射手座が何月生まれなのかを調べると、11月と12月にまたがった答えが返ってきます。とくに12月生まれの方は、射手座と言われることも山羊座と言われることもあって、判断がつきにくいはずです。
この記事では、西洋占星術と天文に詳しい当メディア編集部が、射手座の期間と12月の分かれ目、そしていて座の方向に銀河系の中心があるという話までを調べて整理しました。


【一言でいうと】射手座は11月23日ごろ〜12月21日ごろ生まれ

射手座は、11月23日ごろから12月21日ごろまでに生まれた人の星座です。誕生月で見ると、次のように分岐します。
11月23日ごろ以降の11月生まれと、12月前半生まれは射手座。12月後半生まれは山羊座に入る可能性が高くなります。分かれ目の詳細は次の見出しで扱います。
射手座の基本データ早見
射手座に割り当てられている値をまとめました。占星術で射手座を扱うときの前提になる情報です。
| 項目 | 射手座の値 |
|---|---|
| 誕生日の期間 | 11月23日ごろ〜12月21日ごろ |
| 黄道上の区間 | 黄経240度〜270度 |
| 支配星 | 木星 |
| エレメント | 火 |
| 3区分(クオリティ) | 柔軟宮 |
| 星座記号・英語名 | ♐/Sagittarius |
| 古典名 | 人馬宮(じんばきゅう) |
12月生まれは射手座?山羊座?

本記事で一番知りたい方が多いのはここでしょう。12月は2つの星座にまたがる月です。
12月21日ごろを境に射手座と山羊座に分かれる
12月1日から20日ごろまでに生まれた方は射手座です。12月23日以降に生まれた方は山羊座になります。
迷うのは12月21日と22日に生まれた方だけで、それ以外の日付は年にかかわらず決まります。
その境目は冬至のころにあたる
射手座と山羊座の境目は、太陽が黄経270度に到達する瞬間です。この瞬間は、そのまま冬至でもあります。
1年で最も昼が短い日として知られる冬至が、星座の切り替わりとも重なっているわけです。冬至の日付が年によって21日と22日で動くのと、星座の境目が動くのは同じ理由によります。
12月21日・22日生まれの調べ方
この2日に生まれた方は、生まれた年の冬至の時刻を調べ、その前後どちらかで判断します。国立天文台が毎年の冬至の時刻を公表しています。
出生時刻が分からない場合は、両方の星座の説明に目を通しておくのが現実的です。
11月生まれがすべて射手座になるわけではない
11月1日から22日ごろまでに生まれた方は蠍座です。射手座に入るのは、11月下旬の数日だけになります。
11月生まれは大半が蠍座、12月生まれは前半が射手座——このように覚えておくと、月から見当をつけやすくなります。
11月23日ごろの境目はどちらの星座になる?

射手座にはもう一方の境目もあります。11月下旬のほうの区切りについても見ておきましょう。
星座の区切りは太陽が黄経240度を通過する瞬間で決まる
射手座の始まりは黄経240度、終わりは黄経270度です。区切りに使われているのは日付ではなく、太陽がその角度に届いた瞬間そのものです。
この考え方は12星座すべてに共通しています。日付はあくまで、その瞬間を暦に置き換えた結果にすぎません。
黄経240度に届く時刻は年ごとに動く
暦の1年と地球の公転周期にはわずかな差があり、うるう年で埋め合わせています。そのぶん、太陽が同じ角度に届く時刻は年ごとに動きます。
この記事で日付に「ごろ」を付けているのは、そのためです。1日単位で断言している情報は目安として読んでください。
資料によって日付が1日ずれる理由
星座の期間を載せている表は、どこかの年の通過日を採用して作られています。基準にした年が違えば、載っている日付も1日変わります。
どちらかが誤っているわけではないので、境目に近い方は日付表記ではなく通過時刻で確認してください。
11月23日生まれの調べ方
11月23日は蠍座と射手座の境目にあたる日です。黄経240度の通過時刻との前後で決まるため、生まれた年と時刻での確認が必要になります。
誕生月で覚えるときの注意点
「射手座は12月」と覚えていると、12月後半生まれの方が取り違えます。逆に「11月」と覚えると、11月前半生まれの蠍座の方が混ざります。
射手座は11月下旬から12月前半、と月の前後まで含めて覚えるのが確実です。1つの月に収まらない星座は、この覚え方のほうが間違えません。
いて座の方向には銀河系の中心がある

