獅子座の性格を調べていると、「プライドが高い」「目立ちたがり」という言葉に何度もぶつかります。自分が獅子座の人にとっては心外で、身近に獅子座がいる人にとっては扱い方が分からず困る、そんな言葉です。
この記事では、西洋占星術に詳しい当メディア編集部が、獅子座の性格として語られることを長所と課題の両面から整理し、その描写がどの属性から導かれているのかまで調べました。レッテルを鵜呑みにも否定にもせず、成り立ちから理解できる形にまとめています。


【一言でいうと】獅子座の性格はどう語られる?

獅子座は、自分が良いと思ったあり方を隠さずに表に出し、それを長く保ち続けると語られる星座です。その姿が外から見たときに、堂々としている、あるいは譲らない、と両方向に受け取られます。
獅子座の描写はすべて「自分を表現し、それを貫く」という一点から派生していると押さえておくと、この先の説明がつながりやすくなります。
獅子座の属性早見
まず、獅子座に割り当てられている属性を確認しておきます。性格として語られる内容は、この属性の組み合わせから導かれています。
| 項目 | 獅子座の値 |
|---|---|
| 誕生日の期間 | 7月23日ごろ〜8月22日ごろ |
| 支配星 | 太陽 |
| エレメント | 火 |
| 3区分(クオリティ) | 不動宮 |
| 2区分 | 陽 |
| 星座記号・英語名 | ♌/Leo |
※誕生日の期間は年によって数時間から1日ほど前後します。境目の日に生まれた方は後半のよくある質問もご覧ください。
獅子座の性格として語られること

ここでは、獅子座の性格として一般に語られる内容を、長所の側と課題の側に分けて並べます。どちらも同じ性質の別の見え方なので、片方だけを取り出さないのが読み方のコツです。
気前のよさとして語られる面
気前がよく、自分が持っているものを人に分け与えると語られます。おごる・貸す・手を貸すといった場面で出やすい面です。
また、場にいるだけで空気を明るいほうへ動かすとも言われます。集まりの中心にいることを苦にしない、という説明のされ方をします。
いちど引き受けたことを最後までやり抜くと語られるのも、長所として挙げられる代表的な面です。面倒を見た相手を長く気にかける、という描写もここに連なります。
方針を変えにくい面として語られること
いちど決めた方針を変えにくく見える、という点がよく挙げられます。ただしこれは、決めたものを保ち続ける性質が外から見えたときの姿だと説明されます。
注目が集まらない状況で張り合いを失いやすい、という描写もあります。自分を表現することが動機になっている分、受け取り手がいない場面では力が入りにくい、という筋道です。
人前での指摘を強く受け止めやすい、とも語られます。ここは後半で「実は繊細」として扱われる部分と重なります。
獅子座が大切にしていると語られる価値観
獅子座は、自分がどうありたいかという基準を自分の内側に置いていると語られます。他人の評価に合わせて基準を作り替えることを好まない、という説明です。
そのため、正しさよりも「自分がそれを誇れるか」で判断していると描かれることがあります。この点を知らずに接すると、単なる意地に見えることがあります。
「プライドが高い」「目立ちたがり」と言われるのはなぜ?

ここが本記事の中心です。獅子座に貼られやすいこの2つのレッテルは、実は属性から説明できます。
火のエレメント×不動宮という配置から説明できること
火のエレメントは、外から促されるより自分から動きだす方向を持つとされます。地・風・水と比べたとき、起点が自分の側にあるのが特徴です。
一方の不動宮は、いちど始まったものを保ち続ける区分とされます。活動宮が始め、柔軟宮が広げるのに対し、不動宮は持続を担う位置づけです。
火と不動宮が重なると「自分が良いと思ったあり方を、自分から出して、保ち続ける」という組み合わせになります。獅子座の描写の多くはここから派生しています。
自分を表現する力と、譲らないように見える面は表裏
自分の基準を外に出し続けることは、うまくいっているときには堂々とした態度に見えます。同じ振る舞いが、方針が対立している場面では譲らない態度に見えます。
つまり「誇り高い」と「頑固」は、別々の性質ではなく、同じ配置が置かれた状況によって別の名前で呼ばれているだけだと整理できます。
この見方をすると、獅子座を持ち上げる必要も、我慢して合わせる必要もなくなります。どちらの場面なのかを見分ければよい、という話に変わるからです。
「獅子座だから」で片づけないための前提
星座の描写は、その星座に生まれた人の性格を言い当てるものではありません。誕生日から読み取れるのは太陽の位置だけであり、一人の人物はもっと多くの要素の重なりでできているとされます。
「獅子座だからプライドが高い」という言い方は、この前提を飛ばしています。属性から導かれる傾向の話と、目の前の個人の話は分けて扱うのが安全です。
支配星が太陽であることの意味

