「相性が悪いと出たけれど、もう付き合っている」「サイトによって相性表が違う」——干支の相性を調べていると、答えが定まらずに疲れてしまうことがあります。用語も三合・支合・冲・六害・刑と多く、どれを優先して見ればいいのかも分かりにくいところです。
この記事では、順位を付けた採点ルールを先に開示したうえで、ランキング・12×12の一覧表・関係ごとの具体的な組み合わせ・流派による違い・付き合い方までを順にまとめました。12×12の全78通りは、複数の四柱推命の解説と暦の資料を突き合わせて1つずつ確認しました。


【一言でいうと】干支の相性は三合・支合が噛み合いやすく冲・六害・刑がすれ違いやすいとされる

干支の相性は、十二支を円環に並べたときの位置関係から語られてきました。三合・支合・方合は噛み合いやすい関係、冲・六害・刑・破はすれ違いやすい関係として伝えられています。
ただし、相性が良くないとされることは、その関係が続かないという意味ではありません。ずれが出やすい場所が先に分かる、という受け取り方が実情に合っています。
関係の名前と組み合わせの数の早見表
用語が多いので、まず全体の枠組みを押さえておきます。
| 関係名 | 組み合わせの数 | どう語られるか |
|---|---|---|
| 三合(さんごう) | 4組(各3支) | 互いにないものを補い合うとされる |
| 支合(しごう)=六合 | 6組 | 自然に噛み合うとされる |
| 方合(ほうごう) | 4組(各3支) | 同じ方向を向きやすいとされる |
| 冲(ちゅう) | 6組 | 進み方が正反対とされる |
| 六害(ろくがい) | 6組 | すれ違いが溜まりやすいとされる |
| 刑(けい) | 三刑3組+自刑4支 | 同じやり方を押し付け合いやすいとされる |
| 破(は) | 6組(4組とする流派もある) | 一時的に噛み合わなくなるとされる |
この記事の相性の見方
本記事が扱うのは、生まれ年の十二支だけを使う簡易な相性です。四柱推命では本来、日の干支を中心に相性を見ますが、生まれ年しか使わない見方は12分の1の粗さになります。
粗いからこそ手軽に引ける一方、細かい判断には向きません。この前提を先に置いたうえで読み進めてください。
相性が良くないと出ても関係が決まるわけではない
相性の結果は、関係の結末を予告するものではありません。伝統的な関係名が示すのは、噛み合い方に癖が出やすい場所です。
本記事では、すれ違いやすいとされる組み合わせを紹介する箇所に、必ず噛み合わせ方をひとつ添えています。相手を否定する材料としては使わないでください。
この記事のランキングの付け方

「相性ランキング」を名乗る記事は数多くありますが、順位をどう決めたのかを開示しているものはほとんどありません。根拠が見えないままでは、読者は結果を検証できません。
そこで本記事では、伝統的な7つの関係に点数を割り当て、機械的に合算する方法を採りました。配点は次のとおりです。
なお本記事は2人の組み合わせを扱うため、表に出てくる三合はすべて2支=半合にあたります。半合どうしの強弱は資料によって差があるので、本記事では一律+3として扱っています。
| 関係 | 点数 | 配点の理由 |
|---|---|---|
| 三合 | +3 | 補い合う関係として最も広く語られるため |
| 支合 | +3 | 自然に噛み合う関係として三合と並び扱われるため |
| 方合 | +2 | 同方向だが、採用しない流派があるため |
| 該当なし | 0 | 伝統的な関係のどれにも当たらないため |
| 破 | −1 | 一時的とされ、採用しない流派があるため |
| 六害 | −1 | 影響が穏やかと説明されることが多いため |
| 刑 | −2 | 冲に次いで強く語られるため |
| 冲 | −2 | 最も強く語られる関係のため |
点数の付け方と、複数の関係が重なる場合
ひとつの組み合わせが複数の関係に該当することがあります。その場合は該当するすべての点数を合算します。
たとえば丑と未は冲と刑の両方に当たるため、−2と−2で−4になります。逆に子と丑は支合と方合が重なり、+3と+2で+5です。
この点数で決められないこと
この配点は、伝統的な関係を機械的に集計した目安であり、当メディアが整理のために定めたものです。占術の定説として提示するものではありません。
また、良い関係と良くない関係が同時に成り立つ組み合わせがあり、点数だけでは扱いきれません。寅と亥、巳と申がその例で、後半の見出しで詳しく扱います。
干支の相性ランキング

