「面白い占いない?」と検索してみたものの、出てくるのは占術の名前がずらりと並んだ一覧ばかりで、結局どれをやればいいのか決まらない——そんなところで止まってしまう方は多いようです。占いの知識がないほど、名前だけ並べられても選べません。
選べない理由ははっきりしています。「面白い」と一口に言っても、求めているものが3方向に分かれるからです。この記事では、その3方向を先に切り分けたうえで、人数と道具の有無から選べる形に並べ直します。


面白い占いには3つの方向がある

同じ「面白い占い」を探していても、期待している面白さは人によって違います。ここがずれていると、評判のよい占いをやっても物足りなく感じます。
まず自分がどれを求めているかを決めてから、あとの章を読み進めてみてください。
結果が意外で面白いもの
自分では思ってもみなかった一面を言われるのが面白い、という方向です。性格や隠れた傾向を言葉にするタイプの占いが向いています。
一人で静かに読むときにも成立するので、休憩時間の暇つぶしにも合います。
その場が盛り上がって面白いもの
結果の中身より、みんなで見せ合って笑える時間そのものが目的という方向です。短時間で結果が出て、共有しやすいものが向いています。
この方向を求めているときに、じっくり読み解くタイプの占いを持ち出すと場が止まってしまいます。
占い方そのものが珍しくて面白いもの
結果よりも、やり方の物珍しさに惹かれる方向です。石を引く、振り子を揺らす、飲みものの模様を見るといった、見慣れない手つきが楽しさになります。
道具が必要なものが多いので、事前の準備ができる場面に向いています。
道具がいらない面白い占い

まずは何も用意せずにその場で始められるものからです。手ぶらで成立するかどうかは、実際にやるかやらないかを大きく左右します。
ここで挙げるものは、身体や名前、生まれた日など、すでに手元にある材料だけで進められます。
手のひらの線を見るもの
手相は、手のひらに現れる線や丘の形から傾向を読むとされる占いです。相手の手を見ながら話せるので、会話が自然に続きます。
親指の形や指の長さだけを見る簡易なやり方も知られていて、線を覚えていなくても入口になります。
名前の字画で見るもの
姓名判断は、名前の漢字の画数を組み合わせて読むとされる方法です。紙とペンがなくても、画数さえ数えられれば成立します。
自分の名前だけでなく、好きな作品の登場人物の名前で試す遊び方も広く行われています。
誕生日の数字を足して見るもの
生年月日の数字を一桁になるまで足し、その数字に割り当てられた意味を読む方法です。計算が単純なので、その場で全員分を出せます。
数秘術と呼ばれる系統で、足し方の作法にはいくつかの流儀があると説明されています。
生まれた曜日や時間で見るもの
生まれた曜日に性質を当てはめる考え方や、生まれた時刻を使う読み方も紹介されています。曜日は調べればすぐ分かるので、話題として扱いやすい材料です。
ただし時刻まで使うものは、正確な出生時刻が分からないと成立しません。
道具を使う珍しい占い

ここからは、珍しさそのものを楽しみたい方向けです。手つきや道具の見た目が場の空気を作ってくれるので、初めての人ほど印象に残ります。
いずれも「そういう方法があると語られている」範囲で紹介します。やり方の細かな作法は、それぞれの解説書や専門の記事をご覧ください。
ルーンの石を引くもの
ルーンは、文字を刻んだ小さな石や木片を袋から引いて読む方法です。引く動作が短く、出た形を見せ合えるので場に向いています。
北ヨーロッパで使われてきた文字が元になっていると説明されていますが、起源の年代には諸説があります。
オラクルカードを使うもの
オラクルカードは、絵と短い言葉が書かれたカードを引く方法です。カードごとに枚数も題材も自由に作られており、種類の多さそのものが楽しさになります。
意味を暗記していなくても、カードに添えられた言葉をそのまま読めば成立するのが入りやすい点です。
コインやサイコロで易を立てるもの
易は、コインを投げたりサイコロを振ったりして出た形から卦を組み立てる方法です。手元の小銭だけで始められるという意味では、道具のハードルは高くありません。
出た卦を読むには一覧が必要になるため、結果を調べる時間を見込んでおくと進めやすくなります。
振り子を使うもの
糸におもりを付けて揺れを見る方法は、ペンデュラムやダウジングと呼ばれています。動きが目に見えるので、見ている人にも伝わりやすいのが特徴です。
はい・いいえで答えられる問いにしか使えないため、聞きたいことを先に整理しておく必要があります。
飲みものに残った模様を見るもの
紅茶やコーヒーを飲んだあとに残った葉や粉の形を読む方法も、古くから紹介されてきました。ティーカップ1つで成立するので、喫茶の場面に馴染みます。
模様の見立てには決まった正解がないため、その場にいる人で言い合うのが楽しみ方とされています。
何人かで一緒に楽しめる占い