ここは占いのメディアではあまり書かれていない話です。夜空のいて座がある方向は、天文学的にとても特別な場所にあたります。
天の川が最も濃く見えるのはいて座の方向
夏の夜に南の低い空を見ると、天の川がひときわ明るく太くなっている部分があります。そこがいて座のある方向です。
天の川は、私たちの銀河系を内側から横向きに眺めた姿です。星が密集して見えるのは、その方向に多くの星が重なっているためです。
そこに銀河系の中心があるとされること
いて座の方向には、私たちの銀河系の中心が位置しているとされています。地球からはおよそ2万6千光年離れた場所です。
中心そのものは濃い星間物質にさえぎられて可視光では見通せませんが、電波や赤外線での観測によって存在が確かめられています。
日本で「南斗六星」と呼ばれてきた並び
いて座の中心部には、ひしゃくの形に並ぶ6つの星があります。日本ではこれを南斗六星と呼んできました。
北の空の北斗七星と対をなす呼び名で、こちらは南の低い空に現れます。ひしゃくの形は北斗七星より小ぶりで星の数も1つ少なく、天の川の濃い部分に重なるため暗い場所ほど見つけやすくなります。西洋ではミルク・ディッパーと呼ばれることもあります。
見ごろは夏の南の低い空
いて座が観察しやすいのは、7月から9月ごろの宵の南の空です。地平線に近い位置に見えるため、南側が開けた場所を選ぶと探しやすくなります。
季節によって見える時間が変わる
いて座は夏に見やすい星座ですが、時間帯によって位置が大きく変わります。7月なら真夜中ごろ、9月なら日が暮れて早い時間に南の空へ来ます。
低い空にあるため、街明かりや山の稜線にさえぎられやすい星座でもあります。南側が開けた場所を選ぶかどうかで見え方がはっきり変わります。
射手座という名前の由来

射手座は、上半身が人で下半身が馬のケンタウロスが弓を引く姿として描かれています。この姿については、賢者として知られた存在が星座になったという物語が語られています。
神話は伝承のため、細部の異なる説も複数伝わっています。弓を引いているのが誰なのかという部分にも、複数の説が並んでいます。
星座の形として語られるもの
実際の星の並びは弓を引く姿には見えにくく、ひしゃくの形として説明されるのが一般的です。星座絵と実際の並びが一致しないのは、いて座に限った話ではありません。
星座絵は後から重ねられた図像で、星の配置そのものから描き起こされたものではないと説明されます。
古典名の人馬宮という呼び方
東アジアでは、射手座を人馬宮と呼んできました。人と馬という字が、そのまま姿を表しています。
由来から性格を導くような読み方は、占星術の手順には含まれていません。弓を引く姿だから的を絞る性格だ、という説明は星座の由来とは別の話です。
射手座の性格や相性が気になったら

この記事では期間と天文の話に絞りました。性格・恋愛・仕事の傾向や有名人については、射手座の性格を解説した記事で詳しく扱っています。
射手座か山羊座かを長いこと決めきれずにいるときは

12月生まれだと言うと、射手座と言われることも山羊座と言われることもある。自分がどちらの説明を読めばいいのか、長いこと決めきれずにきた——という方は珍しくありません。
12月は2つの星座にまたがる月で、しかも分かれ目は冬至の瞬間です。生まれた時刻まで含めて見てもらえば、太陽星座が確定するだけでなく、月や他の天体の位置まで分かります。電話占いヴェルニのようなサービスを選ぶ方もいます。
射手座の期間についてよくある質問
※本記事の星座の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
まとめ|射手座は冬至の直前までの区間の星座
射手座は11月23日ごろから12月21日ごろまで、黄経240度から270度までの区間にあたる星座でした。12月生まれが2つの星座に分かれるのは、区切りが冬至の瞬間に置かれているためです。
迷う必要があるのは12月21日・22日生まれの方だけで、それ以外の日付は年にかかわらず決まります。
性格として語られる内容が気になった方は、射手座の性格を解説した記事からどうぞ。