先ほどの配点にしたがって、78通りの組み合わせを並べ替えました。点数が同じものは同順位として扱っています。
下位の行にも、噛み合わせ方をひとつずつ添えました。順位は避けるべき相手を示すものではありません。
噛み合いやすいとされる上位の組み合わせ
点数が+2以上になった25組です。三合と支合が重なる組み合わせが最上位に来ます。
| 順位 | 組み合わせ | 該当する関係 | 点数 | どう語られるか |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 子(ね)と丑(うし) | 支合・方合(亥子丑) | +5 | 自然に噛み合い、支え合いやすいと語られる |
| 1位 | 午(うま)と未(ひつじ) | 支合・方合(巳午未) | +5 | 自然に噛み合い、支え合いやすいと語られる |
| 3位 | 子(ね)と辰(たつ) | 三合(申子辰の水局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 子(ね)と申(さる) | 三合(申子辰の水局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 丑(うし)と巳(み) | 三合(巳酉丑の金局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 丑(うし)と酉(とり) | 三合(巳酉丑の金局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 寅(とら)と午(うま) | 三合(寅午戌の火局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 寅(とら)と戌(いぬ) | 三合(寅午戌の火局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 卯(う)と未(ひつじ) | 三合(亥卯未の木局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 卯(う)と戌(いぬ) | 支合 | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 卯(う)と亥(い) | 三合(亥卯未の木局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 辰(たつ)と申(さる) | 三合(申子辰の水局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 辰(たつ)と酉(とり) | 支合 | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 巳(み)と酉(とり) | 三合(巳酉丑の金局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 午(うま)と戌(いぬ) | 三合(寅午戌の火局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 3位 | 未(ひつじ)と亥(い) | 三合(亥卯未の木局) | +3 | 補い合う関係として語られることが多い |
| 17位 | 子(ね)と亥(い) | 方合(亥子丑) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 丑(うし)と亥(い) | 方合(亥子丑) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 寅(とら)と卯(う) | 方合(寅卯辰) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 寅(とら)と辰(たつ) | 方合(寅卯辰) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 寅(とら)と亥(い) | 支合・破 | +2 | 支合と破が重なり、扱いが流派で分かれる |
| 17位 | 巳(み)と午(うま) | 方合(巳午未) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 巳(み)と未(ひつじ) | 方合(巳午未) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 申(さる)と酉(とり) | 方合(申酉戌) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
| 17位 | 申(さる)と戌(いぬ) | 方合(申酉戌) | +2 | 同じ方向を向きやすいと語られる |
すれ違いやすいとされる下位の組み合わせ
点数がマイナスになった20組です。ここでの「注意の度合い」は、語られやすさの目安であって、関係の良し悪しの順位ではありません。
| 注意の度合い | 組み合わせ | 該当する関係 | 点数 | どう語られるか | 噛み合わせ方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 丑(うし)と未(ひつじ) | 冲・刑 | −4 | 最もすれ違いが語られやすい組み合わせ | 目的をすり合わせてから動き出す |
| 1位 | 寅(とら)と申(さる) | 冲・刑 | −4 | 最もすれ違いが語られやすい組み合わせ | 目的をすり合わせてから動き出す |
| 3位 | 寅(とら)と巳(み) | 六害・刑 | −3 | テンポと基準の両方でずれが出やすいとされる | 決め方と進め方を先に合意しておく |
| 3位 | 未(ひつじ)と戌(いぬ) | 刑・破 | −3 | テンポと基準の両方でずれが出やすいとされる | 決め方と進め方を先に合意しておく |
| 5位 | 子(ね)と卯(う) | 刑 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 子(ね)と午(うま) | 冲 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 丑(うし)と戌(いぬ) | 刑 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 卯(う)と酉(とり) | 冲 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 辰(たつ)と辰(たつ) | 自刑 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 辰(たつ)と戌(いぬ) | 冲 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 巳(み)と亥(い) | 冲 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 午(うま)と午(うま) | 自刑 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 酉(とり)と酉(とり) | 自刑 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 5位 | 亥(い)と亥(い) | 自刑 | −2 | 進み方や価値観の差が出やすいとされる | 同じやり方を求めず役割を分ける |
| 15位 | 子(ね)と未(ひつじ) | 六害 | −1 | 一時的に噛み合わなくなることがあるとされる | うまくいかない時期を一時的なものとして扱う |
| 15位 | 子(ね)と酉(とり) | 破 | −1 | 一時的に噛み合わなくなることがあるとされる | うまくいかない時期を一時的なものとして扱う |
| 15位 | 丑(うし)と辰(たつ) | 破 | −1 | 一時的に噛み合わなくなることがあるとされる | うまくいかない時期を一時的なものとして扱う |
| 15位 | 丑(うし)と午(うま) | 六害 | −1 | 一時的に噛み合わなくなることがあるとされる | うまくいかない時期を一時的なものとして扱う |
| 15位 | 卯(う)と午(うま) | 破 | −1 | 一時的に噛み合わなくなることがあるとされる | うまくいかない時期を一時的なものとして扱う |
| 15位 | 申(さる)と亥(い) | 六害 | −1 | 一時的に噛み合わなくなることがあるとされる | うまくいかない時期を一時的なものとして扱う |
干支の相性一覧表