友達とやりたい場合は、占術名より先に人数と道具の有無で絞るのが早道です。下の表で、いまの状況に近い行を探してみてください。
人数が増えるほど、一人あたりの待ち時間が短いものを選ぶと場が途切れません。
| 人数 | 何もいらない | 紙とペンがある | カードや道具がある |
|---|---|---|---|
| 一人 | 手のひらの線を見る/生まれた曜日で見る | 誕生日の数字を足す/名前の画数を数える | カードを1枚引く/振り子で答えを見る |
| 二人 | お互いの手のひらを見せ合う | 二人分の数字を出して並べる | 相性を見る並べ方でカードを引く |
| 3人以上 | 順番に手のひらを見ていく | 全員分の画数を書き出して比べる | 一枚引きを順番に回す/ルーンを回す |
二人でやる相性系
二人なら、お互いの結果を並べて比べる形が自然です。生年月日や名前を使うものは、その場で両方分を出せるので手間がかかりません。
相性の結果は、良い悪いの判定ではなく、違いのある部分を話す材料として扱うと後味がよくなります。
3人以上で順番に回す一枚引き
人数が増えたときに扱いやすいのが、カードを1枚だけ引く形式です。一人あたりの時間が短く、全員に順番が回ります。
読む人を固定せず、引いた本人が絵を見て感じたことを話す形にすると、知識がなくても成立します。
お題を決めてから引く遊び方
「今週いちばん頑張ることは」「次の休みの過ごし方は」のように、先にお題を決めてから引くと、結果が具体的になって盛り上がります。
お題は全員共通にしておくと、結果を比べる楽しみが生まれます。
人の結果を扱うときの約束ごと
人数が増えるほど、誰かの結果がその場の話題として一人歩きしやすくなります。出た内容をその場の外に持ち出さないことを、始める前に一言決めておいてください。
本人が笑っていない話題は、その時点で切り上げるのが安全です。
「何人にモテている」「周りからどう思われている」系の設問はどう読むか

無料の占いには、「あなたを気になっている人は何人」「周囲からどう思われている」といった設問がよく見られます。数字や他人の評価が出るぶん、印象に残りやすい形式です。
この種のものは、結果の作られ方を知っておくと、面白がりつつも真に受けすぎずに済みます。
こうした設問がどう作られているか
入力した生年月日や選んだ回答から、あらかじめ用意された文章のどれかが選ばれる仕組みが一般的です。人数のような数字も、その分岐に割り当てられた値として出てきます。
実在する誰かを調べた結果ではありません。占う側が読んだのは、あくまで入力した本人の情報だけです。
数字が出ると本当らしく感じてしまう理由
「3人います」のように具体的な数字が示されると、根拠のある集計に見えてしまいます。数字は文章より断定的に読めるためです。
実際には、その数字が何を数えたものかは示されていないことがほとんどです。
どこまでを遊びとして受け取るか
気持ちが軽くなる範囲で受け取るなら問題ありません。逆に、結果を根拠に特定の誰かを疑ったり、関係を詰めたりし始めたら、そこが線引きの地点です。
他人の感情は、その人に聞く以外に確かめる方法がないと考えておいてください。
面白い占いを楽しむときに気をつけたいこと

最後に、遊びとして楽しむための線引きを整理します。遊びの占いと相談の占いは、同じ言葉で呼ばれていても道具としての役割が違います。
使い分けを決めておくと、どちらも安心して使えます。
重い悩みには使わない
短時間で結果が出る遊びの占いは、話を広げる材料としてはよくできています。一方で、進路や健康、お金のように取り返しのつきにくい判断の材料には向きません。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
無料と書かれていても確認したいこと
無料と表示されていても、途中から会員登録が必要になったり、続きが有料になったりする形式があります。始める前に、どこまでが無料かの表記を確かめてください。
金額や条件が書かれていない場合は、そこで止めておくのが無難です。
人の結果を勝手に広めない
その場で出た誰かの結果は、本人のものです。写真を撮って別の場所に流すと、遊びだったものが本人にとっての出来事に変わります。
共有していいかどうかは、必ず本人に確かめてください。
結果で人を判断しない
占いの結果を根拠に、誰かの性格を決めつけたり、付き合い方を変えたりするのは避けてください。占いが示すのは、その人と話すきっかけであって評価ではありません。
高額な鑑定や開運グッズの購入を強くすすめられて困ったときは、消費者ホットライン「188」(局番なし)で最寄りの消費生活センターに相談できます。
面白い占いのよくある質問
※本記事の占いの解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ
面白い占いを選ぶときは、まず自分が求めている面白さを決めてください。結果の意外さか、その場の盛り上がりか、やり方の珍しさかで、向いている占いは変わります。
方向が決まったら、次は人数と道具の有無で絞ります。この2段階で、占術名を知らなくても候補は数個まで減ります。
そして、遊びの占いと相談の占いは分けて使ってください。楽しさは楽しさのまま置いておくほうが、後味よく終われます。