獅子座の描写を語るうえで欠かせないのが、支配星が太陽だという点です。ここを掘ると、なぜ「自分を表に出す」という描写になるのかが見えてきます。
12星座で太陽を支配星とするのは獅子座だけ
伝統的な支配星の対応では、獅子座に太陽、蟹座に月が割り当てられています。太陽と月はそれぞれ1つのサインだけを受け持ち、残りの10サインを5つの惑星が2つずつ受け持つ形でした。
つまり太陽を単独で受け持つのは獅子座だけで、月を単独で受け持つ蟹座と対になる位置にあります。この特別さが、獅子座の描写の強さにつながっていると説明されます。
占星術で太陽が象徴するとされるもの
ここからは占星術上の解釈です。天文学的な事実としては、太陽は太陽系の中心にある恒星で、自ら光を出しています。
この事実に対して、占星術では太陽を「その人自身」「自己の表現」を示す天体として読むとされています。ホロスコープで太陽の位置を最初に見るのも、この考え方によるものです。
天文の事実と、そこに重ねられた解釈は別のものです。混ぜて語られることが多いので、読むときは分けて受け取ると誤解が減ります。
そこから「自分を表に出す」という描写が導かれている
中心にあって自ら光を出すものが割り当てられている、という構図から、獅子座には「隠さずに出す」という描写が導かれます。反射して光る月を支配星とする蟹座が、受け止める側として描かれるのと対照的です。
目立ちたがりという言葉は、この描写を短く言い換えたものだと考えると腑に落ちます。注目を集めたいという動機ではなく、隠す動機を持ちにくい、という説明のほうが原型に近いといえます。
火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)の中での獅子座

同じ火のエレメントでも、3区分が違えば動き方が変わると説明されます。3つを並べると、獅子座の輪郭がはっきりします。
| 星座 | 3区分 | 火の使い方 | 語られやすい振る舞い |
|---|---|---|---|
| 牡羊座 | 活動宮 | 火をつける | 思いついた瞬間に動きだすと語られます |
| 獅子座 | 不動宮 | 火を保ち続ける | 決めたあり方を長く維持すると語られます |
| 射手座 | 柔軟宮 | 火を広げる | 枠の外へ関心を伸ばしていくと語られます |
同じ火でも、始めるのか、保つのか、広げるのかで印象が変わります。獅子座の「保ち続ける」は、火の3星座のなかで最も持続に寄った位置づけとされています。
「実は繊細」と語られるのはどういうこと

獅子座の解説では、堂々とした描写と並んで「実は繊細」という言葉がよく登場します。ただ、この言葉が何を指しているのかまで書かれていることは多くありません。
周囲の反応をよく見ていると語られる
自分を表に出す以上、受け取られ方が返ってきます。獅子座はその反応を細かく見ていると語られ、これが繊細さとして表現されます。
打たれ弱いという意味ではなく、出した分だけ返りが見えている状態という説明のほうが実態に近いとされます。表現する側にいる人が共通して抱える面ともいえます。
人前での指摘がこたえやすいと語られる理由
同じ指摘でも、二人のときと大勢の前とでは受け止め方が変わると語られます。自分のあり方を出している場で否定が入ると、内容より場のほうが強く残るためです。
これは獅子座に限った話ではありませんが、表に出す量が多い分だけ機会も増える、という筋道で説明されます。
獅子座男性と獅子座女性で説明が違うのはなぜ

