにしてください。受診や契約、お金の判断、他人の予定を動かすことは占いの外にあります。
思わしくない内容が出ても、行動を止める必要はありません。読み比べるより、1つに絞って続けて読むほうが自分の変化に気づけます。
来月に控えた予定が気になって、月末になると同じ星座の運勢をいくつも読み比べてしまうときは、読む数を増やすより、気になっている予定を一つ挙げて話してみるほうが早く落ち着くことがあります。電話占いは、その一つに絞って聞ける相談先です。