自分と相手の組み合わせを直接引けるように、12×12の一覧を用意しました。行が自分の干支、列が相手の干支です。
評価記号ではなく関係名と点数を入れてあります。記号だけでは、なぜその評価なのかが読者に残らないためです。
| 自分\相手 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 子(ね) | — | 支合・方合 +5 | — | 刑 −2 | 三合 +3 | — | 冲 −2 | 六害 −1 | 三合 +3 | 破 −1 | — | 方合 +2 |
| 丑(うし) | 支合・方合 +5 | — | — | — | 破 −1 | 三合 +3 | 六害 −1 | 冲・刑 −4 | — | 三合 +3 | 刑 −2 | 方合 +2 |
| 寅(とら) | — | — | — | 方合 +2 | 方合 +2 | 六害・刑 −3 | 三合 +3 | — | 冲・刑 −4 | — | 三合 +3 | 支合・破 +2 |
| 卯(う) | 刑 −2 | — | 方合 +2 | — | 方合・六害 +1 | — | 破 −1 | 三合 +3 | — | 冲 −2 | 支合 +3 | 三合 +3 |
| 辰(たつ) | 三合 +3 | 破 −1 | 方合 +2 | 方合・六害 +1 | 自刑 −2 | — | — | — | 三合 +3 | 支合 +3 | 冲 −2 | — |
| 巳(み) | — | 三合 +3 | 六害・刑 −3 | — | — | — | 方合 +2 | 方合 +2 | 支合・刑・破 0 | 三合 +3 | — | 冲 −2 |
| 午(うま) | 冲 −2 | 六害 −1 | 三合 +3 | 破 −1 | — | 方合 +2 | 自刑 −2 | 支合・方合 +5 | — | — | 三合 +3 | — |
| 未(ひつじ) | 六害 −1 | 冲・刑 −4 | — | 三合 +3 | — | 方合 +2 | 支合・方合 +5 | — | — | — | 刑・破 −3 | 三合 +3 |
| 申(さる) | 三合 +3 | — | 冲・刑 −4 | — | 三合 +3 | 支合・刑・破 0 | — | — | — | 方合 +2 | 方合 +2 | 六害 −1 |
| 酉(とり) | 破 −1 | 三合 +3 | — | 冲 −2 | 支合 +3 | 三合 +3 | — | — | 方合 +2 | 自刑 −2 | 方合・六害 +1 | — |
| 戌(いぬ) | — | 刑 −2 | 三合 +3 | 支合 +3 | 冲 −2 | — | 三合 +3 | 刑・破 −3 | 方合 +2 | 方合・六害 +1 | — | — |
| 亥(い) | 方合 +2 | 方合 +2 | 支合・破 +2 | 三合 +3 | — | 冲 −2 | — | 三合 +3 | 六害 −1 | — | — | 自刑 −2 |
※この一覧は生まれ年の干支で見る簡易な目安です。1月1日から立春の前日までに生まれた方は、流派によって干支が1つ前になります。
表の見方と注意点(早生まれの人へ)
「—」は、伝統的な7つの関係のどれにも当たらないことを示します。78通りのうち30通りがこれにあたり、実は「関係なし」がいちばん多いという点は押さえておきたいところです。
内訳は、同じ支どうしで関係が設定されていないものが8通り、異なる支の組み合わせで関係が無いものが22通りです。上位25組・下位20組・卯辰と酉戌の+1が2組・巳申の0が1組を78から引いても、同じ30通りになります。
関係なしは相性が悪いという意味ではありません。伝統的な枠組みからは特に言うことがない、というだけの状態です。
相性が良いとされる関係|三合・支合・方合

