「日本でいちばん多い誕生日は9月下旬にあるらしい」という話題を見かけて、自分の誕生日は何番目なのだろうと気になった方も多いと思います。一方で、誕生日ランキングという言葉には運勢の順位という意味もあり、検索結果には両方が混ざって出てきます。
この記事では、まず2つの意味を切り分けたうえで、公的統計で数えられている人数の順位と、占いで語られる順位のそれぞれを扱います。統計の数値については出典を示し、最新の数字を自分で確かめる手順まで案内します。


誕生日ランキングには「人数の順位」と「運勢の順位」の2つがある

先に道を分けておきます。人数の多さを知りたい方は次の章から、運勢の順位が気になっている方は後半の章から読んでいただくのが早道です。
この2つは、数えているものも出どころもまったく違います。混ざったまま読むと、統計の順位を運勢の良し悪しのように受け取ってしまうことがあります。
この記事の要点
- 人数の順位は、公的統計で数えられた事実
- 運勢の順位は、占術ごとの解釈で入れ替わる
- 統計の順位は集計年によって変動する
- どちらの順位も、その人の価値を示すものではない
この記事が扱わないこと
生まれた日ごとの性格の傾向や、その年の運勢の内容はここでは扱いません。性格については当メディアの誕生日占いでわかることが、年ごとの内容については2026年の誕生日占いが担当しています。
暦の上での吉日を順位づけた話とも別物です。そちらは2026年の開運日ランキングで扱っています。
日本で誕生日が多い日・少ない日

人数の順位は、厚生労働省が実施している人口動態調査の出生に関する統計から集計されます。この統計をもとにした報道では、9月下旬に上位が集中する傾向が紹介されています。
ただし何日が何位かという具体的な順位は集計年で入れ替わります。編集部として集計年と統計表を特定できた数値がないため、本記事では順位の数値を挙げず、自分で確かめる手順(後述)だけを案内します。
反対にもっとも少ないのは2月29日です。うるう年にしか来ない日なので、366日の中で最下位になるのは仕組み上の当然の結果といえます。
うるう日を除くと下位に来る日
2月29日を除いて数えた場合、下位に並びやすいのは年末年始です。ここでも具体的な順位は集計年によって動くため、数値は挙げません。
年始と年末が揃って下位に来るのは、後の章で触れるように出産の時期が調整されやすいためだと指摘されています。
順位は集計年によって入れ替わる
ここは必ず押さえておきたい点です。人口動態調査は毎年集計されるため、年が変われば順位も変わります。9月下旬が上位に来る傾向は安定していますが、何位が何日かという細部は動きます。
最新の数字を確かめたい場合は、政府統計の総合窓口(e-Stat)で公開されている人口動態調査の統計表に直接あたるのが確実です。まとめ記事の数字は、集計年が明示されていないまま孫引きされていることが少なくありません。
出典
この章で触れた傾向は、厚生労働省「人口動態調査」の出生に関する集計に基づくものです。統計表そのものは政府統計の総合窓口(e-Stat)で公開されており、人口動態調査のページ(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?toukei=00450011)から年次を選んで参照できます。
当メディアは、集計年と統計表を特定できない人数や順位の数値をこの記事に記載していません。順位の数字を挙げている記事を読むときは、集計年が書かれているかを確かめてください。
多い日・少ない日が生まれる理由

順位そのものより面白いのは、なぜ特定の時期に偏るのかという部分です。指摘されている要因を4つに整理しました。
いずれも傾向として語られているもので、断定できる因果ではありません。
出産予定日の前後で調整が入る
出産の日取りは、医療機関の体制や家族の都合をふまえて前後することがあります。この調整が積み重なると、特定の日に集まったり避けられたりする偏りが生まれると指摘されています。
個々の事情はさまざまなので、当メディアでは出産時期や医療行為の是非については扱いません。
年末年始や大型連休が避けられやすい
元日や大晦日が下位に来るのは、この時期に医療機関が休診・縮小体制になることが背景にあると説明されています。年末年始をまたぐ日程が選ばれにくい、という傾向です。
同じ理由から、連休に重なる日も相対的に少なくなると言われます。
うるう日は4年に1度しか来ない
2月29日が最下位なのは、単純に日付が存在する年が4分の1しかないためです。1日あたりの出生数が少ないという話ではありません。
この点を押さえておくと、うるう日生まれの順位を気にする必要がないことが分かります。
学年の区切りを意識する場合がある
4月2日から翌年4月1日までが同じ学年になる制度のため、この境目を意識する家庭があると指摘されています。3月末と4月初旬で扱いが変わることが、時期の選び方に影響するという説明です。
これも傾向として語られるもので、統計上どれだけ効いているかを断定することはできません。
自分の誕生日の順位を調べる方法