検索すると「獅子座 男性」「獅子座 女性」で書かれている内容がかなり違って見えます。ただし、占星術では性別によって属性が変わるとはされていません。
同じ属性についての説明に、その社会で男性・女性に期待される振る舞いの言葉が乗るため、別物のように見えるというのが実際のところです。
「リーダーシップ」と「気位が高い」は同じ描写
たとえば「自分の基準を通す」という同じ描写が、男性向けの解説では「リーダーシップがある」、女性向けの解説では「気位が高い」と書かれることがあります。指している中身は同じです。
そのため、自分の性別で書かれた記事だけを読むと、獅子座の像が歪みます。両方読んで、共通して出てくる部分を取るのが実用的です。
この扱いは当メディアの12星座の記事すべてで統一しています。性別で性格が分かれるという書き方はしていません。
相手が獅子座のときの接し方

ここは、身近に獅子座がいる方向けの内容です。ただし「褒めれば動く」という操作の話としては書きません。相互の配慮として整理します。
否定を伝えるとき
方針そのものを否定する形にすると、内容ではなくあり方への否定として受け取られやすいと語られます。「その部分だけ」と範囲を区切って伝えると通りやすくなります。
これは獅子座を特別扱いする話ではなく、範囲を区切って伝えるほうが誰にとっても分かりやすい、という一般的な配慮でもあります。
人前での指摘を避けるという配慮
指摘の中身が同じでも、場を変えるだけで受け取られ方が変わるとされます。二人で話せる場に移してから伝える、というだけで済むことがあります。
逆に、うまくいったことは人がいる場で言うと届きやすいと語られます。順序を入れ替えるだけの調整です。
頼るとき
獅子座は頼られることを負担と受け取りにくいと語られます。遠回しにせず、何をしてほしいのかを具体的に言うほうが伝わるとされます。
ただし、これも傾向の話です。目の前の相手が疲れているときは、星座に関係なく別の相手を頼るほうが適切です。
太陽以外の天体もあわせて読む

ここまで読んで「自分は獅子座だけど当てはまらない」と感じた方もいるはずです。それは自然なことで、誕生日から分かるのは太陽の位置だけだからです。
支配星の太陽と、月とで見ている場所が違う
生まれた時刻まで分かれば、月がどのサインにいたのかも算出できます。獅子座の支配星である太陽が表に出す側を受け持つのに対し、月のほうは疲れたときの戻り先を示すとされます。
太陽星座がしっくりこない人ほど、月星座を見ると腑に落ちる場合があると語られます。詳しくは月星座の意味と調べ方を解説した記事をご覧ください。
水星や金星まで含めると解像度が上がる
ホロスコープでは、太陽・月のほかに水星や金星などの位置もあわせて読みます。獅子座らしさが太陽の1点から語られている以上、他の天体を足すほど描写は個別になっていきます。
星座の話が窮屈に感じるときは、要素を増やすと解像度が上がります。相性が気になる方は、獅子座と相性のいい星座をまとめた記事もあわせてご覧ください。
上司や恋人の獅子座を、記事の描写だけでは掴みきれないとき
職場の上司が獅子座で、どのサイトにも「褒めればうまくいく」と書いてあるのに、そういうことではない気がする。その違和感を誰にも説明できないまま、毎日その人と向き合っている——という状態は珍しくありません。
星座の解説が書けるのは傾向までで、その人が何に誇りを置いているかまでは書かれていません。関係の経緯を話したうえで見てもらう、という選択肢もあります。電話占いヴェルニのようなサービスを選ぶ方もいます。
獅子座の性格についてよくある質問
※本記事の星座の解釈は伝統的な解釈・心理的な観点に基づく一般的な傾向であり、科学的に効果や的中を保証するものではありません。参考の一つとしてお読みください。医療・法律・お金に関わる重大な判断は、占いではなく各分野の専門家にご相談ください。
まとめ|獅子座の性格は属性から読み解ける
獅子座の性格として語られることは、火のエレメント・不動宮・支配星の太陽という3つの属性から導かれていました。「プライドが高い」も「目立ちたがり」も、自分を表現して保ち続ける性質の別の見え方です。
レッテルを受け取るのではなく、どういう配置から出てきた言葉なのかを知っておくと、当事者としても第三者としても扱いやすくなります。決めつけの道具にしないことが、星座を長く楽しむコツです。
恋愛傾向や仕事観、相性や有名人まで含めた獅子座の全体像は、獅子座という星座を解説した記事もあわせてご覧ください。