噛み合いやすいとされる関係は3種類あります。いずれも十二支を円環に並べると幾何学的な形として見えるのが特徴です。
組み合わせを丸暗記するより、図の形で覚えるほうが早く定着します。
三合(4組)とその意味
三合は、円環上で正三角形を描く3つの支の組です。申子辰の水局、亥卯未の木局、寅午戌の火局、巳酉丑の金局の4組があります。
3つのうち2つだけが揃った場合は、作用が弱まると説明され、半会や半合と呼ばれます。三合の組み合わせを方合と取り違えた解説が実際に出回っているので、次のh3と見比べてください。
支合=六合(6組)とその意味
支合は、子丑の軸をはさんで折り返した位置にある2支の組です。子丑、寅亥、卯戌、辰酉、巳申、午未の6組があります。
六合という別名で書かれることもありますが、支合と六合は同じものです。冲の組み合わせを支合として載せている解説も見かけるため、ここは特に注意が必要です。
方合(4組)とその意味
方合は、円環上で隣り合う3つの支のまとまりです。寅卯辰が春・東、巳午未が夏・南、申酉戌が秋・西、亥子丑が冬・北にあたります。
季節と方位がそのまま対応しているので覚えやすい関係です。ただし相性の判断材料として方合を採用しない流派もあり、本記事では点数を+2に抑えています。
相性が良くないとされる関係|冲・六害・刑・破

すれ違いやすいとされる関係は4種類です。呼び名が資料によって揺れる部分があるため、組み合わせのほうを主にして覚えることをおすすめします。
それぞれ、どんなずれとして語られるのかも合わせて整理します。
冲(6組)とその意味
冲は、円環上で正反対、つまり7つ目に位置する支どうしの関係です。子午、丑未、寅申、卯酉、辰戌、巳亥の6組があります。
七冲と呼ばれることもあり、沖や衝と書かれる場合もありますが、いずれも同じものです。進み方が正反対とされるので、同じやり方を求めず役割を分けるのが噛み合わせ方になります。
六害(6組)とその導き出し方
六害は、子未、丑午、寅巳、卯辰、申亥、酉戌の6組です。この組み合わせは支合の相手と冲する支という2段階で導き出せます。
子を例にすると、子は丑と支合し、その丑と冲するのが未なので、子と未が六害になります。確認や共有の頻度を上げるとずれが溜まりにくい、という向き合い方が語られます。
刑・自刑とその意味
刑には、3つの支が絡む三刑と、同じ支どうしの自刑があります。三刑は寅巳申、丑戌未、子卯の3組で、自刑は辰・午・酉・亥の4支です。
三刑には無恩・恃勢・無礼といった呼称が付けられることがありますが、割り当てが資料によって入れ替わります。名称ではなく組み合わせで覚えてください。
破(採用しない流派もある関係)
破は、子酉、丑辰、寅亥、卯午、巳申、未戌の6組です。一時的に噛み合わなくなる関係として語られます。
ただし破を4組とする流派もあり、そもそも相性の判断に使わない立場もあります。うまくいかない時期を一時的なものとして扱う、という受け止め方が向いています。
サイトによって相性表が違うのはなぜか

複数のサイトを見比べると、同じ組み合わせなのに評価が食い違うことがあります。原因は主に、用語のゆれと、流派によって採用する関係が違うことの2つです。
整理してしまえば、矛盾に振り回されずに済みます。
呼び方が違うだけで同じもの/流派によって使わないもの
| 用語 | 別名・表記ゆれ | 扱いの違い |
|---|---|---|
| 支合 | 六合 | 呼び方が違うだけで同じもの |
| 冲 | 沖/衝/七冲/対冲 | いずれも同じ関係を指す |
| 三合 | 三合会局 | 2支だけの場合は半会・半合と呼ぶ |
| 方合 | 三会 | 相性の判断に採用しない流派がある |
| 破 | 支破 | 6組とする流派と4組とする流派がある |
| 三刑 | 無恩・恃勢・無礼 | 呼称の割り当てが資料によって入れ替わる |
| 自刑 | — | 同じ支どうし。三刑とは別に扱う |
良い関係と良くない関係が両方成り立つ組み合わせがある
もう一つ、単純に吉凶を言えない組み合わせが存在します。寅と亥は支合であり破でもあり、巳と申にいたっては支合・破・刑の3つが同時に当てはまります。
卯と辰、酉と戌も、方合と六害が重なる例です。こうした組み合わせは、良いとも良くないとも断定できません。あるサイトが良い側に、別のサイトが良くない側に載せているのは、多くの場合この重複が理由です。
相性が良くないと出たときの付き合い方

