この記事は、すでにお母さまを見送られた方に向けて書いています。まだご存命のお母さまが亡くなる夢を見た方は、当メディアの母親が死ぬ夢の意味のほうをご覧ください。
亡くなった母が夢に出てきた朝は、意味を知りたい気持ちと、そっとしておきたい気持ちが同時に来ます。本記事は答えを決めつけず、母の様子を手がかりとしてお渡しするだけにとどめます。


【一言でいうと】亡くなった母の夢は、意味を決めつけるより「母がどんな様子だったか」を手がかりに自分の受け取り方を確かめるものとして語られる

夢占いの解説では、亡くなった方が出てくる夢について、いくつかの読み方が語られています。ただ、それらはどれも確かめられる話ではありません。
本記事は、語られている読み方を紹介したうえで、必ず「そう決めつけなくてよい」と添えます。あなたがすでに持っている受け取り方を、この記事が上書きすることはありません。
この記事の要点
- 亡くなった母の夢は「母の様子」「夢の中でしたこと」「目覚めたときの気持ち」で振り返る
- 語られている読み方は紹介するが、意味を一つに決めない
- 悲しみが長く続いてつらいときの相談先も載せている
供養や霊の話は本記事では扱いません
供養が足りない、成仏していない、といった話は一切扱いません。そうした語り口で不安をあおる書き方を、当メディアはしないと決めています。
霊という概念そのものの解説も本記事では扱いません。関心のある方は守護霊とは何かをご覧ください。
亡くなった母の夢を読む手がかり

思い出す順番は上の図のとおりです。母の様子、夢の中でしたこと、目が覚めたときの気持ち、という並びになります。
思い出せないものがあっても構いません。覚えている断片が1つあれば、それで十分です。
①母はどんな様子だったか
笑っていたか、何も言わなかったか、表情がなかったか。この夢を調べる方の多くが、まずここを思い出しています。
語られている読み方はこのあとの「【母の様子別】笑っていた・無言だった・無表情だった・元気な姿だった」でまとめます。
②夢の中で何をしたか
話をしたか、触れたか、ただ見ていただけだったか。場面によって残るものが変わります。
何もできなかった、という形も少なくありません。
③目が覚めたときどんな気持ちだったか
ここがいちばん大切かもしれません。夢の意味より、目が覚めたときに何を感じたかのほうが、あなたにとっての答えに近いと考えています。
穏やかだったのなら、そのまま受け取っていただいて構いません。
【母の様子別】笑っていた・無言だった・無表情だった・元気な姿だった

ここが本記事の中心です。上の図には、語られている読み方と、そう決めつけなくてよいという但し書きを並べて置きました。
近いものを選んで読んでみてください。
笑っていた夢
穏やかな表情の夢は、安心を残す形として語られます。肯定の合図として受け止める解説が多く見られます。
ただ、笑っていたから安心してよいと決める必要もありません。あなたが安心できたなら、それがこの夢の役目だったということです。
何も言わなかった夢
無言のまま出てくる夢は、報告のとても多い形です。伝えきれなかった言葉が残っている状態として語られることがあります。
ただ、母が何かを言えずにいる、と読む必要はありません。夢の中では言葉のない場面のほうが自然に起こる、という説明もあります。
表情がなかった夢
無表情だった夢を「後悔のあらわれ」と言い切る解説がありますが、本記事ではその読み方を採りません。
表情が思い出せないだけということも多くあります。顔の細部は、夢の中でもっとも曖昧になりやすい部分だとされます。
元気だった頃の姿だった夢
病を得る前の姿で出てくる夢は、記憶の中の元気な時期が呼び出されている状態として語られます。
その時期の写真を見た日や、当時のことを話した日の前後に見やすい、という説明もあります。
病気の頃の姿だった夢
最後の時期の姿が出てくる夢は、見たあとにつらさが残りやすい形です。その時期の記憶が、まだ整理の途中にあるためと説明されます。
この夢を見たこと自体を、自分の至らなさとして受け取らないでください。
夢の中で母と何をしたか

