山羊座がいつからいつまでなのかを調べると、12月と1月にまたがった期間が出てきて戸惑うことがあります。年末年始に生まれた方ほど、自分がどちらの扱いなのかが分かりにくいはずです。
この記事では、西洋占星術と天文に詳しい当メディア編集部が、山羊座の期間と境目の決まり方、そして南回帰線が「やぎ座の回帰線」と呼ばれる理由までを調べて整理しました。


【一言でいうと】山羊座は12月22日ごろ〜1月19日ごろ生まれ

山羊座は、12月22日ごろから1月19日ごろまでに生まれた人の星座です。期間が年をまたぐため、12月生まれと1月生まれの両方が同じ星座に入ります。
「ごろ」と書いているのは、境目の日が年によって前後するためです。固定の日付で言い切っている情報は目安として受け取ってください。
山羊座の基本データ早見
山羊座に割り当てられている値をまとめました。占星術で山羊座を扱うときの前提になる情報です。
| 項目 | 山羊座の値 |
|---|---|
| 誕生日の期間 | 12月22日ごろ〜1月19日ごろ |
| 黄道上の区間 | 黄経270度〜300度 |
| 支配星 | 土星 |
| エレメント | 地 |
| 3区分(クオリティ) | 活動宮 |
| 星座記号・英語名 | ♑/Capricorn |
| 古典名 | 磨羯宮(まかつきゅう) |
12星座で唯一、年をまたぐ星座

ほかの11星座は、期間が1つの年の中に収まります。山羊座だけが12月と1月にまたがるため、いくつか固有の事情が生まれます。
12月生まれと1月生まれが同じ星座になる
12月25日生まれの人と1月10日生まれの人は、誕生月が違っても同じ山羊座です。星座は月ではなく太陽の位置で区切られているためです。
「何月生まれの星座か」という聞き方だと、山羊座だけは答えが2つになります。この点が、他の星座にはない混乱のもとになっています。
年末年始と重なることで起きる実感
山羊座の期間は、クリスマスから正月休みまでとほぼ重なります。誕生日が行事に埋もれやすい、まとめて祝われがち、という話は当事者からよく聞かれます。
星座の解説とは直接関係ありませんが、期間を知ると腑に落ちる部分ではあります。
「12月なのに冬の星座ではないの?」という混乱の整理
占星術の星座(サイン)と、夜空で見える天文の星座は別のものです。誕生日の頃に自分の星座が夜空に見えるとは限りません。
山羊座が実際に見やすいのは夏の終わりから秋にかけての宵で、12月の夜空ではありません。理由は後半の探し方の見出しで説明します。
12月22日ごろ・1月19日ごろ生まれはどちらになる?

ここが期間を調べる方の一番の関心事です。境目の決まり方から順に見ていきます。
星座の区切りは太陽が黄経270度を通過する瞬間で決まる
占星術のサインは、太陽の通り道である黄道を30度ずつ12に分けた区分です。山羊座はそのうち黄経270度から300度までの区間にあたります。
そして、山羊座の始まりにあたる黄経270度の通過は、そのまま冬至の瞬間でもあります。日付ではなく瞬間で決まっているのが、境目のずれの正体です。
山羊座の始まりが12月21日になる年もある
地球が太陽を1周する時間は、暦の1年とぴったり同じではありません。この差を4年に1度のうるう年で調整しているため、同じ現象が起きる時刻が年ごとに数時間ずれます。
結果として、山羊座の始まりが12月21日になる年も12月22日になる年もあります。日付を固定して書けない理由はここにあります。
12月22日・1月19日生まれの調べ方
境目の日に生まれた場合は、生まれた年と時刻を使って太陽の位置を算出すると確定します。出生時刻は母子手帳の出生記録に残っていることが多いとされます。
時刻が分からない場合は、前後どちらの星座も候補として押さえておくと安心です。判定のしかたは星座が誕生日でどう決まるかを解説した記事もあわせてご覧ください。
資料によって日付が1日ずれている理由
期間を載せている表は、どこかの年の通過日を基準に作られています。基準年が違えば、載っている日付も1日変わります。
どちらの表が誤りというわけではありません。境目に近い誕生日の方は、表の日付ではなく通過時刻で確認してください。
南回帰線が「Tropic of Capricorn」と呼ばれる理由