ここが本記事でいちばんお伝えしたい部分です。相性の結果は判定ではなく、噛み合わせ方を考えるための材料として使えます。
関係の種類ごとに、どこに手を打つと楽になるのかが変わってきます。
関係の種類ごとの付き合い方
| 関係 | 語られるずれ | 手の打ちどころ |
|---|---|---|
| 冲 | 価値観や進み方が正反対とされる | 同じやり方を求めず、役割と担当を分ける |
| 六害 | 小さなすれ違いが溜まりやすいとされる | 確認と共有の頻度を上げ、短く伝える |
| 刑 | 同じ進め方を押し付け合いやすいとされる | 手順や決め方を先に合意しておく |
| 自刑 | 同じ強みと同じ癖が重なるとされる | 指摘の言い方をあらかじめ決めておく |
| 破 | 一時的に噛み合わなくなるとされる | 間をおいて仕切り直し、時期のせいにする |
相性を「レッテル」にしないための考え方
干支は12分類しかないので、目の前の相手の中身とは無関係に当てはまってしまいます。「この人は冲だから」と先に決めてしまうと、相手を見る目のほうが曇ります。
使いどころは、実際にずれを感じたときに「どこがずれているのか」を言葉にする補助線としてです。順序を逆にしないことが、この占いを健全に使うコツになります。
恋愛・結婚・夫婦・親子・職場で相性の見方は変わるのか

同じ組み合わせでも、関係の種類によって使い道が変わります。大きな分かれ目は、相手を選べるかどうかです。
| 関係 | どこを見るとよいか | 注意点 |
|---|---|---|
| 恋愛 | 会話のテンポと決め方の違い | 相性を交際の可否の判断に使わない |
| 結婚・夫婦 | 生活の進め方と役割の分け方 | 結婚の可否を干支で決めない |
| 親子 | 期待のかけ方と伝え方 | 子どもの資質を決めつけない |
| 職場・上司部下 | 仕事の進め方と報告の頻度 | 配置や評価の根拠に使わない |
| 友人 | 距離の取り方と誘い方 | 合う合わないの断定に使わない |
選べる関係と選べない関係で使い方が変わる
恋愛や友人のように選べる関係では、相性は「知っておくと会話が楽になる情報」にとどまります。無理に当てはめる必要はありません。
一方、親子や職場のように選べない関係では、ずれの出どころが先に分かることが実務的に役立ちます。噛み合わせ方の項目をそのまま使ってみてください。
同じ干支同士の相性はどう見るか
同じ支どうしの組み合わせは、伝統的な関係のうち自刑にあたるものと、何にも当たらないものに分かれます。自刑にあたるのは辰・午・酉・亥の4つです。
同じ支どうしは強みも癖も似ているとされ、話が早い反面、同じところでつまずきやすいと説明されます。残りの8支については、そもそも特別な関係が設定されていません。
生まれ年の干支だけで相性は決まるのか

ここまで一覧と理論を並べてきましたが、最後に前提を確認しておきます。生まれ年の十二支だけを使う相性は、あくまで簡易な目安です。
四柱推命では本来、日の干支を中心に見るのが主流で、年・月・日・時の4つを組み合わせて読みます。生まれ年だけでは、同じ学年の人がすべて同じ結果になってしまいます。
もっと細かく見るならどうするか
細かく見たいなら、生年月日をすべて使う占術に進むのが順当です。四柱推命や算命学は、日の干支まで含めて命式を組み立てます。
また、名前を使う姓名判断や、天体の配置を使うホロスコープのように、まったく別の角度から相性を見る方法もあります。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
電話・チャットで相談する方法
一覧表で自分と相手の組み合わせを引いたあと、その関係を実際にどう扱えばよいかで止まってしまうことがあります。表は状況を教えてくれても、目の前の相手にどう伝えるかまでは書いていないためです。
表から一歩進んで、目の前の相手への伝え方まで一緒に考えたいときは、四柱推命を扱う鑑定士に頼るという手もあります。利用料金は1分200〜400円前後(税込・執筆時点=2026年7月)が目安で、在籍する鑑定士ごとに設定が異なります。
特典の条件や料金は改定されることがあります。申し込みの前に、公式サイトで最新の内容をご確認ください。
干支の相性についてよくある質問
※本記事の干支の相性の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
まとめ:干支の相性は「関係を良くするヒント」として使う
本記事の順位は、三合と支合を+3、方合を+2、破と六害を−1、刑と冲を−2として合算した目安です。根拠を開示しているので、気になる組み合わせはご自分で検算できます。
組み合わせは円環の形で決まっており、三合は正三角形、支合は折り返し、方合は隣り合う3支、冲は正反対にあたります。六害は支合の相手と冲する支という2段階で導けます。
サイトによって表が違うのは、流派の差と用語のゆれ、そして寅亥のように良い関係と良くない関係が重なる組み合わせがあるためです。順位は避けるべき相手を示すものではなく、噛み合わせ方を考えるための材料として使ってください。