場面を覚えている方は、こちらも振り返ってみてください。ここでも「わざわざ伝えに来た」と断定はしません。
どの場面にも、いくつかの読み方が並んでいます。
母と話をした夢
会話があった夢は、内容を覚えているかどうかで印象が変わります。言葉が思い出せない、という形もよくあります。
内容を思い出せたなら、その言葉をどう受け取るかは、あなたが決めて構いません。
触れた・抱きしめられた夢
手の感触や体温が残る夢は、安心が強く残る形として語られます。目が覚めたあとも余韻が続きやすい型です。
感触が鮮明でも、それだけで夢の意味が特別になるわけではないとされます。
一緒に食事をした夢
食卓の場面は、生活の記憶が呼び出されている状態として語られます。実家の台所や、決まった席が出てくることが多い形です。
何を食べたかまで覚えている場合は、その料理にまつわる記憶を思い返してみてください。
言い争いになった夢
母と口論する場面が出てくることもあります。伝えられなかった思いが形をとった状態として語られますが、責める夢として読む必要はありません。
親との言い争いそのものの読み方は、別の記事のほうが詳しく整理されています。本記事では場面に触れるだけにとどめます。
何もできずに見ていた夢
動けないまま母を見ている夢は、無力感が残りやすい形です。夢の中で体が動かないのは、よく起こることとされます。
できなかったことを、現実の自分の姿勢と結びつけないでください。
「会いに来た」という受け止め方をどう扱うか

亡くなった方が夢に出てくることを「会いに来てくれた」と受け止める方は、とても多くいらっしゃいます。本記事は、その受け止め方を否定しません。
同時に、事実として断定することもしません。どちらとも確かめられないからです。
そう受け止めている人が多いこと
この言い方は、夢占いの解説だけでなく、日常の会話の中でも広く使われています。長く受け継がれてきた受け止め方の一つです。
そう思うことで気持ちが落ち着くのであれば、そのままで構いません。
別の説明として語られること
一方で、記憶の整理という説明も知られています。強く残っている人ほど夢に出てきやすい、という考え方です。
どちらの説明も、相手を大切に思っている事実とは矛盾しません。
どちらで受け取ってもよいということ
この記事が決めるべきことではない、というのが本記事の立場です。すでに持っている受け取り方があるなら、それを変える必要はありません。
迷っている場合も、無理にどちらかに決めなくて構いません。
夢に出てきてくれないことが気になるとき

「出てこないのは悔いがないからだ」という言い方を、どこかで目にした方もいると思います。この言い回しは広く流通しています。
ただ、本記事はそれを事実としては書きません。そう言われても寂しさが消えるわけではないからです。
この言い回しが広く語られていること
穏やかに送り出せた証だ、という文脈で使われることが多い言い方です。人を慰めるために生まれた表現とも考えられます。
納得できるならそれで構いませんし、納得できなくても構いません。
そう言われても寂しさは消えないこと
会いたいと思っているのに出てきてくれない。その寂しさは、説明で埋まるものではありません。
ここは無理に片づけなくてよい部分です。
出てこないことに理由を求めなくてよいということ
夢に出てくるかどうかは、こちらで選べるものではありません。出てこないことを、関係の薄さや自分の落ち度として読む必要はまったくありません。
思い出したいときは、写真や手紙のように、自分で手に取れるもののほうが確かです。
母の夢を繰り返し見るとき・悲しみが続くとき

ここは意味の話ではなく、日々の過ごし方の話です。回数を数えるより、日中の調子のほうを見てください。
つらさが続いているときの行き先も、あわせて書いておきます。
頻繁に・毎日のように見る場合
思い出す時間が増えている時期には、同じ人の夢が続くことがあると説明されています。命日や記念日の前後などです。
繰り返し見ること自体を、良くない兆しとして読む必要はありません。
見たあと一日気持ちが戻らない場合
夢のあと、その日ずっと沈んだままになることがあります。動かせる予定があれば、後ろにずらしてください。
早く前を向くべきだ、という考え方を本記事は勧めません。急がなくて構いません。
眠りが浅い日が続いている場合
眠れない状態や気分の落ち込みが長く続くときは、かかりつけ医や自治体のこころの健康相談窓口に相談してよい事柄です。遺族が集まって話す場を設けている団体もあります。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
母のことを話せる相手が思い当たらないときに

母の夢を見た朝に、その話を誰にすればいいのか分からないまま、いつもどおりの支度をしている。家族はもう十分に泣いたはずで、いまさら蒸し返す気にもなれない。そういう朝があります。
身内に話せば相手にも同じ重さが戻ってしまう、と考えて口をつぐむ方は少なくありません。事情を知らない相手にだけ話せることもあり、その相手として電話占いを選ぶ方もいます。
亡くなった母の夢についてよくある質問
※本記事の夢の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|亡くなった母の夢は、あなたがどう受け取ったかを大切にしてよい
母の様子、夢の中でしたこと、目が覚めたときの気持ち。振り返る順番はこの3つですが、答えを一つに決める必要はありません。
笑っていた夢も、無言だった夢も、語られている読み方はあります。ただ、それはあくまで人が語ってきたことで、あなたの受け取り方より優先されるものではありません。
眠れない日や気分の落ち込みが続くときは、夢の意味を調べるより先に、相談窓口や医療機関を頼ってください。人が亡くなる夢そのものについては、当メディアの人が死ぬ夢の意味にまとめています。