ここは占いのメディアではあまり書かれていない話です。地図の南半球に引かれている南回帰線は、英語でTropic of Capricorn、つまり「やぎ座の回帰線」と呼ばれています。
山羊座の始まりは冬至点にあたる
先ほど触れたとおり、黄経270度の通過は冬至の瞬間です。この点を冬至点と呼びます。
冬至の日、太陽は南緯およそ23.4度の真上を通ります。この緯度の線が南回帰線です。
用語が定着した当時は冬至の日に太陽がやぎ座の領域にあった
この呼び名が定まった古代には、冬至点が実際に夜空のやぎ座の方向にありました。太陽が真上に来る線に、その星座の名前が付けられたわけです。
地名にも使われる「回帰線」という言葉に、星座の名前が入っている理由はここにあります。
いまは歳差によって冬至点がいて座の領域に移っている
地球の自転軸はゆっくり首振り運動をしており、これを歳差と呼びます。その影響で、冬至点は長い時間をかけて少しずつ移動してきました。
現在の冬至点は、いて座の領域にあります。それでも南回帰線の名前は当時のまま残っている、というのがこの用語の背景です。
回帰線という言葉が指すもの
回帰線は、太陽が真上を通る限界の緯度にあたります。この線より高緯度では、1年を通じて太陽が真上に来ることはありません。
南北の回帰線に挟まれた帯が、いわゆる熱帯にあたります。英語のtropicという語自体、この線の名前に由来しています。
北回帰線=Tropic of Cancerと対になっている
同じ構図が北半球にもあります。夏至点にあたるのは蟹座の始まりで、北回帰線は英語でTropic of Cancerと呼ばれます。
2つの回帰線は、夏至と冬至の太陽の位置に対応した対の名前です。蟹座については蟹座という星座を解説した記事もどうぞ。
山羊座がヤギに魚の尾を持つ姿で描かれる由来

山羊座は、上半身がヤギで下半身が魚という姿で描かれることが多い星座です。星座絵を見て不思議に思った方も多いはずです。
この姿については、牧神が慌てて別の姿に変わろうとしたところ、途中で変化が止まってしまったという物語として語られています。伝承のため、細部の異なる説も伝わっています。
古典名の磨羯宮という呼び方
東アジアでは、山羊座を磨羯宮と呼んできました。magaraという語に由来する海の生き物を指すと語られており、魚の尾を持つ姿と対応しています。
占星術の古い文献では、この古典名で書かれていることがあります。名前の由来から性格を導くような読み方は、占星術の手順には含まれていません。
神話が伝える細部には幅がある
牧神が姿を変えようとした場面の説明は、資料によって細かい違いがあります。上半身が残った理由も、逃げる途中だったからという説明と、水に入った部分だけ変わったという説明の両方が伝わっています。
どれが正しいというより、長い時間のなかで語り継がれるうちに枝分かれしたものと受け取るのが自然です。
夜空で山羊座を探すには

山羊座は、明るい星に乏しく見つけにくい星座とされています。ここでは探し方の目安をまとめます。
見ごろの季節
山羊座が観察しやすいのは、夏の終わりから秋にかけての宵の南の空です。周囲に目印になる明るい星が少ないため、いて座やみずがめ座の位置から見当をつけるのが定番とされています。
星座の形は、横に長い逆三角形として説明されることが多くあります。
誕生月に自分の星座が見えないのはなぜか
山羊座生まれの人が12月や1月に山羊座を探しても、夜空には見つかりません。その時期、太陽が山羊座の方向にあるからです。
誕生日の頃、自分の星座は太陽と同じ方向にあるため昼の空にあります。これは12星座すべてに共通する仕組みで、山羊座に限った話ではありません。
形が分かりにくい星座とされる
山羊座には1等星がなく、目立つ星の並びも多くありません。星座の形を確かめるには、暗い場所と多少の慣れが必要になります。
星座早見盤やアプリで位置を確認してから探すほうが確実です。周囲のいて座やみずがめ座から順にたどる方法もよく使われます。
山羊座の性格や運勢が気になったら

この記事では期間と由来、天文の話に絞りました。性格として語られる内容や運勢の読み方は、別の記事で扱っています。
年末年始生まれで、自分がどちらの扱いか分からないときは

年末年始に生まれたせいで、子どものころから誕生日が行事に紛れてきた。おまけに星座を調べても12月と1月にまたがっていて、自分がどちらの扱いなのかはっきりしない——という方は少なくありません。
境目の日に生まれた場合、太陽星座は生まれた年と時刻まで見ないと確定しないことがあります。時刻を含めて見てもらえば、太陽星座だけでなく月や他の天体の位置まで分かります。電話占いヴェルニのようなサービスを選ぶ方もいます。
山羊座の期間についてよくある質問
※本記事の星座の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
まとめ|山羊座は冬至から始まる区間の星座
山羊座は12月22日ごろから1月19日ごろまで、黄経270度から300度までの区間にあたる星座でした。始まりが冬至点と重なるため、南回帰線にやぎ座の名前が残っています。
境目は太陽の通過する瞬間で決まるので、年によって前後します。12月22日・1月19日生まれの方は、生まれた年と時刻での確認をおすすめします。
性格として語られる内容や相性が気になった方は、山羊座という星座を解説した記事からどうぞ。