まとめ記事の孫引きではなく、元データにあたるほうが確実で早いです。手順は4段階です。
公開されている統計表を開くだけなので、特別な知識は要りません。
1政府統計の総合窓口(e-Stat)を開く
政府が公開している統計を横断的に探せるサイトです。ここから人口動態調査を探します。
2人口動態調査の出生に関する統計表を選ぶ
調査名で絞り込み、出生に関する統計表の一覧を開きます。年次ごとに公開されています。
3出生の月日別に集計された表を探す
月日別に人数が並んだ表を選びます。表の題名に集計年が入っているので、いつの数字かを必ず確認してください。
4自分の誕生日の行を見る
日付の行を探して人数を確認します。前後の日と比べると、自分の誕生日が多い側か少ない側かがつかめます。
元データにあたる利点
集計年がはっきりするので、いつの順位を見ているのかが分かります。SNSで流れてくる順位が何年のものか特定できない、という状態から抜けられます。
年をまたいで見比べると、順位がどの程度動くのかも実感できます。
占いの「誕生日ランキング」は何を根拠にしているのか

ここからは、もう一方の意味です。占いの文脈で語られる誕生日の順位は、使っている占術によってまるごと入れ替わります。統計のように一つの正解があるわけではありません。
順位を作る側の事情を知っておくと、受け取り方が変わります。
使う体系が違えば順位も違う
生まれた日の数字を還元して並べる数秘術の考え方、生まれ年の本命星から並べる九星気学の考え方、太陽星座で並べる西洋占星術の考え方、サイトが独自に用意したタイプ表。順位の出し方はこれだけ分かれています。
そのため、A社で上位だった誕生日がB社では下位、ということが普通に起こります。
順位に何を反映させるかも決まっていない
金運を軸に並べるのか、恋愛運を軸にするのか、総合と称して複数を混ぜるのか。ここも作り手が決めています。混ぜ方が違えば、当然順位も変わります。
統計のように数えたものではないため、順位どうしを比べても意味を持ちません。
順位が低くても、それは枠の中の位置にすぎない
はっきり書いておきます。占いの順位で下のほうに置かれても、それはその占術の枠組みの中での位置であって、その人の状況を示すものではありません。
別の体系で並べ直せば、同じ誕生日が上位に来ます。当メディアでは、特定の誕生日を不運なものとして扱う書き方はしません。
順位を見たあとの受け止め方

統計と占い、どちらの順位を見た場合でも、共通して押さえておきたい点があります。順位はその人の価値や見通しを示すものではないということです。
3つに分けて整理します。
人数の順位は性質と関係がない
同じ日に生まれた人が多いか少ないかは、その人がどんな人かとは無関係です。少ない日に生まれたことを特別視する説明を見かけることもありますが、統計上の人数からそこまでは読み取れません。
雑学として楽しむのが、この順位のいちばん健全な使い方です。
運勢の順位は毎年もサイトごとも入れ替わる
順位が固定されているわけではないので、今年下位だった誕生日が来年は上位、ということが起こります。1つの結果を長く引きずる必要はありません。
気になる場合は、複数のサイトを見るより、納得できる1つを決めて定点で見るほうが落ち着きます。
順位を理由に急かされたら距離を取ってよい
順位が低いことを示したうえで、今すぐ対処しないと取り返しがつかないという趣旨で高額な鑑定へ誘導する作りには注意してください。順位は急いで対処すべき種類の情報ではありません。
医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
誕生日ランキングについてよくある質問
順位より、自分の状況そのものが気になって調べ続けているときは

誕生日の順位を確かめているうちに、いつのまにか「自分は恵まれていないのではないか」という気持ちのほうが大きくなっていることがあります。順位を調べるだけなら、ここまで検索は続かないはずです。
順位を集めるより、今の状況そのものを言葉にして誰かに聞いてもらうほうが、気持ちの置き所が見つかることがあります。
相談先の選び方は、当メディアの電話占いのおすすめと選び方にまとめています。
※本記事の占いの順位に関する解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。
まとめ|人数の順位は統計の事実、運勢の順位は占術ごとの解釈
誕生日ランキングという言葉には2つの意味があります。人数の順位は厚生労働省の人口動態調査で数えられた事実で、9月下旬に上位が集中し、2月29日や年末年始が下位に来やすいことが知られています。
ただし何日が何位かは集計年によって動きます。本記事では集計年を特定できない順位の数値を挙げていないので、順位そのものを知りたい場合は政府統計の総合窓口で公開されている統計表を自分で開いて確かめてください。9月下旬に集中する背景には、出産日の調整や年末年始の体制といった要因が指摘されています。
もう一方の運勢の順位は、使う占術によって入れ替わります。下位に置かれても、それはその枠組みの中の位置にすぎません。どちらの順位も、その人の価値を示すものではないという前提で、参考の一つとして眺めてみてください。
干支どうしの相性を順位で見る話は、当メディアの干支の相性ランキングで扱っています。